アメリカ政府の財産である旧式の小銃や拳銃(第一次世界大戦から第二次大戦ぐらいの時代のものです。)が放出される場合、やはりお値段はレプリカの定価より安くなっているのでしょうか?
アメリカの方はあれこれビジネスが発達しているのでこちらと違い軍事的にかなりの旧式なら直ぐに民間に流れていそうなイメージがあり質問させていただきたいのです。
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市場での在庫が豊富なら低価格になりますし、希少であれば高額になります。
銃は状態によって価格が異なるため同じモデルでも価格差がありますが、相場から大きく乖離することは少ないといえます。
大戦中の銃器、例えばM1ガーランドや1911ピストルは複数メーカーによって異なる数量が製造されましたが、どのメーカーがどの時期に製造したかによって希少性に差があり、価格に反映されることがあります。
今年四月にはフィリピン政府から86,000丁のM1ガーランドがアメリカに返還されましたが、アメリカまでの輸送コストがかかっている割には意外とリーズナブルな価格(700~1500ドル前後)で放出されました。
放出時に状態の悪い銃はストックを新品に取り換えたり、パーツを交換するなどして改修後に放出されることがありますが、この場合、中古価格よりも新品価格かそれ以上に価格が設定されることがありますし、当時のマウントやスコープなど、アクセサリーやクリーニングキットなど付属品もセットで販売されることがあります。
いずれにしても、パーツのシリアルナンバーが揃っていたり、当時の状態を維持しているものは高価値になるのは中古銃として一般的なことで、全体を見るとほぼ相場相当が多いといえます。