私は小説を書いていて、キャラクターの一人にリボルバーを持たせています。当然、弾を持たせなければいけないのですが、どのように弾を持ち運べばいいのでしょうか。
弾をむき出しのままポッケなどに入れると危険だと思うのですが?
リボルバーの予備弾を所持する方法はいくつかありますが、実践的な方法の一つは、スピード・ローダーを使用することでしょう。
スピードローダー
スピードローダーとは素早く弾を装填するための道具ですが、リボルバー用のスピードローダーは銃に応じた弾を5~8発保持し、全ての弾を一度に交換できます。
使い方は次の通り。
- リボルバーのシリンダーを開き、エジェクター・ロッドを押して空薬莢を排出。
- 弾が保持されたスピードローダーをシリンダーに差し込む。
- 差し込むと同時にローダー後部の摘みを操作してロックを解除。
- シリンダーを元に戻して完了。
ローダーによってロックの解除方法が異なり、摘みを回転させるか、ローダをシリンダーに向かって押すことでロックが解除され弾が装填されます。
スピードローダーはポケットに入れて持ち運んで構いませんが、ベルト装着型の専用ケースや、ショルダーホルスターに収納して持ち運ばれるのが一般的です。
フルムーンクリップとハーフムーンクリップ
また、スピードローダーとは使用目的が異なりますが、フルムーン(満月)クリップ / ハーフムーン(半月)クリップ/というものがあります。
これは薄い鉄板を切って作られた弾を保持するためのもので、ピストル弾もリボルバーで使用可能になります。※対応するシリンダーでのみ使用可。

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フルムーンクリップは専用ホルスターに収納されるのが一般的ですが、競技用の「ムーンクリップ・サーバー」を使用すると素早いリロードが可能です。常に同じ場所からクリップを取り出すのため、どこから取り出すか迷わずに一定の動作で射撃を継続できます。
スピード・ストリップ
リボルバー用クリップにはスピードストリップという製品があります。
これは弾を縦に保持する構造で、二発ずつシリンダーに装填することが可能です。
ポケットにそのまま入れても感触で弾の方向が分かるため、扱いやすいメリットがあります。

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弾はそのまま携帯しない方が良い
弾を裸のまま所持することは、センターファイアー・カートリッジ(雷管が円の中心にある弾)であればそれほど危険ではありません。.22LRのようなリムファイアー・カートリッジは比較的に衝撃に弱いので避けた方が無難でしょう。
直接ポケットに入れるのは安全上問題無いとしても、必要なときに取り出し難いので、スピードローダーやクリップなどを使用するのが安全面も実践上もベストです。