銃声とサプレッサー

リボルバーにサイレンサーを装着して消音効果はありますか?(サプレッサー付きリボルバーとは?)

cylindergap

リボルバーにサプレッサー(サイレンサー)を装着しても減音されないのでしょうか?

今回はリボルバーとサプレッサーについて解説します。

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リボルバーでは減音しない?

ルガースーパーレッドホーク.44マグナム Photo via Wikipedia

リボルバーの銃口にサプレッサーを装着しても、シリンダーと銃身の間(シリンダーギャップ)から発射ガスが漏れるため減音しません。

これはリボルバーの構造上の問題で、ピストルとは異なり、銃身と薬室が独立しているためガス漏れが避けられません。

シリンダーギャップから放出される高温高圧のガスは危険なため、指をシリンダーギャップに近づけないよう注意する必要があります。

サプレッサー対応リボルバー

しかし、過去にはサプレッサーを使用するリボルバーが製造されたことがありました。

ピーターズPSDRリボルバー

Peters PSDR III Photo via modernfirearms.net

ドイツのガンスミス、ジョー・ピーターによって開発されたピーターズPSDRリボルバーは、S&W625(.45ACP)をベースとし、シリンダーをカバーで覆うことで減音を試みました。

このリボルバーはドイツ警察特殊部隊(SEK)に採用された実績がありますが、再装填に時間が掛かるといった難点があります。

ナイツ・サプレッサー内蔵リボルバーライフル

ナイツ・サプレッスド・リボルバー Photo via modernfirearms.net

また、アメリカのナイツ・アーマメント社は.44マグナムのルガー・レッドホークをベースとしたサプレッサー内蔵リボルバー・ライフルを製造し、これは口径7.62mmの特殊専用弾が使用されました。

Photo via forum.cartridgecollectors.org

この専用弾は先端部分にアルミのインサートで弾頭周囲を覆う構造で、銃身後部(ブリーチ)にアルミインサートを接触させることでシリンダーギャップを埋めてガス漏れを防いでいます。

シリンダーギャップが埋まることで弾速が上がりますが、最大の減音効果を得るために亜音速になるよう調整されています。

実際の使用実績は謎ですが、アメリカ政府のある機関の依頼により製造され、薬莢が証拠として残らないように「排莢しないサプレッサー付ライフル」を求められた結果、この様な形で完成しました。

また200mの距離でヘッドショットが可能な精度を有しています。

ナガンM1895

ナガン1895リボルバー Photo via imgur.com

なかには、シリンダーギャップからのガス漏れが無いリボルバーも存在します。

ロシアのナガンM1895はユニークな構造を持ち、トリガーを引くと同時にシリンダーが押されて前進し、銃身にシリンダーが押しつけられてガス漏れを防ぎます。

このメカニズムはサプレッサーを利用するためのものではなく、発射ガスを無駄なく利用する目的で設計されました。

当時は現在ほど火薬の性能が良くなかったため、使用弾薬を7.62mmと小口径にし、弾速を向上させようと試みられました。

しかし、この特徴を利用してサプレッサーを装着したモデルも製造されています。

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