うぽって!!とゆう漫画、アニメで水面に跳弾をさせて敵に当てるとゆうシーンがあるのですが、本当にそんなことは可能なんですか?
あと跳弾は弾の種類により変わると思うのですが、土の地面ならどのくらいするものなのですか?
はい、可能です。
水面でも地面でも、浅い角度で着弾すれば高確率で跳弾します。
跳弾する場合は進入角より浅い角度で跳弾することが多く、例えば、地面に対して20~30度の角度で着弾すると、10~20度の角度で跳ねるといった具合です。
もし、石などの障害物に命中すれば、例え20~30度で着弾しても40度以上の角度で跳弾することもあり、着弾する場所、使用する弾頭形状、弾速など、様々な要因によって変化することがあります。
水面の跳弾
Youtubeチャンネルの22plinksterは、約100メートルの距離からルガー10/22ライフル(.22LR)を使用し、水面に跳弾させてターゲットに命中させました。
さらにこちらはピストルでも成功させています。
45度で着弾したピストル弾
そしてこちらは、45度の角度からコンクリートに着弾したピストル弾の跳弾です。
進入角度が強まると弾は大きく潰れやすく、コンクリート片の他に弾の破片も飛び散りやすくなります。
金属に命中した場合も同様に、弾がスチールコアを使用していれば変形しにくいですが、通常の鉛のコアを持つ弾は潰れやすく、破片が飛散しがちです。
SKSライフル(7.62x39mm)で地面に跳弾した結果
これは私が実際に行った実験です。
SKSライフルを使用し、50メートルの距離からターゲットの数メートル手前の地面を狙って射撃しました。
弾は地面への着弾で簡単に向きを変えるため、ターゲットの穴はキーホールになりがちです。
この後、スタンディングで100発ほど撃ちましたが、何度試してもほとんど同じ角度(20度ぐらい)で跳弾するのが確認できました。
跳弾に慣れると(地面の状態が良ければ)ある程度狙い通りの場所に命中させることが可能です。
分かりづらいですが、地面の着弾場所を示しています。
跳弾の角度が比較的安定していたのは、地面が芝混じりで硬かったせいかもしれません。
しかし、跳弾は危険なので、このような射撃はお勧めしません。
以前、AK47を射撃していた際、跳弾して「ピューン」という高い音の弾が頭上を飛んで行ったことがありました。
射撃の際は、ターゲットまでの距離や、ターゲットの背後にあるバックストップの状態などに注意が必要です。
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