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銃の種類と特徴を徹底解説!ハンドガン・ライフル・ショットガンの違いとは?

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銃にはさまざまな種類があり、それぞれに異なる用途や特徴があります。

本記事では、ハンドガン・ライフル・ショットガンを中心に、実銃のカテゴリーや用途を解説します。

ハンドガン(拳銃)

ハンドガンとは?

ハンドガン(拳銃)とは、「片手で使えるように設計された銃器」です。ライフルやショットガンのようにストックを備えた銃に比べると、有効射程が短く、命中の難易度が高い特徴があります。

初期のハンドガンはシングルショット(一発ごとに手動で装填が必要な銃)が主流でしたが、現在ではリボルバーセミオートマチックピストルが広く普及しています。

かつてハンドガンは大量生産が難しく高価だったため、所有は身分の象徴とされることもありました。しかし、現在では低価格帯から高価格帯まで、さまざまなハンドガンが流通しています。

  • 初期のハンドガンは単発式が多く、再装填に手間がかかりました。
  • 近代的なハンドガンは、より高い連射能力と精度を誇ります。

ハンドガンの定義

ハンドガンの定義は国や辞書によって異なりますが、一般的には「片手で保持し発射できる銃」とされます。

  • ブリタニカ百科事典:「片手で保持し発射できるほど小型の銃器」
  • ウェブスター辞典:「リボルバーやピストルのように片手で保持・発射するために設計された銃器」

米国・英国:法的な定義は存在しませんが、ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)は「ピストル型の武器」として「ハンドガン–ピストル」と「ハンドガン–リボルバー」を区別しています。

カナダ:刑法では「片手で狙い発射するよう設計、改造、または意図された銃」と定義しています。

オーストラリア:各州の法律により、以下のいずれかを満たすものをハンドガンと定義しています。

  • 携帯・隠匿が容易
  • 片手で構えて発射できる
  • 全長65cm以下(銃身と平行に測定)

日本:ハンドガン(拳銃)は鉄砲の一種として「銃砲刀剣類所持等取締法」(銃刀法)で定義されています。同法第2条では、「銃砲」を以下のように定義しています:

「この法律において『銃砲』とは、拳銃、小銃、機関銃、砲、猟銃その他金属性弾丸を発射する機能を有する装薬銃砲及び空気銃(圧縮した気体を使用して弾丸を発射する機能を有する銃のうち、内閣府令で定めるところにより測定した弾丸の運動エネルギーの値が、人の生命に危険を及ぼし得るものとして内閣府令で定める値以上となるもの)をいう」

ピストル

1911ピストルの画像

ピストルとは、ハンドガンの一種です。

「ピストル」という言葉は、1550年頃の「小型の銃やナイフ」を意味するフランス語(pistolet)に由来し、1570年頃に英語に取り入れられて広まりました。

ピストルの起源は16世紀にさかのぼり、ヨーロッパで初期のハンドガンが製造されました。「pistolet」という言葉は1550年頃のフランス語に由来し、その語源には諸説あります。一つは、1420年代のフス戦争で使用された初期のハンドカノンを指すチェコ語「píšťala」(笛や管の意)に由来する説、もう一つは、16世紀のイタリア・ピストイア(Pistoia)で馬上用の小型銃が作られたことに由来する説です。ただし、イタリアで「ピストル」を銃の名称として使用した最初の記録は1605年であり、フランスやドイツでの使用より遅かったとされています。

拳銃とピストルの違い

「拳銃」と「ピストル」は、どちらも片手で扱える小型銃器です。

一般的に「拳銃」「ハンドガン」「ピストル」はどれも同じもので、呼び方が異なるだけです。

「ピストル」という呼び名は16世紀から存在し、セミオートマチック・ピストルが1891年に発明される以前から存在しました。

アメリカ西部開拓時代に活躍した人々も、リボルバーを「ピストル」と呼んでいた記録があります。

しかし、現代では「ピストル」は「銃身内に薬室がある小型銃器」を指す場合があり、この場合は「リボルバーを除く小型銃器」を意味します。

薬室とは「弾薬が装填されて発射される場所」で、シングルショットピストル(単発式銃)やオートマチックピストル(自動拳銃)では、銃身の後方にあります。

リボルバーでは、回転式弾倉(シリンダー)のなかに装弾数と同数の薬室があります。

ピストルとリボルバーの違い

ピストルはリボルバーを含む小型銃器を指します。

リボルバーは小型銃器のなかで回転式弾倉(シリンダー)が備わっている銃を指します。

  • 一般的な用法:「ピストル」はリボルバー(回転式弾倉を持つ銃)やデリンジャー(小型で複数の銃身を持つ銃)を含むハンドガン全般を指すこともあります。
  • 技術的な定義:ピストルは銃身と薬室が一体化した銃を指し、リボルバーのように回転式の弾倉を持つ銃とは区別されます。

セミオートマチック・ピストル

1911ピストルの構造

セミオートマチック・ピストル(自動拳銃)は、自動的に空薬莢の排出や次弾装填を行うピストルです。

この機構を持つピストルは「オートマチック・ピストル」「セミオートマチック・ピストル」「セルフローディング・ピストル」などと呼ばれます。

トリガーを1回引くと、1発だけ発射されます。

弾薬が収まった弾倉を取り換え可能な着脱式弾倉(デタッチャブル・マガジン)が備わったモデルや、銃内部の弾倉に直接装填する必用がある固定式弾倉(フィクスド・マガジン)が備わったモデルがあり、仕組みは各モデルによって異なります。

  • 護身用や法執行機関用、軍用として使用されます。
  • 1回トリガーを引くと1発だけ発射し、次の弾は自動で装填されます。
項目内容
定義マガジン装填式で自動装填機構を持つ拳銃
主な用途・使用シーン警察、軍、護身、競技射撃
代表的モデル例Glock 17、SIG P320、Beretta 92FS
使用弾薬9mm Parabellum、.40 S&W
有効射程約25~50ヤード(22~46メートル)
射撃方式・作動機構ショートリコイル作動、ガス圧作動など
歴史・発展経緯1890年代後半に登場、軍警察用として普及
取り扱い難易度リボルバーより整備・訓練が必要
法規制・入手難易度日本:所持不可、米国:州により規制
メリット装弾数が多く速射性に優れる
デメリット機構が複雑で作動不良リスクあり
関連カテゴリーとの比較リボルバーより装弾数多いが信頼性で劣る

マシンピストル

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スチェッキンAPS 画像出典:Wikipedia

マシンピストル(機関拳銃)は、フルオート(連射)が可能なピストルです。

しかし、欧州でマシンピストルは「サブマシンガン」も含みます。

マシンピストルには、ストックが付属するモデルとストックが付属しないモデルの両方が存在します。

第一次世界大戦中にオーストリアが世界初のマシンピストルとしてSteyr Repetierpistole M1912/P16を開発し、ドイツは実用的なサブマシンガン開発へと移行しました。

第二次世界大戦後は高性能で扱いやすいサブマシンガンが主流となり、性能に劣るマシンピストルは徐々に廃れています。

  • 近距離での自衛や警察、軍用で使用されました。
  • フルオート射撃が可能で、近接戦闘に適しています。
項目内容
定義フルオート射撃可能なピストル型火器
主な用途・使用シーン軍特殊部隊、警察特殊部隊
代表的モデル例Glock 18、Beretta 93R
使用弾薬9mm Parabellum
有効射程約25メートル
射撃方式・作動機構セレクティブファイア(セミ・フル切替)
歴史・発展経緯1930年代に登場、特殊用途向け
取り扱い難易度反動制御が難しく熟練が必要
法規制・入手難易度日本:所持不可、米国:厳格規制
メリット小型で連射可能、制圧力高い
デメリット命中精度低下、用途限定
関連カテゴリーとの比較サブマシンガンより携行性高いが安定性で劣る

