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ショットガンの射程距離とは?

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ショットガンの射程距離は使用する弾によって異なります。

対人用として有効とされるダブルオーバック弾などのバックショットの場合では、最大到達距離は530~550メートル、最大有効射程距離は30~50メートル以内です。

ですが、実際には約30メートル以内が実用的な距離です。

ショットガンの最大有効射程距離

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散弾は放射状に広がるようにして飛ぶため、ターゲットまでの距離が離れると殺傷力を維持してもショットパターン(散弾が広がる範囲)が広がり、命中する散弾の数が少なくなります。

そのためターゲットまでの距離が離れすぎては有効ではありません。

ショットガンでは距離が近いほど高い効果を得られます。

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弾薬の種類対人における最大有効射程距離の目安
散弾(チョーク無し)30~40 m
散弾(フルチョーク)50 m
スラグ100 m
サボスラグ200 m

30メートル離れた人間大サイズのターゲットを射撃したとき、チョークを使用しない軍用ショットガンでバックショットを発射すると、発射された散弾のうち少なくとも約半数以上程度の命中が期待できます。

これは散弾が8~15個入っている00バック(ダブルオーバック)を撃つと、5~8個以上の散弾が狙点の近くに着弾し有効弾になるイメージです。

ただし、散弾は常に均等に拡散されるとは限らず、拡散の状態に偏りが生じることがあるため、発射毎に期待通りの命中率が得られるわけではありません。

また、使用弾薬のワッズの種類によってはチョークを使用しないシリンダーボアから発射してもチョーク使用時と同等かそれ以上の狭い集弾になる場合もあります。

いずれにしても弾薬の種類、散弾の数、銃身長などの条件によって結果が異なりますが、散弾の場合は距離が近いほど命中する散弾が多くなり、有効弾を命中させることが可能になる傾向があります。

ショットガンの最大射程距離

最大射程距離とは弾が到達可能な最大の距離です。

ピストル弾、ライフル弾、スラグ弾では弾が数百メートル~数キロの距離を飛んでも殺傷力をもちますが、粒が小さい散弾(バードショット)では遠距離において殺傷力を失います。

12ゲージのバックショットでは約270~400メートル以下で人間の皮膚を貫通しますが、数百メートル離れると貫通力を失っているため有効弾になりません。

しかし、殺傷が目的ではないスポーツにおいては危険といえます。

散弾の大きさ
(ショットサイズ)
到達距離の目安
No.9185-200 m
No.7 1/2210-220 m
No.6230-260 m
No.5245-260 m
No.4260-270 m
No.2290-300 m
No.0330-550 m
No.00530-550 m
スラグ735 m
.410スラグ760 m

散弾やショットパターンについては記事「散弾とショットシェル(散弾のサイズとチョークによる効果)」をご覧ください。

サボスラグについては記事「サボ(Sabot)弾とは、どんな銃弾ですか?」をご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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