上図のオレンジ色の線で囲まれた部分をストックと呼び、フォアエンド(前床)、グリップ(銃把)、床尾から構成されています。一般的には、ストックと呼んだとき、赤く示した床尾のことを指すことが多いので注意。 ストックは、バット(Butt)、バットストック(Buttstock)と呼ばれ、肩に密着させる底の部分はバットプレート、リコイル・パッドなどといった補強又は衝撃吸収材が取り付けられるのが一般的です。
上図はオーバー・アンダー・ショットガン(上下二連散弾銃)を表しています。ライフルのストックではフォアエンドを日本語で前床と呼びましたが、このようにストックとフォアエンドがレシーバーを挟んで分割されている場合は、一般的に先台(さきだい)と呼びます。
(英語ではどちらでもフォアエンド、フォアアーム、フォアグリップなどと呼ばれます。)
イギリス英語とアメリカ英語(米語)ではパーツの呼び方が異なることがあります。米語の”フロントサイト”は英語では”フォーサイト”となり、”リアサイト(米語)”は”バックサイト(英語)”となる。呼び名は違えど意味は同じなので、どちらで呼んでも間違いではありません。
グリップの後ろの出っ張り部分はコムと呼ばれ、バットプレートの上端をヒール、下端をトウと呼ぶ。そして、トリガーからストック後端までの間をプル(プルレングス)と呼びます。
フォアエンドの形状
ストックの先端、フォアエンドの形状も様々。下図はフォアエンド形状のシルエットを表しています。
- ビーバー・テール
- マンリッヒャー
- ラウンデッド
- シュネーブル
- スプリンター
- スクエア
- ターゲット