シングルショット・ピストル

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画像出典:gunsandammo.com

シングルショット・ピストル(単発式拳銃)は、1発だけ弾を装填可能なピストルです。

マガジン(弾倉)が無く、発射後に毎回手動で装填する必用があります。

歴史的には14世紀に中国で誕生、18世紀前半までは銃口から弾薬を込める前装式が利用されました。

シングルショット・ピストルは、現代でも狩猟や競技で使われています。

  • 精密射撃や狩猟、スポーツ目的で使用されます。
  • 1発のみ発射した後に再装填が必要です。
項目内容
定義一発装填式の単発拳銃
主な用途・使用シーン狩猟、競技射撃
代表的モデル例Thompson Center Contender
使用弾薬.22LRからライフル弾まで多様
有効射程使用弾薬により異なる(50~200メートル)
射撃方式・作動機構ブレイクアクションなど
歴史・発展経緯狩猟用として発展
取り扱い難易度操作は簡単だが再装填遅い
法規制・入手難易度日本:競技用に限り許可、米国:容易
メリット構造簡易で信頼性高い
デメリット装弾数が1発のみ
関連カテゴリーとの比較リボルバーやピストルより装弾数で劣るが命中精度高い場合がある

リボルバー

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S&W M37エアウェイト 画像出典:invaluable.com

リボルバー(回転式拳銃)は、回転するシリンダー内に弾を込める構造のハンドガンです。

シリンダー(回転弾倉)に5~6発の弾薬を装填可能なモデルが多いですが、8発装填可能なモデルも増えています。

ハンマー操作、またはトリガー操作によってシリンダーが回転し、シングルショットの銃よりも素早く次弾を発射可能です。

自動装填式リボルバーも存在したものの普及せず、自動装填式ハンドガンではセミオートマチックピストルが主流になっています。

  • リボルバーは、セミオートマチックに比べて再装填に時間がかかりますが、簡単な構造で故障が少ないのが特徴です。
  • 現代では、特に法執行機関や護身用として使用されることが多いです。
  • 弾倉が回転して次の弾を準備するため、発射毎に手動で再装填する必要はありません。
項目内容
定義回転式シリンダーに弾を込める拳銃
主な用途・使用シーン警察(過去)、護身、狩猟補助
代表的モデル例S&W Model 686、Colt Python
使用弾薬.38 Special、.357 Magnum
有効射程約25~50ヤード(22~46メートル)
射撃方式・作動機構ダブルアクション、シングルアクション
歴史・発展経緯19世紀中盤から普及
取り扱い難易度操作簡易、整備容易
法規制・入手難易度日本:ほぼ所持不可、米国:容易
メリット構造が単純で高信頼性
デメリット装弾数少なく再装填遅い
関連カテゴリーとの比較セミオートより信頼性高いが装弾数少ない

オートマチック・リボルバー

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画像出典:Wikipedia

オートマチック・リボルバー(自動回転式拳銃)は、発射時に自動でシリンダーを回転させて連続発射を可能にしたリボルバーです。

有名なものに「ユニオン・オートマチック・リボルバー」「マテバ6ウニカ」「ウェブリーフォスベリー」などがあります。

一般的なダブルアクション・リボルバーと比較すると、「信頼性が低い」「複雑な構造」「パーツ点数が多い」「サイズが大きい」などデメリットが多いため、現在ではレアな存在となっています。

サイズに関しては、大きなピストルが多かった時代にはオートマチック・リボルバーに人気がありましたが、他のピストルやリボルバーが小型化されたり性能が向上したことでオートマチック・リボルバーの人気が低迷するようになりました。

トリガーを1回引くと1発だけ発射されます。

また、同じ用語で紛らわしいのですが、自動的に薬莢を排出するリボルバーも「オートマチック・リボルバー」と呼ばれていた歴史があります。

  • リボルバー型で、セミオートマチックのように連続して弾を発射することが可能です。
項目内容
定義発射時の反動でシリンダー回転等を自動化するリボルバー
主な用途・使用シーン特殊用途、収集家向け
代表的モデル例Webley-Fosbery Automatic Revolver
使用弾薬.455 Webleyなど
有効射程リボルバーと同等
射撃方式・作動機構リコイル作動シリンダー自動回転
歴史・発展経緯20世紀初頭に開発されたが普及せず
取り扱い難易度一般リボルバーと同等
法規制・入手難易度日本:不可、米国:希少
メリットトリガープル軽減など
デメリット機構複雑、重量増
関連カテゴリーとの比較通常リボルバーより複雑で普及率低い

ロングガン(長銃)とは?

銃の画像

日本では一般的ではありませんが、英語圏では、ライフルやショットガンなど、ストック(銃床)が備わっている全長が長い銃は「ロングガン(長銃)」と呼ばれます。

両手で保持し、ストックを肩に当てて撃つことから「ショルダー・ファイヤード・ガン(Shoulder fired guns)」とも呼ばれます。

  • 精密射撃や狩猟、軍用で使用されます。
  • 長い銃身と長距離射撃能力を持っています。
  • 両手、肩、頬の4点で銃を支えるため、安定した高精度な射撃が可能です。

ライフル

ボルトアクションライフル画像

ライフルは、ストック(銃床)が備わった中~長距離射撃が可能な銃です。

ライフルには装薬量の多い「ライフル弾」が使用され、大量の発射ガスを生み出すことで弾を加速させます。

ハンドガンとは異なり、「両手」「肩」「頬」の4点で保持されるため銃が安定し、精密射撃が可能。

歴史的に「ライフル」の名称はバレル(銃身)にライフリング(旋条)が備わった銃を由来としますが、ライフリングのない全長が長い銃をライフルと呼ぶこともあります。

また、一般的に「小銃」は軍用ライフルを指します。

手動、または自動で連続発射可能なライフルは、「リピーティングライフル」と呼ばれます。

  • 精密射撃や狩猟、軍用で使用されます。
  • 長い銃身と長距離射撃能力を持っています。

ライフルの種類と作動方式

弾倉(マガジン)が備わっており、手動、または自動で次々と連続発射可能なライフルは、リピーティング・ライフル(連発式ライフル)と呼ばれます。

  • 手動(マニュアル
    • リボルビングライフル
    • レバーアクションライフル
    • ポンプアクションライフル
    • ボルトアクションライフル
      • ターンプル式
      • ストレートプル式
      • ボルトリリース(レバーリリース)式
  • 自動(セルフローディング/オートローディング)
    • セミオートライフル
    • オートマチックライフル(アサルトライフル/バトルライフルなど)
  • 手動、または自動で連続して発射でき、様々な用途で使用されます。
手動式ライフル
ライフル画像

手動式ライフルは、手動操作で装填や排莢を行うライフルです。

  • ボルトアクションやレバーアクションを使用して手動で弾薬を装填します。
  • 狩猟用、スポーツ用、軍用など、精密射撃に使用されます。
シングルショット・ライフル
銃の画像
RN50 画像出典:serbu.com

シングルショット・ライフル(単発式ライフル)は、発射ごとに手動で装填と排莢が必要なライフルです。

弾倉(マガジン)が備わっていないため、連続して射撃するには再装填に時間がかかります。

歴史的にはレバーアクションライフルと共存する時代が続きましたが、信頼性の高いボルトアクションライフルが登場すると市場のシェアが減少しました。

  • シンプルで信頼性が高く、コストも安く、軽量で扱いやすいため初心者にも適しています。
  • 精度が高く、口径変更可能で長距離狩猟にも向いていますが、リロードが遅く、外れた場合や危険な動物を狙う場面では不利になることがあります。

