一ヶ月ぶりのガンショーへ行って参りました。
地元のガン・ショーはこの先9月まで予定されていないので、このあとはしばらくありません。
また、今週末12日からは、ネバダ州リノで開催されるマシンガン・ショーのため、2泊3日でリノへ向かいます。
西海岸最大と呼ばれるリノのガン・ショーが、いったいどんなものなのか、今から楽しみでもあります。
昨年5月には、リノに行こうとして積雪1メートルを超える大雪に遭い、フリーウェイで雪の壁に激突など、大変な思いをした思い出があります。
30分車を走らせただけで砂漠地帯と雪山を体験できるアメリカの自然と天候は侮れません。
まさかと思いますが、念のためチェーンは持参するでしょう。
さて、肝心の今回のガン・ショーは天候にも恵まれ・・・と言っても、もう乾期に入っているため、雨が降るなんてことはありません。
いつも通りの抜けるような青空の下、開催されました。
チケット売り場には、白髪のお婆さんが座っており、「チケット一枚」と言うと、「18歳以上ですか?」と聞かれました。
そして、「あはは、ごめんね。とても若く見えたから。」などと笑っている。
日本人は若く見られるのが普通ですが、これでも一応もうすぐ30なんですけどね。
入り口には、チケットを確認する警備員兼係と、受付に座る老人がいました。
そこを通り抜けようとすると、こう声を掛けられました。
「Do you have a gun?(銃持ってる?)」
私は「この人はなぜそんなことを聞くんだろう?」と思いながらも、「持ってるよ」と答えました。
すると、「え?持ってるの?じゃぁ、バッグの中見せて?」と言われて、やっと理解しました。
私は「ソーリー、勘違いしてたよ。今は持ってないけど、銃なら自宅にあるよ。」と答えると、その老人も「あはは、その銃はカウントされないよ。」と笑っていました。
会場には見慣れたブースの店主が目に入りますが、今までオート・ピストル用カスタム・バレルを扱っていたブースが無く、改めて品定めしたいと思っていただけに残念でした。
しかし、代わりにアンティークのブースが増えていたように感じます。
シングル・ショット・ピストルの他、パーカッション・ピストル、古いリム・ファイアー・ピストルなど、数え切れません。
中には、完全に錆び付いたライフルのバレルが何本も置かれていましたが、何の為に使用するのか不明です。今思えば、店主に質問しておけば良かった・・・。
FAL
相変わらず気になるのは、アサルト・ライフルのコーナー。
AR15系ライフルの他、AK、FALなどが目に入ります。
特に、DSA,IncからリリースされているFAL(SA58)が目を引きます。
バイポッドを立てた状態や、タクティカル・ショーティーのFALは、なんとも美しくカッコイイ。
バレルを切りつめたFALはFNCの様な無骨さがあります。
そして、NATO標準のピカティニー・レールを備えたFALも見かけましたが、個人的には似合うとは思えません。
近頃、共産圏のライフルにまで、ピカティニー、ピカティニーと、取りあえず付けてしまえという感じですが、不必要なまでレールを装備することに違和感を感じます。
しかし、これもそのうち見慣れてしまうものなのでしょう。
DSAのFALには、ステアー社が製造したオーストリアンFAL(STG58A)もあります。
バイポッドを立てた状態で3丁ほど展示されていました。
このSTG58の名は、ドイツ語の”Sturmgewehr(アサルト・ライフル)”から由来し、後ろの数字は1958年開発製造を意味します。
DSAからは3つに分類されるフレーム・バージョンがあり、それぞれ重量と硬性が異なります。
また、416Rステンレス・スチールを使用したシルバー・フレームのFALも存在します。
ハンドガードとストックなどはブラックのままで、ツートンのFALはこれまでのFALとは違った印象を持ちます。
カタログを見ると、汚れを抑えるアジャスタブル・ガス・システム、簡単にクリーニングできるブレーク・オープンの機構が強調されています。
S&W M500
共産圏の銃を扱う店には、大戦時の古いライフル、エンフィールドやSKSライフルが並びます。
その中に、一際目立つシルバーのリボルバーが一丁。
それは、S&Wの新作であるM500のショート・バレル・バージョンが置かれていました。
・・・が、これは、ショット・ショーで初公開された4インチ・バレルとは少し違い、コンペンセイターやマグナ・ポートの類は装備していません。
話を聞いてみると、これはガン・スミスによって作られた特注の4インチ・バレルM500だったのです。
一人の客が、「こんなので撃ったらリコイル凄いだろうな。俺のワイフに買ってやろうかな?」などと笑っていました。
Cz52
以前からガン・ショーで目にし、気になっていたCz52と、ポーランド製トカレフTT33を手にとりました。
どちらも安銃で、Cz52は135ドル、ポーランド製トカレフは170ドルという、日本のガスガンより安い価格です。
東西冷戦終結は、我々ガンマニアにとってもありがたいものだったに違いありません。
しかし、店主の話によれば、トカレフは輸入が禁止され、最近価格が上昇中なのだとか。
今はまだ良いが、将来的にまだ価格があがるとのこと。
だから、ベスト・バリューとしては、Cz52よりトカレフの方がイイとのことでした。
Cz52は9mmルガー弾のバレルも入手可能なため、バレルを交換してオリジナルの7.62mm弾や9mm弾も撃てる楽しめる銃ですが、トカレフはコレクションにも良いでしょう。(トカレフにも9mm口径バレルは存在しますが、簡単に入手できるのか不明)
価格が135ドル(約14,700円)という激安のCz52は、買いやすい製品ではあります。
ほとんど衝動買いですが、ここでCz52の購入を決心しました。
銃の他、レザー・ホルスターとクリーニング・キット、予備マガジン1本が付属してこの価格はお買い得。
レザー・ホルスターは保存のため白いパウダーが付着していましたが、クリーニング剤を使用すると綺麗になるとのことでした。
指でパウダーを拭うと、レザーの濃い色をのぞかせます。
ウェイティング・ピリオドの10日間を待ち、17日頃に引き取り予定ですが、いつも引き取り時にトラブルに見舞われる私は今から不安です。
果たして、無事に手に入れることができるのか!?乞うご期待!?
最後までお読みいただきありがとうございます。
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