銃の歴史年表:火薬と銃の発明から最新小火器までの発展の歴史

ゲオルク・フォン・ライヒヴァイン 1597 Photo via mynewsdesk.com

銃の歴史をご紹介します。

新たに発明された弾薬や日本で起きた出来事も含まれます。

紀元前2~1世紀

弥生時代 前10世紀 – 後3世紀中頃

西暦出来事
前141年~前87年武帝が不老不死の薬の発見を命じ、火薬の発明に繋がる錬丹術が発展

2世紀

弥生時代 前10世紀 – 後3世紀中頃

西暦出来事
125~144年硝石の燃焼によって家が火事になったことが「太平広記」に記述される
142年中国の「周易参同契」に火薬らしき記述が記録される

5世紀

古墳時代 3世紀中頃 – 7世紀頃

西暦出来事
492年中国の陶弘景が硝石の燃焼について記述

9世紀

平安時代 794年–1185年

西暦出来事
850年中国の「真元妙道要路」に火薬の危険性について記述され、これが火薬の発明の根拠となった
しかし火薬の発明は605~616年や960~976年という説もあり、起源は定かではない
錬丹術の過程で2~3世紀には火薬が存在していたともみられている

11世紀

平安時代 794年–1185年

西暦出来事
1002年中国の皇帝に手砲が献上される(諸説あり)
1040年中国の「武経総要」に火薬の製法が記述される
1067年中国の皇帝が商人に対し火薬の売買を禁止する

12世紀

火槍 Photo via Wikipedia

平安時代 794年–1185年

西暦出来事
1131年中国で宋が金に対し火槍(火薬の燃焼を利用した威嚇兵器)を使用した

13世紀

てつはう Photo via Wikipedia

鎌倉時代 1185年–1333年

西暦出来事
1206年チンギスハンがモンゴルを統一
1225年マークス・グラエクス(Marcus Graecus)の”Liber Ignum”にて火薬の調合方法が紹介される
1232年中国で飛火槍(紙筒に火薬を入れた火器)が発明される
1240年中東地域で火薬の存在が知られる
1241年蒙古軍のヨーロッパ遠征(ワールシュタットの戦い)で銃が使用された(諸説あり)
1242年ロジャー・ベーコンが「De secretis operibus artis」に火薬の製法を記す
1250年アルバータス・マグナスが「De mirabilis mundi ignium」に火薬の製法を記す
1259年北アフリカのメリリャ(Melilla)で大砲を防衛で装備
1274年文永の役 / 弘安の役(1275年) 投擲榴弾の鉄法(てつはう)が使用される
1280年中国で銃身を持つハンドキャノン(手砲)が発明される
1300年文書「シェムス・エディン・モハメネッド(M.S. Schems Eddin Mohamened)」に
マドファ/マドフォア(Madfa/Madfoa)と呼ばれる木筒の火器が描写される

14世紀

ハンドキャノン 1271-1368 Photo via Wikipedia

鎌倉時代 1185年–1333年

建武の新政 1333年–1336年

南北朝時代 1336年–1392年

室町時代 1336年–1573年

西暦出来事
1308年ジブラルタル包囲戦(レコンキスタ)でスペイン軍が銃を使用する
1325年フィレンツェ共和国が砲の製造を命じる
1326年2月11日、イタリア・フィレンツェ議会が金属製弾丸と銅製の砲の製造を許可する
”De officiis regnum”に銃のイラストが初めて描写される
1337年百年戦争 (1337年~1453年)
1338年イギリスの船に砲が搭載される
ロンドン塔に火薬を貯蔵していたと記録される
1340年6月24日、「スロイスの海戦(Battle of sluys)」
海戦で大砲が実戦使用される
1346年8月26日、クレシーの戦い(Battle of Crecy)
陸上戦闘で大砲が使用された
1364年ハンドキャノンがイタリアのペルージャで製造される
1368年南蛮人が京都で足利義満に鉄砲を二丁献上した(伝承)(諸説あり)
1370年応安三年に渡来したとされる鉄砲が尾道の旧家渋川家に存在
1373年詩人ジョフリー・チョウサー(Geofrey Chaucer)が銃を描写
”Swift as a pillet out of a gonne when fire is in the pouder
ronne”
1381年ドイツのアウクスブルク市でシュヴァーベン軍の30人にハンドキャノンが支給される
1382年ベルギー人がロスベックの戦争(Battle of Roosebeke)で銃を使用する
ベルギー・ヘント市民がブルージュ市を攻撃する際に砲を搭載した砲車を牽引した
1399年タンネンベルグ城攻略
現存する最古の砲(タンネンベルグ・ガン)はここから発掘された