銃の画像
ブラウンベス 画像出典:Wikipedia

マズルローディング・ライフル(前装式ライフル)は、銃口から火薬と弾を装填するライフルです。

このタイプの銃器は「マズルローダー」とも呼ばれます。

歴史上、銃が登場した13世紀から利用されている方式で、19世紀にブリーチローディングが発明されるまで長く活躍しました。

マッチロック式、サイドロック式、フリントロック式、パーカッション式など、様々な撃発方式が利用されます。

日本で有名な種子島銃は、シングルショットのマズルローダーで、マッチロック式(火縄式)です。

  • 発射前に銃口から弾薬を装填する伝統的なライフルで、現代では主にスポーツ射撃や狩猟に使用されます。
項目内容
定義一発装填の単発ライフル
主な用途・使用シーン狩猟、射撃競技、古式銃
代表的モデル例Ruger No.1
使用弾薬.22LR~大口径ライフル弾
有効射程使用弾薬による(50~800メートル)
射撃方式・作動機構ブレイクアクション、フォーリングブロック
歴史・発展経緯19世紀から普及
取り扱い難易度操作簡易、再装填遅い
法規制・入手難易度日本:猟銃資格で許可可、米国:容易
メリット構造簡易、高信頼性
デメリット装弾数1発のみ
関連カテゴリーとの比較ボルトアクションより速射性劣るが構造単純

リボルビング・ライフル
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画像出典:duelist1954

リボルビングライフル(回転式ライフル)はライフル版リボルバーです。

代表的なモデルにコルト ニューモデル リボルビングライフルがあり、1855~1864年にコルト社が生産した初期の連発式ライフルです。

ポニー・エクスプレス(郵便速達サービス)や南北戦争で使用されたものの不評が多く、生産中止になった歴史があります。

発射時に火薬が隣の薬室内に引火する「チェーンファイア」が起こりやすく、弾の破片が射手の手首や手に当たることもありました。

金属カートリッジを使用する現代のリボルビングライフルは安全性が高いですが、シリンダーギャップから噴出する発射ガスが顔に近いため、射手が不快に感じるなどの問題があります。

  • リボルバー型の弾倉を持ち、複数の弾を連続して発射可能です。
  • 西部劇などでよく見られます。
項目内容
定義回転式シリンダーを持つライフル
主な用途・使用シーン歴史的、収集家向け
代表的モデル例Colt Model 1855
使用弾薬.44キャップ&ボールなど
有効射程約100メートル
射撃方式・作動機構回転シリンダー装填
歴史・発展経緯19世紀中盤に開発され短期間使用
取り扱い難易度前装式は装填手間が大きい
法規制・入手難易度日本:不可、米国:骨董扱い
メリット連射可能(当時基準)
デメリットガス漏れ危険、重量大
関連カテゴリーとの比較レバーアクションに取って代わられた
レバーアクション・ライフル
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画像出典:marlinfirearms.com

レバーアクションライフルは、手動でレバーを上下に動かすことで装填と排莢を行うライフルです。

レバーアクション機構を持つ銃はライフルがほとんどですが、一部のショットガンやピストルにも利用されています。

ウィンチェスター社、ヘンリー社、マーリン社などのレバーアクションライフルに人気があり、スポーツ射撃や狩猟に利用されています。

銃の上から排莢されるタイプと、銃の横から排莢されるタイプがありますが、上から排莢されるタイプはスコープを搭載できないため、狩猟用では横から排莢されるタイプに人気があります。

  • レバーを操作して弾薬を装填します。
  • 狩猟やスポーツ射撃に使用されます。
項目内容
定義レバー操作で装填排莢するライフル
主な用途・使用シーン狩猟、牧場防衛
代表的モデル例Winchester Model 94
使用弾薬.30-30 Winchesterなど
有効射程200~300メートル
射撃方式・作動機構レバーアクション
歴史・発展経緯19世紀後半アメリカで普及
取り扱い難易度操作直感的、整備容易
法規制・入手難易度日本:猟銃許可で可、米国:容易
メリット速射性高く信頼性も高い
デメリット高威力弾薬に不向き
関連カテゴリーとの比較ボルトアクションより速射性上、精度下
ポンプアクション・ライフル
銃の画像
レミントンM7600 画像出典:gunsmagazine.com

ポンプアクションとは、前方に伸びたハンドガードを前後にスライドさせて装填や排莢を行う機構です。

ポンプアクションは、主にライフルやショットガンに利用されています。

レバーアクションとは異なり、トリガーから手を離さずに操作できるため、高い命中率を得られます。

  • ポンプアクションで弾薬を装填します。
  • 狩猟用や護身用(ホームディフェンス)として使用されます。
項目内容
定義フォアエンドを前後させ装填排莢するライフル
主な用途・使用シーン狩猟、小動物駆除
代表的モデル例Remington Model 7600
使用弾薬.223 Remingtonなど
有効射程200~300メートル
射撃方式・作動機構ポンプアクション
歴史・発展経緯19世紀末から登場
取り扱い難易度操作簡易、訓練で速射可能
法規制・入手難易度日本:猟銃許可で可、米国:容易
メリットボルトより速射性高い
デメリット精密射撃には不向き
関連カテゴリーとの比較レバーアクションと似るが操作性異なる
ボルトアクション・ライフル
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画像出典:shootingillustrated.com

ボルトアクションは、ボルトハンドルを手動で操作して装填や排莢を行う機構です。

ボルトアクションの多くはライフルですが、一部のショットガンやピストルにも使用されます。

軍用として広く使用された歴史があり、「強力な弾薬を発射可能な頑丈さ」「高い命中精度」「高い作動の信頼性」が特徴です。

現代の軍や警察ではスナイパーライフル(狙撃銃)として使用され、民間ではスポーツ射撃や狩猟で人気があります。

  • 精密射撃に特化しており、軍や警察での狙撃、狩猟、スポーツに使用されます。
  • 手動でボルトを操作します。
項目内容
定義ボルトを手動で操作するライフル
主な用途・使用シーン狩猟、狙撃、精密射撃
代表的モデル例Remington 700、Mauser 98
使用弾薬.308 Winchesterなど
有効射程500~1000メートル以上
射撃方式・作動機構ボルトアクション
歴史・発展経緯19世紀末から軍用標準
取り扱い難易度操作に訓練必要
法規制・入手難易度日本:猟銃許可で可、米国:容易
メリット強力弾薬対応、高命中精度
デメリット連射速度は低い
関連カテゴリーとの比較セミオートより精度高いが速射性劣る
ダブルバレル・ライフル
銃の画像
画像出典:gun.deals

ダブルバレルライフルは、銃身(バレル)が2本並んでいるライフルです。

銃身が縦に2本並んでいるタイプは、「オーバーアンダー(over under/上下二連)」「オーバー・アンド・アンダー(over and under)」と呼ばれます。

通常、トリガーを引くと下の銃身から発射され、もう一度引くと上の銃身から発射されますが、モデルによっては発射の順番を切替可能です。

また、トリガーが2本備わっているモデルでは、それぞれのトリガーが独立して各銃身から発射されます。

銃の画像
画像出典:revivaler.com

一方、銃身が横に2本並んでいるタイプは、「サイド・バイ・サイド(side by side/水平二連)」と呼ばれます。

手動で銃を折ることで装填と排莢が可能になります。

  • 2つの銃身を持つライフルで、狩猟やスポーツ射撃に使用されます。
項目内容
定義2連銃身を持つライフル
主な用途・使用シーン大型獣狩猟(特にアフリカ)
代表的モデル例Merkel Double Rifle
使用弾薬.375 H&H Magnumなど
有効射程約100~200メートル
射撃方式・作動機構ブレイクアクション
歴史・発展経緯19世紀からエキスプレスライフルとして発展
取り扱い難易度操作簡易だが高額
法規制・入手難易度日本:特定用途で可、米国:高価格で限定
メリット迅速に2発撃てる、高威力
デメリット重量大、価格高
関連カテゴリーとの比較シングルショットより追撃性高いが装弾数少ない
コンビネーションガン
銃の画像
ショットガンライフル 画像出典:blaser.de

