.38口径リボルバーについての質問です。
.357Magnumを装填、発射可能なモデルでは.38Specialもそのまま使用できるものの、その逆は不可能だと存じております。
これは.38Special用のシリンダーには.357Magnumが長すぎるため装填できないということですが、ブレットをブラスに押し込んだり、ブレットを削るなどして全長を短くすれば.357も装填できるのでしょうか。
例えばS&WのJフレームに、.357Magnumを装薬量はそのまま、ブラスにブレットを可能な限り押し込み.38Specialと同等まで全長を詰めた状態で、装填撃発共に可能かどうか、という問題です。
以前に友人のS&W M60に.357マグナムを装填しようとして入らなかったことがありました。
シリンダーの穴(チャンバー)はモデルによって入口と出口では直径が異なることが多く、入口はケースの直径、出口は弾頭の直径に合わせているのが一般的ですが、.357マグナムのケースは.38splのケースより長いので、シリンダー内の段差に衝突して入らないと思います。
つまり、弾頭を含む全長が長いからではなく、ケースの全長が長いので入らないということです。
.357マグナムのケースに.38splの弾頭とパウダーを使用することは可能です。
.357マグナムのケースはリムや側壁が若干厚いですが、この仕様で.357マグナムリボルバーでリロードを楽しむ人はいます。
ですが、.38splのリボルバーに.357マグナムの装薬は危険です。単純に.357マグナムの腔圧は.38splの2倍以上ですから、シリンダーが吹き飛ぶかもしれません。
危険を承知で実行するとしたら、シリンダーを旋盤加工すれば可能だと思います。
または、.357マグナムのケースを.38splの長さにカットすれば可能でしょう。
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