「価格」がブラックマーケットの価格なのか、調達価格なのか、輸出価格なのかで異なります。
ですが、そもそもAKMはソ連の民間人が購入できない商品なので、それを年収と比較するのは的が外れている気がします。
当時は社会主義のため、物の価格は政府が管理していました。
労働時間に関係なく一定の人件費が掛かり、政府はAKを製造する工場に補助金を出すことで周辺国に安価なAKを輸出できていましたが、ソ連崩壊によって補助金が無くなり、海外の市場で戦うためにコストカットを強いられて新たに開発したのがAK74Mになります。
仮に輸出価格を米ドルで換算すると200ドル代になるため、ソ連国民の平均月収が150ルーブルほどだったことを考えると、先進国の水準では安価でも物価が異なるソ連の国民の水準と比較すれば高価なのは当然と言えるかもしれません。