複数の銃身を持つライフルやショットガンのなかで、各銃身から異なる種類の弾を発射可能なタイプは、「コンビネーションガン」と呼ばれます。

コンビネーションガンには、ショットガン用のショットシェルとライフル弾を発射可能なモデルがあり、獲物の種類や距離に合わせて発射する弾を選択することが可能です。

  • ショットガンとライフルが1つの銃に組み合わせられており、狩猟で異なる距離のターゲットを狙うために使用されます。
  • コンビネーションガンの多くは中折れ式(ブレイクアクション)です。
項目内容
定義ライフルとショットガン銃身を組み合わせた銃
主な用途・使用シーン多用途狩猟
代表的モデル例Savage Model 24
使用弾薬ライフル弾と散弾
有効射程弾薬に依存(50~200メートル)
射撃方式・作動機構ブレイクアクション
歴史・発展経緯20世紀初頭から多用途銃として普及
取り扱い難易度操作簡易、重量やや大きい
法規制・入手難易度日本:用途限定で可、米国:容易
メリット1丁で多用途対応
デメリット銃身切替が必要
関連カテゴリーとの比較単機能銃より汎用性高いが専用銃より性能劣る
オートローディング・ライフル
ライフル画像

オートローディング・ライフル(自動式ライフル)とは、火薬の力を利用して自動的に装填と排莢を行うライフルです。

セミオート・ライフル

セミオート・ライフルは、トリガーを1回引くと1発だけ発射される自動式ライフルです。

発射後は自動的に薬莢が排莢され、バネの反発力を利用して自動的に次弾を薬室に装填します。

トリガー操作のみで次々と発射可能です。

  • 1回トリガーを引くと1発を発射します。
  • 連続的な射撃が可能で、狩猟や軍事用に使用されます。
項目内容
定義射撃ごとに自動装填するライフル
主な用途・使用シーン狩猟、競技射撃、軍用
代表的モデル例Ruger Mini-14、AR-15
使用弾薬.223 Remingtonなど
有効射程300~500メートル
射撃方式・作動機構ガス圧作動、リコイル作動
歴史・発展経緯20世紀前半に普及
取り扱い難易度整備知識必要
法規制・入手難易度日本:ほぼ不可、米国:州による規制
メリット速射性高く多用途
デメリット精度でボルトに劣る場合
関連カテゴリーとの比較ボルトより速射性高いが命中精度で劣ることも
オートマチック・ライフル

オートマチック・ライフルは、トリガー引いている間、連続して発射可能(フルオート射撃が可能)な自動式ライフルです。

しかし、ライフルは過熱に弱いため連続射撃が苦手。

連続射撃が必要な場合は、連続射撃を前提に設計されたマシンガン(機関銃)が利用されます。

オートマチック・ライフルには、「アサルトライフル」や「バトルライフル」があります。

  • フルオートで連射可能です。
  • 主に軍事用で、近距離から中距離戦闘に適しています。
  • オートライフル:トリガーを引くたびに自動的に弾を発射し続けるライフルで、フルオートで連射する機能を持っています。
  • オートローディングライフル:弾が自動的に装填されるライフルです。セミオートのみのライフルとフルオート射撃も可能なライフルは、どちらもオートローディングライフルに含まれます。
項目内容
定義フルオート射撃可能なライフル
主な用途・使用シーン軍用
代表的モデル例Browning Automatic Rifle(BAR)
使用弾薬.30-06 Springfieldなど
有効射程500メートル以上
射撃方式・作動機構ガス圧作動、オープンボルト
歴史・発展経緯第一次世界大戦で登場
取り扱い難易度重量大、反動強い
法規制・入手難易度日本:不可、米国:規制厳格
メリット強力な火力支援能力
デメリット重く携行性に劣る
関連カテゴリーとの比較アサルトライフルより重量火力重視
アサルトライフル
銃の画像
画像出典:modernfirearms.net

アサルトライフル(突撃銃)は、インターミディエートカートリッジ(中間弾薬)を使用する、セミオート(単発)とフルオート(連発)を切り替え可能な自動式ライフルです。

アサルトライフルには次の特徴があります。

  • セミオートとフルオートを切り替え可能
  • 着脱式マガジンを使用
  • インターミディエートカートリッジ(中間弾薬)を使用
  • 有効射程距離300メートル以上(米軍による定義)
  • アサルトライフルは、軽量で近距離・中距離戦闘に適しています。
  • 連射機能と高い弾薬装填数を持ちます。
  • 現代軍で最も広く使われています。
項目内容
定義中間弾薬使用、セミ/フルオート切替可能な軍用ライフル
主な用途・使用シーン現代軍主力
代表的モデル例AK-47、M16
使用弾薬5.56×45mm NATOなど
有効射程300~500メートル
射撃方式・作動機構ガス圧作動、ピストン式など
歴史・発展経緯第二次世界大戦後標準化
取り扱い難易度軍訓練必須
法規制・入手難易度日本:不可、米国:セミオート仕様のみ可
メリット速射性と携行性の両立
デメリットフルオート時制御困難
関連カテゴリーとの比較バトルライフルより軽量弾薬使用
バトルライフル
銃の画像
M14 ライフル 画像出典:Wikipedia

バトルライフルは、フルサイズカートリッジ(フルパワーカートリッジ)を使用する、セミオートとフルオートを切り替え可能な自動式ライフルです。

「バトルライフル」は、「フルサイズカートリッジ」と「インターミディエートカートリッジ」を分類する目的から90年代に作られた、比較的に新しい概念です。

バトルライフルは主に1940~1970年代に主力歩兵銃として使用されました。

M1ガーランド、SVT-40、Gew 41、Gew 43、四式自動小銃、FN FAL、MAS-49 などがあります。

  • バトルライフルは、精度が高く、主に長距離での精密射撃に使用されます。
  • フルサイズの弾薬を使用します。
  • 主に軍事用途で使用されます。
項目内容
定義フルサイズライフル弾を使用する軍用ライフル
主な用途・使用シーン旧世代軍用小銃
代表的モデル例FN FAL、M14
使用弾薬7.62×51mm NATO
有効射程600~800メートル
射撃方式・作動機構セミオート/フルオート
歴史・発展経緯第二次世界大戦後からアサルトライフルへ移行
取り扱い難易度反動強く制御難
法規制・入手難易度日本:不可、米国:セミオート仕様可
メリット長射程と高威力
デメリット反動大、重量重い
関連カテゴリーとの比較アサルトライフルより射程威力上、携行性劣る

ショットガン(散弾銃)

