民間人が合法的に発砲できる条件とは?

faq_q州の銃の法律に関して警察や銃協会に問い合わせてもたらい回しで全く情報を得られませんでした。

私はネバダ州在住で安全確保の為に家に銃を所持しています。

私が知りたいのは、他人が(顔見知りであってもなくても)私の住まいの敷地内に不法侵入した場合、どのような条件が揃えば、私が発砲して相手を殺してしまっても無罪になりますか?

例えば、敷地内に侵入した時点で相手が銃を所持していなくても発砲して構わない、あるいは住居に侵入、相手が銃口を向けた時のみの発砲に関して無罪なのか。そして顔見知りであってもなくても他人であれば良いのか、など。

faq_a州や地域によって異なりますが、少なくとも襲ってくる相手がナイフや銃などの武器を所持している場合は、発砲しても罪に問われない可能性が高くなります。

不法侵入者を射殺してしまった場合、様々な条件から有罪か無罪かが判断されます。どのような条件が揃えば無罪となるのかは、具体的な状況の他、州や地域、司法によっても異なります。そのため、「これさえ守れば無罪」とは一概に言えません。そこで、全米を対象とした無罪となる可能性が高い最低限の発砲の条件を解説したいと思います。

地域ごとの詳しい法律については、警察やNRAではなく、当該州の弁護士や州の司法局(Attorney General)へお問い合わせ下さい。

 

 

銃の使用は最後の手段

銃を発砲することは、自分の生命の危機が迫った際の最終手段とお考え下さい。自分や家族の命、財産などを守る場合のみ発砲が可能です。

強盗が家に侵入した場合、不法侵入だからといって発砲し射殺するのは適当ではない場合があります。ここでベストな対処法は、自分の足でその場から逃げるか、電話のある部屋に立てこもり、警察に通報することです。



もし家族が居て時間に余裕があれば、家族を誘導し全員で立てこもります。そして、安全な場所で警察の到着を待ちます。銃を手に自宅内をサーチするのは危険なので避けます。

もし、逃げたり立てこもる時間的余裕がなく、強盗が銃や刃物で武装し、なおかつ襲い掛かってきたり身の危険を感じれば発砲できます。州や地域によって法律が異なりますが、条件が揃った場合に正当防衛が認められる可能性が高くなります。

 

 

過剰防衛

自己防衛には状況判断が重要です。相手に平手打ちをされたからといって発砲できません。相手に自分を殺したり重大な傷害を負わせる能力があるのかを見極めるのが重要です。

例えば、武器を持たない老人がプロレスラーを襲った場合、プロレスラーは老人に発砲することはできません。一方、老人が銃や刃物を所持してプロレスラーに襲いかかった場合、プロレスラーはこの老人に発砲することができます。

また、逃げる相手に対して銃で威嚇したり発砲することは避けます。どのような状況であっても相手を背中から撃てば不利になる可能性が在ります。

また、「殺してやる」といった脅迫の言葉に対しても発砲することはできません。

 

 

発砲のリスク

映画では主人公が悪人を射殺したところで警察が到着し一件落着となります。しかし、現実社会でも同じ結果になるとは限りません。

銃大国とはいえ米国は法治国家なので、警察から質問を受けるだけの場合もあれば、一方で、正当防衛だったとしても警察の裁量次第で逮捕される場合もあります。逮捕されると数時間から数日間拘置され、裁判を受けることになります。

また、事件現場となった自宅は鑑識捜査等で数日から数週間立ち入れない場合もあります。これは自分や家族にとっても非常に大きなストレスとなるため、発砲には覚悟が必要です。しかしながら、自分や家族の命の重さと比較すれば、良い結果であると言えるでしょう。

因みに、発砲し警察が到着した際、後の裁判で不利にならないよう、当事者には警察の質問を拒否する権利が与えられています。いわゆる「Fifth Amendment」と呼ばれるもので、弁護士が到着するまで黙秘できます。また、「Six Amendment」は警察の質問に答える際に弁護士に立ち会ってもらえる権利を保障しています。

その他の発砲のリスクとして、逮捕されると所有している銃器全てが没収される場合があります。全ての捜査が終わり正当防衛が認められたら銃を取り戻すことができますが、返ってきた銃にサビが浮いていても保証されません。また、もしCCWの許可(銃の携帯許可証)を持っている場合、再申請する必要が生じる可能性があります。

 

 

裁判にて不利な条件

相手が顔見知りで普段からの口論していたといった目撃証言があれば、不利となる可能性があります。

また、自宅内に殺人に関する本(ミリタリー関係、スナイパートレーニング関連、セルフディフェンス関連)を所有していたり、所有している銃のトリガープルを軽くしているなど改良が施されている場合は、「トリガーハッピー」や「ブラッド・サースティー(血に飢えた人物)」として不利な印象を与える場合があります。

 

 

発砲することになったら・・・

相手が武器を持っているのを確認し回避できない状況で射殺に至る場合、できるだけ正面から仕留めるのが理想です。逃げる強盗を追いかけて撃ったり、倒れた相手に向かって発砲するのは過剰防衛と取られるため避けるべきでしょう。

また、強盗が無力化したら、直ぐに警察に通報します。そして蘇生させるつもりが無くても救命処置を行い、殺すつもりが無かったことをアピールします。「死人に口なし」と言いますが、下手に生存されて証言台に立たれるより、口を封じた方が自分にとって有利になる場合もあるようです。

 




 
 
 
 
 
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