ピストル

コルト1911の人気があるのは.45口径神話の影響?

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faq_qコルト1911ピストルについて質問があります

  • コルト1911ピストルは設計後100年がたった今でもDet-1といったアメリカ海兵隊特殊部隊やロサンゼルス市警SWATチームがクローンモデルを制式採用し使用しており、大変素晴らしい銃であるとは思いますが、ここまで使われ続ける理由は銃の性能というよりもアメリカが持つ「45口径神話」が大きいと思いますがどう思われますでしょうか?
  • 先日、ブローニングHPについての質問をした際にご教授頂きましたがまだ少し腑に落ちない点があります(ポルさんの説明が悪いという訳ではありません)。それは「銃を撃たなければならない」という極限の精神状況下でマニュアルセイフティーを外すという「一手間」をする余裕があるのか?という事です。いわゆる銃撃戦に突入する時にセーフティを外す余裕やそんな動作をしている時間なんて存在するのか? という疑問がどうしても拭えません。多くの軍や公的機関が使用している銃もDA/SAやグロックのようなタイプですし。いざという時は「引き金を引くだけでOK」の方が圧倒的に有利な気がします。

 

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1911人気は45口径神話の影響?

コルトSAA Photo via bckinsey.com

アメリカでは西部開拓時代から歴史的文化的に45口径に人気があり、市場には他の口径では見られないファン層が存在します。しかし、.45口径を信奉しているから1911を購入していることを示す統計が存在しているわけではないため、事実がどうであるかは推測になります。

ヨーロッパでは9mmが主流のため.45口径はポピュラーではありませんが、.45ACPは弾頭質量が大きく亜音速のためサプレッサーとの相性が良く、特殊部隊などで採用されることもあります。

1911が好まれる理由に「歴史的背景」も影響していると考えられますが、1911には銃としての信頼性と射撃性能の高さが人気の高さの大きな要素となっていると思われます。

私は45口径を信奉していないにも関わらずアメリカでキンバーの1911を購入しましたが、設計の完成度の高さを改めて実感した経験がありました。

1911は部品点数が少ないため故障も少ない、クリーニングが容易、スライド式シングルアクショントリガーの切れが良い、コックアンドロックで携帯が可能、フレームが薄いシングルスタックでグリップフィーリングが良い、弾薬やパーツの入手が容易、カスタマイズの自由度が高い・・・等々、多くの利点があります。

また実射においても環境に左右されずに作動し命中精度が高いのは、.45口径の弾道学的パフォーマンス以上に価値があると思われます。

 

セーフティを外す余裕やそんな動作をしている時間なんて存在するの?

Photo via raptorweaponssystems.com

セイフティ解除はホルスターから銃が抜かれて銃口がターゲットに向く流れの中で行われるため、セイフティ解除に追加の時間は必要ありません。

もし追加の時間が必要なのであれば、それはトレーニング不足か、セイフティのデザイン上の問題なのか、別の不具合が問題なのか、問題点を把握して改善が必要です。

1911の場合、ホルスターの銃に手を掛けグリップした時点で親指がサムセイフティに掛かり、マズルがホルスターから抜けて前方方向へ角度が付いた時点でセイフティ解除されるのが理想です。その理由は、射線上に自分の身体が無いことと、ターゲットの距離が近い場合は腰の位置で撃つ必要があるためです。(射撃競技では、シューターによっては銃を前へ突き出す寸前に解除することもあります)

その後、セイフティに掛けた親指はそのままセイフティの上に掛けたまま撃つか、または滑らせてセイフティの下に置くかは個人の好みによります。米国の警察が発行するトレーニングマニュアルの多くには、サムセイフティに親指を掛ける撃ち方を推奨していることが多いのですが、これはジェフ・クーパーの影響かもしれません。

 

いざという時は「引き金を引くだけでOK」の方が圧倒的に有利?

Photo via gungenius.com

かつて法執行機関においてSIGやグロックを好んで採用した理由の一つが、マニュアルセイフティを持たない点でした。リボルバーを使用していた警官にとって、外部セイフティの扱い方を新たに覚えるより、スムーズに馴染めるという理由があったようです。

しかし、法執行機関によってはトレーニングが不十分な状況もあり、誰もがピストルの扱い方に長けているわけではありません。

「射撃時以外ではトリガーガード内に指を入れない」と教育しても、実際にそれを実践していないことも多く、その結果、誤射事故が多数発生しています。

こういった事故を防ぐ目的もあり、多くの法執行機関でマニュアルセイフティが備わっているピストルを採用しています。

誤射事故が起こりやすい状況の例としては、テーブル上などに置かれた銃を取ろうとして指がトリガーを引いてしまうケースや、ホルスターから抜く際にトリガーに触れてしまうケース、銃を手渡しする際にトリガーに触れてしまうなど、射撃時以外の状況での誤射が多くあり、マニュアルセイフティはそういった事故をある程度予防する効果があります。

しかし当然ながらマニュアルセイフティで全て解決することはなく、最終的には使用者の意識や教育が重要になります。

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