ショットガン画像

ショットガン(散弾銃)は、散弾 (多くの小さな鉛弾) やスラグ弾 (単一の塊弾) を発射する銃です。

滑腔銃身 (ライフリングがない銃身) のショットガンが一般的ですが、ライフリングが備わったライフルドバレル (スラグ弾用) を持つショットガンも存在します。

銃の画像
画像出典:gunnewsdaily.com

口径は様々で、12番 (18.53mm) ~20番 (15.63mm) が主流。

狩猟では鳥や小動物・中型獣を狙うのに適しており、軍事や法執行機関では、ドア破壊や暴徒鎮圧、近接戦闘などに使用されます。

射撃競技にも使用され、クレー射撃やトラップ射撃などがあります。

  • 複数の弾を同時に発射でき、近距離での威力が高いです。
  • 狩猟や護身用途(ホームディフェンス)、軍や法執行機関などで広く使用されます。

マニュアル・ショットガン

手動式のショットガンは、1発撃つごとに手動で排莢と装填を行う必要があります。

ポンプアクション・ショットガン
銃の画像
画像出典:remington.com

ポンプアクション・ショットガン(ポンプ式散弾銃)は、手動でフォアエンド/グリップを前後させて装填と排莢を行うショットガンです。

通常、弾薬(ショットシェル)は銃身下部のチューブマガジンに装填されます。

ウィンチェスターM1897、レミントンM870、モスバーグ 500/590などが有名。

  • ポンプアクションは、発射後に手動で弾を装填する方式で、信頼性が高いです。
  • 近距離戦闘や狩猟、護身用途(ホームディフェンス)に使用されます。
項目内容
定義フォアエンドを前後させて装填排莢する散弾銃
主な用途・使用シーン狩猟、法執行、ホームディフェンス
代表的モデル例Remington 870、Mossberg 500
使用弾薬12ゲージ、20ゲージなど
有効射程散弾:約35メートルスラッグ:約75~100メートル
射撃方式・作動機構ポンプアクション
歴史・発展経緯19世紀末に登場し広く普及
取り扱い難易度操作簡易、訓練で速射可能
法規制・入手難易度日本:所持可能(所持許可必要)、米国:容易
メリット構造堅牢、作動信頼性高い
デメリットセミオートより速射性で劣る
関連カテゴリーとの比較セミオートより信頼性高いが速射性で劣る
レバーアクション・ショットガン

レバーアクション・ショットガン(レバー式散弾銃)は、手動でレバーを上下させて装填と排莢を行うショットガンです。

19世紀の初期の連発式ショットガンは、「レバーアクション」や「ボルトアクション」が主流でした。

なかでもジョン・M・ブローニングが開発したウィンチェスターM1887は代表的なレバーアクションです。

20世紀になるとポンプアクション・ショットガンが主流になり、レバーアクションは衰退。

当時のショットシェルは紙製など脆弱な構造だったため、レバーアクション操作中に潰れ、ジャムが発生する問題がありました。

しかし現在では信頼性の高い製品が登場し、スポーツ射撃や狩猟で人気があります。

  • レバーを操作して弾薬を装填するショットガンです。
  • 狩猟やスポーツに使用されます。
項目内容
定義レバー操作で装填排莢する散弾銃
主な用途・使用シーン歴史的用途、競技、趣味
代表的モデル例Winchester Model 1887
使用弾薬12ゲージなど
有効射程散弾:約35メートルスラッグ:約75メートル
射撃方式・作動機構レバーアクション
歴史・発展経緯19世紀後半に登場
取り扱い難易度操作直感的だが訓練必要
法規制・入手難易度日本:希少、米国:収集向けで容易
メリット操作速度が比較的速い
デメリット重量や操作性でポンプアクションに劣る
関連カテゴリーとの比較ポンプアクションより古典的で珍しい
リボルビング・ショットガン
銃の画像
MTs-255 画像出典:kbptula.ru

リボルリングショットガンはリボルバーと同じ構造で、シリンダー(回転式弾倉)を使用するショットガンです。

ショットガンのなかではレアな存在で、実用性よりも趣味性の高いカテゴリー。

先述したリボルビング・ライフルと同様の問題がありました。

以下のモデルが代表的です。

  • コルト M1839
  • コルト M1855
  • ストライカー12
  • トーラス(ロッシ)サーキット・ジャッジ
  • MTs255
  • リボルバー型の弾倉を持ち、複数のショットを連続して発射可能です。
  • 狩猟やスポーツ、特殊用途などで使用されることがあります。
項目内容
定義回転式シリンダーで装填する散弾銃
主な用途・使用シーン特殊用途、法執行(一部国)、収集
代表的モデル例Armsel Striker(ストライカー)、Cobray Street Sweeper
使用弾薬12ゲージ
有効射程散弾:約35メートル
射撃方式・作動機構リボルビングシリンダー
歴史・発展経緯1980年代に登場
取り扱い難易度重量大、操作複雑
法規制・入手難易度日本:不可、米国:規制厳格
メリット高装弾数
デメリット重量と操作性に難あり
関連カテゴリーとの比較ポンプやセミオートより特殊かつ大型
マズルローディング・ショットガン
銃の画像
画像出典:davide-pedersoli.com

マズルローディング・ショットガン(前装式/先込め式散弾銃)は、銃口から火薬や弾丸を装填する構造のショットガンです。

主に14~19世紀に使用されていましたが、現在でもスポーツ射撃に使用されています。

  • 弾薬を銃口から手動で装填するタイプのショットガン。
  • 現代ではスポーツ用や狩猟用として使用されます。
項目内容
定義銃口から装填する前装式散弾銃
主な用途・使用シーン古式猟、歴史再現
代表的モデル例トラディショナルパーカッションショットガン
使用弾薬黒色火薬、ワッズ、散弾
有効射程散弾:約20~30メートル
射撃方式・作動機構マズルローディング
歴史・発展経緯18世紀から19世紀中盤まで使用
取り扱い難易度装填に時間と手順を要する
法規制・入手難易度日本:登録必要、米国:州による
メリット構造が単純
デメリット装填速度極めて遅い
関連カテゴリーとの比較現代散弾銃より圧倒的に非効率

ブレイクアクション・ショットガン

パーカッションショットガンの画像

銃の中央で銃を折って弾薬の装填や排莢を行う機構を「ブレイクアクション(中折式)」と呼びます。

ブレイクアクションを利用するショットガンには、「オーバーアンダー・ショットガン」や「サイドバイサイド・ショットガン」などがあります。

  • 銃身を下に開くことで弾薬を装填するショットガン。
  • シンプルで信頼性が高く、スポーツ射撃や狩猟に使用されます。
オーバー・アンダー・ショットガン
銃の画像
画像出典:CZ

バレル(銃身)が上下に2本並んでいるショットガンは、

オーバーアンダー・ショットガン(over under/上下二連散弾銃)

または、

オーバー・アンド・アンダー・ショットガン(over and under/上下二連散弾銃と呼ばれます。

鳥撃ちやクレー射撃など、上下に移動する目標を狙うのに適しています。

  • 二つの銃身が上下に並んだショットガン。
  • 特に狩猟において、迅速な射撃が可能です。
項目内容
定義銃身が上下に並ぶ二連散弾銃
主な用途・使用シーンクレー射撃、競技、狩猟
代表的モデル例Browning Citori
使用弾薬12ゲージ、20ゲージなど
有効射程散弾:約35メートル
射撃方式・作動機構ブレイクアクション
歴史・発展経緯20世紀以降競技用標準
取り扱い難易度操作簡易、メンテナンス容易
法規制・入手難易度日本:許可可、米国:容易
メリット精度高く競技に最適
デメリット装弾数2発のみ
関連カテゴリーとの比較サイドバイサイドより縦照準が取りやすい
サイド・バイ・サイド・ショットガン
銃の画像

銃身が横に2本並んでいるショットガンは、「サイド・バイ・サイド・ショットガン(side by side shotgun/水平二連散弾銃)」と呼ばれます。

狩猟やホームディフェンスなど幅広く用いられます。

  • 二つの銃身が横に並んだショットガン。
  • 伝統的なデザインで、スポーツ射撃や狩猟に使用されます。
項目内容
定義銃身が水平に並ぶ二連散弾銃
主な用途・使用シーン狩猟、伝統競技
代表的モデル例Purdey SxS
使用弾薬12ゲージなど
有効射程散弾:約35メートル
射撃方式・作動機構ブレイクアクション
歴史・発展経緯19世紀から20世紀初頭にかけ主流
取り扱い難易度操作簡易だがオーバーアンダーより習熟必要
法規制・入手難易度日本:許可可、米国:容易
メリット伝統的デザイン、瞬間的2発発射可能
デメリット照準が左右にぶれる場合あり
関連カテゴリーとの比較オーバーアンダーより伝統的だが競技向きではない

