M16/AR15ライフルの作動不良はボルトの捻じれが原因で起こる?

M16系統の銃の信頼性はボルトの捻じれが起きて作動不良になるとニコニコの動画(youtubeから転載したもの)であったのですが、本当にこの様な物があるのでしょうか?

私的にはロータリーボルトの閉鎖関係上ボルトキャリアは仕様上捻れたとしてもボルト全体が捻れる事は起きないと思うのですが…

ボルトが捻じれることはありませんし、捻じる力が原因で作動不良が起こるわけではありません。

Photo via all4shooters.com

M16/AR15のボルト周辺の構造は、ボルトキャリアーの前後運動をボルトカムピンによってボルトを左右に回転させ、カムピンがレシーバー内のスロットに入ることでボルトのロッキングラグによってロックされる構造です。

動画では、ボルトとボルトキャリアーが移動中にボルトに後ろ向きの抵抗が加わると、カムピンがレシーバーに接触し、摩擦抵抗になることを説明しています。

ですが、この動画は視聴者をミスリードして混乱させる内容だと思います。

実射時にはボルトキャリアーとボルトは前進する力が加わっていますが、動画ではバッファースプリングの力を無視して後方へ力を加えているため、実際の力の加わり方とは異なります。力の加わる方向が逆なので、動画のやり方ではボルトの前進がストップしても不思議ではありません。

また、ボルトがストップする理由はボルトカムピンの抵抗が原因なのに、動画では関係の無い場所に粉を掛けたりガンオイルを塗ったりで、これも意味がありません。

ボルトカムピンの摩擦抵抗を抑えるには、HK416のようにボルトスプリングを入れる、またはボルトカムピンをローラーカムピンに変更する方法があります。

ノーマルのAR15でもメンテナンスが十分ならジャムを心配する必要はありませんが、これらの方法により信頼性を向上させることが可能です。

AR15の内部構造については、こちらのページもご覧ください。

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