知的財産の問題について

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  • #33139
    ポルポル
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    アメリカのラスベガスにあるアーセナル社が代理店になっているスロベニア製REX ZERO1S 拳銃について質問させていただきます。
    かなりSIG社のP226シリーズに近い外見なのでコピーかな、と言う印象を受けているのですがアームズマガジン誌の櫻井ライターによると品質が良くデコッカーがスライドストップを兼ねています。
    外見が似ているが内部が違うと言うこうした製品は特許や商標などの法的な問題をどうクリアしているのでしょうか?
    この他にもグロックに外見がそっくりのシュマイザーブランドのモンテネグロ製拳銃があったと記憶していまして、知的財産の問題はどうなっているのか気になりまして質問させていただきます。
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    REX ZERO1については以前記事( https://hb-plaza.com/rex-zero-1/ )で触れたことがありますが、確かにP226に似た外見と異なる内部構造を持ち合わせています。ただ、見た目が似ているというだけでは問題とはならず、特許を侵害しているかどうかに寄ります。

    もし特許の保護期間が失効していたり、見た目が似ているが特許申請されていない場合は、似ていても問題ありません。
    また、特許を持つメーカーから許可を得て製造(ライセンス生産)することも可能です。

    アメリカの特許保護期間は17~20年で、1911ピストルのように特許が失効しているピストルはどのメーカーでも自由に製造できます。
    有名な訴訟事例では、グロック社がS&W社のシグマピストルを巡る特許侵害で控訴し、グロック社が勝訴したことがありました。しかし現在では当該特許は失効しているため、スプリングフィールドアーモリー社やH&K社も以前なら問題となりかねない箇所を含むピストルを製造しています。

    一般的に銃器メーカーは製造前に特許侵害が無いか調査していますが、調査漏れがあったり認識に相違があると訴訟になる可能性があります。

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