オートマチック・ショットガン

銃の画像
画像出典:nationalinterest.org

オートマチック・ショットガン(自動式散弾銃)は、反動やガス圧を利用して自動的に装填と排莢を繰り返すショットガンです。

セミオート(単発)の他、自動で連射可能なフルオート・ショットガンも存在します。

軍用やハンティングで使用されることが多い機構です。

  • セミオートマチックは、トリガーを引くだけで連射が可能なため、特に近距離戦闘に強いです。
  • 高速な連射が可能で、狩猟、スポーツ、軍事、警察用途など幅広く使用されます。
項目内容
定義射撃ごとに自動装填する散弾銃
主な用途・使用シーン狩猟、競技、軍警察特殊部隊
代表的モデル例Benelli M4、Saiga-12
使用弾薬12ゲージなど
有効射程散弾:約35メートルスラッグ:約75~100メートル
射撃方式・作動機構ガス圧作動、インナーシャ作動
歴史・発展経緯20世紀中盤から普及
取り扱い難易度整備知識が必要
法規制・入手難易度日本:基本可(例外あり)、米国:州による規制
メリット高速連射可能
デメリット作動が弾種に依存しやすい
関連カテゴリーとの比較ポンプより速射性高いが作動信頼性で劣る場合

アドオン・ショットガン

銃の画像
画像出典:impactguns.com

アドオン・ショットガンは、ライフルに装着して使用するショットガンです。

主に軍で使用され、ドアの破壊等に使用されます。

  • 他の武器システムに取り付けて使用するショットガン。
  • 主に軍で使用され、近距離戦闘やブリーチング(ドアの破壊)に向いています。
項目内容
定義アサルトライフルなどに装着可能なショットガンユニット
主な用途・使用シーン軍警察でドアブリーチング
代表的モデル例M26 MASS
使用弾薬12ゲージ
有効射程散弾:約20~35メートル
射撃方式・作動機構ポンプアクション(多くの場合)
歴史・発展経緯21世紀初頭に普及
取り扱い難易度重量バランスに習熟必要
法規制・入手難易度日本:不可、米国:規制厳格
メリット小型軽量でライフルと統合運用可能
デメリット専用プラットフォーム必須
関連カテゴリーとの比較単体ショットガンより装弾数少ない

その他の銃器

マシンガン(機関銃)

M60画像
画像出典:Wikipedia

マシンガン(機関銃)は、ライフル弾を使用し、トリガーを引き続ける間は連続して弾を発射(フルオート射撃)する銃です。

一般的にセミオート(単発)発射機能はありません。

主な用途は以下の通りです:

  1. 歩兵支援:高火力を発揮し、敵の陣地を制圧し、進軍する味方部隊を支援します。
  2. 領域拒否:横断的に掃射し、敵の移動を防ぎます。
  3. 車両搭載:攻撃車両や装甲車、航空機に搭載され、機動的に運用されます。
  4. 防御:占拠したエリアの前面、側面、後方を防衛し、重なり合う射撃範囲を確保します。
  5. 攻撃作戦:敵陣地を抑え、味方部隊の機動を支援します。

機関銃は、戦術に革命をもたらし、戦場での戦闘スタイルを大きく変えました。

  • フルオート射撃のみを行う銃です。
  • 高火力を活かして歩兵支援、接近阻止(領域拒否)、車両搭載など多目的に使用されます。
  • 防御陣地では敵の進行を阻止し、攻撃時には味方部隊の支援を行います。

ヘビーマシンガン

銃の画像
画像出典:army.mil

ヘビーマシンガン(HMG/重機関銃)は、強力なライフル弾を使用し、対人用はもちろん、車両や低空の航空機に対しても有効なマシンガンです。

1800年代後半に登場し、後に小型化されたライトマシンガンが登場しました。

へヴィー・マシンガンは専用マウントやトライポッド(三脚)に載せ、陣地に設置したり、車両や航空機などに搭載して大口径の弾を大量に連続して撃ち出すことが可能です。

有名なものに米国のブローニングM2やロシアのDShKなどがあります。

  • フルオート射撃のみを行うマシンガンです。
  • 高い火力と持続的な連射能力を持ちます。
  • 主に陣地防衛や火力支援を目的として使用されます。
項目内容
定義大口径の持続射撃可能な機関銃
主な用途・使用シーン車載、対空、対物火力支援
代表的モデル例M2 ブローニング .50 BMG
使用弾薬.50 BMG (12.7×99mm NATO)など
有効射程約1,800メートル
射撃方式・作動機構ベルト給弾、ショートリコイル作動など
歴史・発展経緯第一次大戦から現在まで継続運用
取り扱い難易度重量大、複数名で運用
法規制・入手難易度日本:不可、米国:規制厳格
メリット強力な火力と長射程
デメリット携行性皆無、設置が必要
関連カテゴリーとの比較ライトマシンガンより火力大、機動性低

ガトリングガン

ガトリング砲 画像出典:Wikipedia

ガトリングガン(多銃身回転式速射砲/多銃身回転式重機関銃)は、1861年、リチャード・ガトリングによって設計製造された多銃身空冷マシンガンです。

このカテゴリーの銃は、複数本のバレルの束が外部パワーソース(手動クランク/油圧/電動など)により回転し、短時間に大量の弾を発射可能です。

時代と共に改良され、現在では航空機に搭載されるM61バルカン砲(20mm口径)やM134ミニガン(7.62mm口径)で採用されています。

パワーソースを火薬の力に頼る従来のマシンガンとは異なり、不発が起きても強制的に作動を継続できるメリットがあります。

専用マウントやトライボッドに載せて運用されるため、映画のように手に持って撃つことは効率的ではありません。

  • 多連装の回転式マシンガン。
  • 高い発射速度を持ち、戦場での火力支援に使用されます。
項目内容
定義多銃身回転式の機関銃
主な用途・使用シーン航空機、車載、対空
代表的モデル例M134 ミニガン
使用弾薬7.62×51mm NATOなど
有効射程約1,000メートル
射撃方式・作動機構電動モーター駆動回転銃身
歴史・発展経緯19世紀に発明、20世紀後半に電動化
取り扱い難易度専用プラットフォーム必須
法規制・入手難易度日本:不可、米国:規制厳格
メリット毎分数千発の超高レート射撃
デメリット重量、弾薬消費量、複雑性
関連カテゴリーとの比較他マシンガンより圧倒的な連射速度

ライトマシンガン

銃の画像
M249 Para 画像出典:wikipedia

ライトマシンガン(LMG/軽機関銃)は1人で携帯し運用可能なマシンガンです。

ライフル弾が使用され、 多くは分隊支援火器として使用されます。

  • 軽量な設計で、持ち運びやすく、1人で運用可能なマシンガン。
  • 火力支援を提供する目的で使用されます。
項目内容
定義分隊支援用の軽量機関銃
主な用途・使用シーン歩兵分隊火力支援
代表的モデル例M249 SAW、RPK
使用弾薬5.56×45mm NATO、7.62×39mmなど
有効射程約800メートル
射撃方式・作動機構ベルト給弾・マガジン給弾、ガス圧作動
歴史・発展経緯WWI末期から分隊火力増強で普及
取り扱い難易度反動制御と機構理解必要
法規制・入手難易度日本:不可、米国:規制厳格
メリット機動性と火力の両立
デメリット小銃より重く携行負担あり
関連カテゴリーとの比較ヘビーマシンガンより軽量、火力は劣る