15世紀

モンスメグ Photo via Wikipedia

室町時代 1336年–1573年

戦国時代 1467年(1493年)–1590年

西暦出来事
1410年大航海時代、マッチロック(火縄銃)が発明される(ドイツの文献にイラストが描写された)
1413年インドネシアのジャワ島でハンドキャノン(手砲)が使用される
1421年グレネータ(Grenata/Grenade/手榴弾)が開発される(火薬を筒に入れた原始的構造)
1428年ヘンリー四世の記録にハンドガンの支払い記録が存在
1429年フランスで火薬の湿式処理法について触れられる
1431年イタリアのロンバルディアの戦い(Siege of Lucca)の記録でハンドガンが多く描写される
1445年観勝寺の僧行誉が記した「あい嚢鈔」に鉄砲について記述される
1449年モンス・メグ(射石砲)がブルゴーニュ公国で製造される
1466年琉球人が朝廷に品物を献上し、退出時に鉄砲を発射してみせ人々を驚かせた
1467年応仁の乱(1467年~1477年)で東軍が鉄砲を使用(諸説あり)
応仁の乱で東軍が火槍を使用したことが「碧山日録」(1459~1468年)に記述される
1490年ハンドキャノンがヨーロッパで軍用として流行する
1498年南アメリカ大陸発見
1500年レオナルド・ダ・ビンチがホイールロック式銃を発明(諸説あり)

16世紀

種子島火縄銃 Photo via Wikipedia

室町時代 1336年–1573年

戦国時代 1467年(1493年)–1590年

安土桃山時代 1573年–1603年

西暦出来事
1503年スペインのチェリニョーラの戦い(Battle of Cerignola)で銃が重要な影響を与える
1510年永正七年(1510年)に中国から堺へ鉄砲が渡来したと「北条五代記」に記される
1516年ベレッタがイタリアのジルドーネでベネチア・ジェノバ共和国の総督のためバレルを製造する
1517年オーストリア皇帝がホイールロック式銃を禁止する
1518年神聖ローマ帝国でホイールロック式銃が禁止される
1521年イタリア戦争 (1521年~1544年)
1525年イングランドで初の大砲が製造される
1526年甲州の武田家に鉄砲が伝来したと「甲陽軍鑑」に記される
イタリアにベレッタ(Beretta)社創設
1528年享禄元年(1528年)に北条家へ鉄砲が伝来したと「北条五代記」に記される
1535年ドイツにメルケル(Merkel)社創設
1537年ブリーチローディング・ハンドガンがヘンリー八世のために製造される
1540年スナップロックが発明される
1542年ライフルの銃身にライフリング(ストレートライフリング)が発明される
1543年ポルトガル人によって種子島へ火縄銃(マッチロック・ライフル)が伝来
島主種子島時堯が二千両で鉄砲二挺を購入
家臣篠川小四郎が火薬の製法を学び、八板金兵衛が鉄砲の製法を学んだ
1544年6月14日、北イタリアのプレッシア市会がイギリスのヘンリー八世に
銃を売るか否か可否を問い賛成7反対1で可決された
1545年刀鍛冶の八板金兵衛(1502年~1570年10月7日)が日本初の鉄砲製造に成功
ヘンリー八世がロンドン塔で銃の製造を命じる
1550年スナップハンス・ロックが発明される
1555年足利義輝が南蛮人テイウシクチを近江国友に派遣させて鉄砲鋳造と射撃術を学ばせた
1565年肥前福田(長崎県)で堺商人の船と平戸の交易船との間で銃撃
日本船からの発砲により砲手が殺害されたとルイス・フロイスが著書「日本史」に記す
(日本最古の銃撃戦の記録)
1575年長篠の戦い 織田信長勢は火縄銃3,000丁(諸説あり)を装備
1578年ルイス・フロイスが織田信長の七隻の軍船に搭載された大砲や銃に驚嘆
1584年蒲生氏郷がローマに派遣し鉄砲30丁を購入させた(ヨーロッパから直接購入した初の事例)
1586年ザクセン選帝侯領で弾頭と火薬を含むペーパーカートリッジ(紙製薬莢)が発明される
1588年豊臣秀吉による刀狩令
1592年文禄・慶長の役 朝鮮出兵(1592年~1598年)
秀吉勢は火縄銃は多いが砲が少なく、朝鮮軍は火縄銃は少ないが砲が多かったとされる
1597年カポ・ビアンコが「ナポリ人兵士がペーパーカートリッジを使用していた」と記す
現存する最古のリボルバーが鍛冶職人(Hans Stopler)によってドイツで製造される
1600年スペインでミケレット・ロック(Miquelet Lock)が発明される
関ヶ原の戦い

