マシンガンはどうやって作動しているのでしょうか?
弾薬が連なったベルトリンクは、銃の内部でどうなっているのでしょうか?
今回はM240マシンガンを例にマシンガンの構造について解説します。
マシンガンの作動構造
ボルトが後退しており、発射準備完了状態です。
トリガーを引くとボルトが前進し、弾薬を前へ押すことでリンクから分離されます。
ボルトが前進し弾薬を薬室内へ装填します。
ボルトがさらに前進するとボルトキャリア下部のロッキングレバーが下降しボルトをロックします。
これにより薬室が閉鎖されます。
そしてファイアリングピンが弾薬のプライマー(雷管)を叩き発射されます。
装薬の燃焼により発生した高圧ガスが銃身内を充満し、銃身の途中にある穴(ガスポート)を通って銃身の下に備わったピストンを後退させます。
ピストンが後退すると、ピストンと接続されたボルトキャリアが後退し、薬室内の弾薬が排莢されます。
ベルトリンクの引き込み構造
ボルトキャリアの上にはフィードレバーが配置されています。
フィードレバーはレール状になっており、ボルトキャリアの上に備わったローラーが通過する構造です。
フィードレバーは湾曲しているため、ボルトキャリアが前後に往復するとフィードレバーは左右に動きます。
フィードレバーの先端にはベルトリンクを引き込むためのフィードパウルが接続されています。
ボルトが前進するとフィードレバーが右に動き、ベルトリンクを引き込みます。
そしてボルトが後退するとフィードレバーが左に動き、またベルトリンクを引き込みます。
弾薬を引っ掛けるフィードパウルが上下に2つ用意されており、フィードレバーが左右に動く度に2つのフィードパウルが交互に弾薬を引き込む構造です。
弾薬と分離したリンクはそのまま排出され、弾薬も発射後に排莢されます。
MG3マシンガンの排莢構造動画
MG3マシンガンの動画を作りました。
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