サブマシンガン(短機関銃)

B&T APC9K 画像出典:recoilweb.com

サブマシンガン(短機関銃)は、拳銃弾を使用し、フルオート射撃が可能な軽量コンパクトな銃です。

サブマシンガン(SMG)は、軍と警察で特定の任務に使用されます。

  • 軍事利用:特殊部隊や車両要員、セルフディフェンス武器としてコンパクトで扱いやすく、近接戦闘や警護用に適しています。
  • 警察利用:SWATやボディガードが都市環境で使用し、高い連射能力と操作性が利点です。

SMGは狭い空間での高火力、隠密行動、都市環境での二次被害軽減に優れています。

  • 小型軽量で、フルオート射撃が可能な銃。
  • 拳銃弾を使用します。
  • 近距離戦闘において優れた機動性を発揮し、警察や特殊部隊で使用されます。
  • マシンガン(機関銃):ライフル弾を使用し、フルオート射撃のみを行う銃。
  • サブマシンガン(短機関銃):拳銃弾を使用し、フルオート射撃が可能な軽量コンパクトな銃。
項目内容
定義ピストル弾を使用する短機関銃
主な用途・使用シーン近接戦闘、法執行、特殊部隊
代表的モデル例MP5、Uzi、MAC-10
使用弾薬9mm Parabellum、.45 ACPなど
有効射程約50~150メートル
射撃方式・作動機構ブローバック、オープンボルト/クローズドボルト
歴史・発展経緯WWI末期から近接火器として発展
取り扱い難易度短機関銃として扱いやすいが制御訓練必要
法規制・入手難易度日本:不可、米国:民間所持不可(セミオート版は可)
メリットコンパクトで取り回し良好
デメリット射程と威力はライフルに劣る
関連カテゴリーとの比較アサルトライフルより軽量だが威力不足

グレネード・ランチャー

銃の画像
40mmグレネード 画像出典:researchgate.net

グレネードランチャー(GL/擲弾発射器)は、炸薬の入った弾を撃ち出すランチャー(発射器)です。

対人用では撃ち出された弾の中に炸薬が入っており、着弾地点や空中で炸裂し、半径3~6mの範囲の目標を破壊したり殺傷する事ができます。

弾頭の種類は様々あり、対人用榴弾の他、対装甲弾、散弾、催涙ガス弾、スモーク弾、ショットシェル用アダプターなど多種多様に存在し、警察では暴徒鎮圧用に催涙弾をメインに使用されます。

西側諸国では40mm口径、東側諸国では40mmまたは43mm口径が一般的であり、民間市場では軍用と互換性を持たせないために37mm口径が多く見られます。

  • 爆発物を発射するための武器。
  • 近接戦闘や障害物越しに爆発物を投射する用途で使用されます。
  • 軍事用途:敵の陣地、車両、施設に対して爆発力を発揮し、移動を抑制したり、車両に搭載して機動的な火力を発揮します。
  • 警察用途:逮捕時に低致死性弾を使用したり、暴動鎮圧のための催涙弾や煙幕弾を使用されます。
項目内容
定義一発装填式擲弾発射器
主な用途・使用シーン歩兵火力支援
代表的モデル例M79、M203
使用弾薬40mm低初速榴弾
有効射程約350メートル(最大射程)、有効射程約150メートル
射撃方式・作動機構ブレイクアクションなど
歴史・発展経緯ベトナム戦争期に普及
取り扱い難易度操作簡易、射角計算必要
法規制・入手難易度日本:不可、米国:民間規制厳格
メリット軽量シンプル
デメリット連射不可、装填遅い
関連カテゴリーとの比較マルチプルやオートマチックより軽量簡易

シングルショット・グレネードランチャー

銃の画像
M79グレネードランチャー 画像出典:Wikipedia

シングルショット・グレネードランチャーは、マガジンを備えておらず、一発ごとに手動で装填と排莢を行います。

ベトナム戦争以降大きな発展を遂げたグレネード・ランチャーですが、有名な米国のM79は1961~1971年の10年間に35万丁ものランチャーが製造され、これを装備する兵士は1人あたり20発の弾を携行しました。

  • 単発でグレネードを発射するランチャー。
  • 軽量で個人装備として使用され、特定の目標に対して精度よく使用されます。
項目内容
定義一発装填式擲弾発射器
主な用途・使用シーン歩兵火力支援
代表的モデル例M79、M203
使用弾薬40mm低初速榴弾
有効射程約350メートル(最大射程)、有効射程約150メートル
射撃方式・作動機構ブレイクアクションなど
歴史・発展経緯ベトナム戦争期に普及
取り扱い難易度操作簡易、射角計算必要
法規制・入手難易度日本:不可、米国:民間規制厳格
メリット軽量シンプル
デメリット連射不可、装填遅い
関連カテゴリーとの比較マルチプルやオートマチックより軽量簡易

アドオン・グレネードランチャー

銃の画像
画像出典:Wikipedia

アドオン・グレネードランチャーは、ライフルに装着して使用されるランチャーです。

UBGL(アンダーバレル・グレネードランチャー)とも呼ばれます。

西側諸国では40mm口径が一般的であり、最大1,500mの射程を持つランチャーまで存在。

アドオン式グレネードランチャーは、歩兵の火力を強化するためにアサルトライフルに取り付けて使用する多用途の武器です。

  • 近距離火力支援:手投げグレネードの射程を超えて、敵の陣地や軽装甲車両に対して効果的に使用されます。
  • 領域拒否と抑制:煙幕弾や催涙弾を使用して敵の動きを抑制し、群衆制御を行います。
  • 戦闘の柔軟性:迅速にライフルに取り付けて使用でき、単体でも使用可能です。

M320などの最新型は多様な弾薬を発射でき、歩兵に高い機動力と火力を持たせます。

  • 他の火器に取り付けて使用するグレネードランチャー。
  • 戦術的な柔軟性を持ち、主に軍や特殊部隊に使用されます。
項目内容
定義ライフルに装着するグレネードランチャー
主な用途・使用シーン歩兵火力支援
代表的モデル例M203(M16/M4用)、GP-25(AK用)
使用弾薬40mm低初速榴弾
有効射程約150メートル
射撃方式・作動機構ブレイクアクション、スライドアクション
歴史・発展経緯ベトナム戦争期以降普及
取り扱い難易度銃との重量バランス慣熟必要
法規制・入手難易度日本:不可、米国:NFA規制対象
メリット携行性と統合性
デメリット単体ランチャーより重量増
関連カテゴリーとの比較単体より装備統合性高いが独立運用不可

マルチプル・グレネード・ランチャー

銃の画像
画像出典:Wikipedia

マルチプル・グレネード・ランチャー(MGL)は、回転式グレネード・ランチャーです。

リボルバーと同様にシリンダー(回転弾倉)が備わっており、グレネード弾を使用します。

トリガー操作によるダブルアクション、またはスプリングの反発力を利用してシリンダーを回転させます。

軍事作戦で火力を強化し、迅速にターゲットを攻撃するための効果的な武器です。

  • 歩兵支援:MGLは複数の弾を素早く発射し、敵の人員や軽車両、施設を効果的に攻撃します。
  • エリア抑制:爆発する弾や煙幕弾で敵の移動を抑制し、視界を遮ります。
  • 近接戦闘:都市戦でルームクリアリングやバリケード突破に使用されます。