17世紀

フリントロック式銃 Photo via silverhawkauthor.com

安土桃山時代 1573年–1603年

江戸時代 1603年–1868年

西暦出来事
1603年雷金(後のプライマー原料)が発見される
1606年南浦文之(1555年~1620年10月25日)が鉄砲伝来の歴史書「鉄炮記」を編纂
1610年フランスのマーリン・レ・ブールジョワがフリントロック式銃を発明
(1610~1615年頃)
1614年大坂冬の陣 大坂夏の陣(1615年) 豊臣氏滅ぶ
1616年イタリアのジュリアーノ・ボッシが実用的な上下二連銃を発明
欧船の来航を平戸・長崎に制限する
1618年三十年戦争(1618年~1648年)
明清交替(1618年–1683年)
1633年徳川義輝が火縄銃生産地に選んだ国友村の鍛冶職人が「国友鉄砲記」を記す
1637年島原の乱
1650年フリントロック(火打ち石式銃)がヨーロッパで普及
1664年哲学者、ロバート・ボイル(Robert Boyle)が火薬の発明が戦争を変貌させたことに触れる
”The invention of gunpowder hath quite altered the condition
of Martial Affairs over the world, both by sea and by
land.”
1681年デカン戦争(1681年~1707年)

18世紀

ブラウンベス Photo via Wikipedia

江戸時代 1603年–1868年

西暦出来事
1720年英軍がブラウンベス・マスケット銃を採用
1721年徳川吉宗がオランダ人ヘンデレキレイキマンによるフリントロック式銃の射撃に立ち会う
1742年英国のベンジャミン・ロビンスによりライフリングが発明される
1751年ドイツにJ.P. Sauer & Son社創設
1774年フランスで雷酸水銀が発見される
1775年アメリカ独立戦争(1775年~1783年)でライフルが活躍
1776年英軍がファガーソンライフルを採用
キングスマウンテンの戦いで使用され、初めて軍によりブリーチローダーのライフルが使用された
1777年スプリングフィールド工廠創設
1784年英陸軍のヘンリーシャープネル中尉によって榴散弾が発明される
1792年8月にイギリスのバクトングリーンで射撃競技が開催される
弓とブラウンベス銃で距離100ヤードを20発射撃し、命中したのは弓が16射、銃が12発
1793年オーストリア軍がエアライフル(Girandoni Air Rifle)を採用
1794年米国のイーライ・ホイットニー(Eli Whitney)が綿繰り機を発明し特許を取得
1795年スプリングフィールド造兵廠創設
米軍がモデル1795マスケット銃を採用
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