![ベレッタ92FS セイフティ](https://hb-plaza.com/wp/wp-content/uploads/safetyberetta92fson.jpg)
皆さんからいただいた、「銃の疑問」に回答します。
ハンドガンのマニュアルセーフティについての質問です。 最近のハンドガンはマニュアルセーフティが搭載されておらず、ほとんどトリガーセーフティが搭載されている気がするのですが、マニュアルセーフティは廃れる傾向にあるのでしょうか?
マニュアルセイフティは廃れる?
未来予測になってしまいますが、マニュアルセイフティが廃れることはないと思われますし、現在も廃れる傾向があるとはいえません。
グロックなど一部を除き、大手メーカーの多くはマニュアルセイフティの有無に関して、どちらのモデルも用意しています。
![グロックセイフティ画像](https://hb-plaza.com/wp/wp-content/uploads/2023/10/glocksafety.jpg)
法執行機関によっては、マニュアルセイフティがないグロックにマニュアルセイフティを追加して採用しているところも存在します。
マニュアルセイフティにはメリットとデメリットがあり、最終的には「使用者の好みの問題」です。
具体的な差異には以下があります。
マニュアルセイフティがある銃の利点
![](https://hb-plaza.com/wp/wp-content/uploads/beretta92fs.jpg)
- 人や物がトリガーに触れて暴発する事故を防ぐことができる
- 薬室装填し携帯する際に精神的な安心感を得られる(個人差あり)
- 内蔵安全装置と外部安全装置による、二重、三重の安全装置により、落下時の衝撃などによる暴発を防ぎやすくなる
- 相手に銃を奪われた場合に「発射を阻止」、または「反撃の時間稼ぎ」ができる可能性がある
マニュアルセイフティがない銃の利点
![](https://hb-plaza.com/wp/wp-content/uploads/glock17.jpg)
- セイフティ解除操作を必要としないため、ストレス状況下で解除に失敗するリスクがない
- セイフティ操作に慣れるためのトレーニングを必要としない
- 射手のスキルと関係なく素早く発射できる(正しく操作した場合は両者に時間差はない)
- マニュアルセイフティが故障して銃が発射不能になる可能性がない(レアケース)