MGLは多様な弾薬オプションにより、迅速に複数のターゲットを攻撃可能です。

  • 複数の弾を素早く発射でき、歩兵支援やエリア抑制、近接戦闘(400m以下)で活躍します。
  • 高い発射速度と多様な弾薬オプションで、特に都市戦で効果的です。
項目内容
定義回転シリンダー式複数発装填ランチャー
主な用途・使用シーン特殊部隊、火力制圧
代表的モデル例Milkor MGL
使用弾薬40mm低初速榴弾
有効射程約150メートル
射撃方式・作動機構ダブルアクション回転シリンダー
歴史・発展経緯1980年代以降普及
取り扱い難易度重量と反動制御要訓練
法規制・入手難易度日本:不可、米国:NFA規制対象
メリット連続複数射撃可能
デメリット重量とサイズ大きい
関連カテゴリーとの比較シングルショットより火力持続性高い

オートマチック・グレネード・ランチャー

銃の画像
画像出典:militaryfactory.com

オートマチック・グレネード・ランチャー(AGL/自動榴弾発射器)は、フルオート射撃が可能な榴弾発射器です。

グレネード・ランチャーの大きさは様々あり、個人装備用の重量1.5kg程度のものもあれば、3脚を使用して陣地に設置する重量20~30kgの大型サイズ(AGL:オートマチック・グレネード・ランチャー)も存在します。

30×28mm、40×46mm、40×53mmなどの弾薬が使用されます。

  • 設計と運用
    • Mk 19やAGS-17などのAGLは、ベルト給弾またはマガジン給弾で、自動発射が可能です。
    • 自動装填のため、ブローバックまたはロングリコイル機構を使用します。
  • 弾薬
    • 30mmまたは40mmの弾薬を使用。
    • 榴弾(HE)、フラグメント、徹甲、スモーク、エアバースト弾などがあります。
  • 射程と精度
    • 射程は1,500m〜2,500m程度(モデルと弾薬による)。
    • 高度な火器管制システム(FCS)やプログラム可能なエアバースト弾により精度が向上し、誤爆を減少させます。
  • 敵の陣地を抑圧したり、機関銃陣地や軽装甲車両を破壊します。
  • 爆発物を撒いて、敵の移動を防ぎ、守備陣地を強化します。
  • ハンビーや装甲車、ヘリコプターに搭載され、移動中の火力支援が可能です。
  • 建物をクリアリングしたり、障害物の背後にいる敵を攻撃するのに有効です。
項目内容
定義フルオート射撃可能な擲弾発射器
主な用途・使用シーン車載火力支援、対人制圧
代表的モデル例Mk 19
使用弾薬40mm高初速榴弾
有効射程約1,500メートル
射撃方式・作動機構ベルト給弾、ブローバック作動
歴史・発展経緯ベトナム戦争後期登場
取り扱い難易度設置運用必須
法規制・入手難易度日本:不可、米国:軍専用
メリット高レート広範囲制圧可能
デメリット重量巨大、歩兵単独運用不可
関連カテゴリーとの比較他グレネードランチャーより火力圧倒的

主なモデルは以下の通り:

モデル名口径有効射程発射速度重量搭載オプション
Mk 19 Mod 340x53mm1,500m325–375 RPM35.2kg三脚、車両搭載
AGS-1730x29mm1,700m400 RPM約30kg三脚
Mk 47 Striker40x53mm1,700m225–300 RPM18kg三脚、車両搭載
AGS-40 Balkan40mm2,500m400 RPM約32kg三脚

まとめ

主要な銃器の種類と特徴

  • ハンドガン(拳銃)
    • ピストル(セミオートピストル)
      • 特徴:マガジンに複数発装填可能。射撃時のガス圧や反動で次弾を自動装填。
      • メリット:装弾数が多く、速射性に優れる。
      • デメリット:構造が複雑で、作動不良のリスクがリボルバーより高い。
    • リボルバー
      • 特徴:回転式シリンダーに弾を装填し、一発ずつ発射。
      • メリット:構造が単純で作動信頼性が高い。長期保管後も撃発しやすい。
      • デメリット:装弾数が少なく(通常5~6発)、再装填に時間がかかる。
  • ライフル(小銃・ライフル銃)
    • ボルトアクションライフル
      • 特徴:手動でボルトを操作し、薬室に弾を装填。狩猟・精密射撃で使用。
      • メリット:機構が強固で高威力弾薬にも対応可能。命中精度が高い。
      • デメリット:連射速度が遅い。
    • セミオートライフル
      • 特徴:射撃の反動やガス圧で自動的に次弾装填。トリガーを引くたびに一発発射。
      • メリット:速射性に優れ、複数目標への対応が容易。
      • デメリット:ボルトアクションに比べ命中精度で劣る場合がある。整備が複雑。
    • レバーアクションライフル
      • 特徴:レバーを操作して次弾装填。古典的でウエスタン銃に多い。
      • メリット:操作が直感的で速射が可能。
      • デメリット:高威力ライフル弾には不向き。装填がチューブ式で遅い。
  • ショットガン
    • ポンプアクションショットガン
      • 特徴:フォアエンドを前後に動かし装填排莢。最も一般的な散弾銃。
      • メリット:確実な作動と多様な弾種使用が可能。
      • デメリット:連射速度はセミオートに劣る。
    • セミオートショットガン
      • 特徴:反動やガス圧で自動装填。主に狩猟や競技用。
      • メリット:速射性に優れ、追撃が容易。
      • デメリット:作動が弾種に依存することがあり、不安定な場合もある。
    • ブレイクアクションショットガン
      • 特徴:銃身を折って装填する単発式や二連式。
      • メリット:構造が簡易で頑丈。誤作動がほぼない。
      • デメリット:装弾数が少なく、再装填が遅い。
  • サブマシンガン(短機関銃)
    • 特徴:拳銃弾を使用し、フルオート射撃が可能。近距離戦闘用。
    • メリット:反動が小さく、制御しやすい。市街地・屋内戦闘で有用。
    • デメリット:射程と威力はライフルに劣る。
  • アサルトライフル(突撃銃)
    • 特徴:中間弾薬を使用し、セミオート・フルオート射撃が可能。
    • メリット:連射性と威力のバランスが良く、現代軍用主力。
    • デメリット:法規制が厳しく、民間市場ではセミオート仕様が一般的。
  • ライトマシンガン(軽機関銃)
    • 特徴:歩兵支援火器。弾帯給弾またはマガジン給弾で連続射撃が可能。
    • メリット:制圧射撃能力に優れる。
    • デメリット:重量があり、取り回しに劣る。
  • スナイパーライフル(狙撃銃)
    • 特徴:高精度射撃用。ボルトアクション式が主流だがセミオートも存在。
    • メリット:長距離命中精度が極めて高い。
    • デメリット:重量があるため携行性に制約がある。

ハンドガン

  • ハンドガン – 片手で扱える小型の銃の総称。
  • ピストル – 一般的に自動式または半自動式のハンドガンを指す。
  • セミオートマチック・ピストル – トリガーを引くたびに1発ずつ発射される自動装填式の拳銃。
  • マシンピストル – フルオート射撃が可能な小型の自動拳銃。
  • シングルショット・ピストル – 1発ずつ装填・発射する単発式のピストル。
  • リボルバー – シリンダー内の弾薬を回転させて発射する拳銃。
  • オートマチック・リボルバー – 反動を利用してシリンダーを自動回転させる特殊なリボルバー。

ライフル

  • ロングガン – 両手で構えて使用する長銃身の銃の総称。
  • ライフル – 銃身内部にライフリング(旋条)が刻まれた精密射撃向けの銃。
  • リピーティング・ライフルの種類 – 連続射撃が可能な手動・自動のライフルの分類。
  • 手動式ライフル – 発射ごとに手動で次弾を装填するライフル。
  • リボルビング・ライフル – リボルバーのような回転式シリンダーを持つライフル。
  • レバーアクション・ライフル – レバー操作で弾薬を装填する西部劇で有名なライフル。
  • ポンプアクション・ライフル – フォアエンドをスライドさせて弾薬を装填するライフル。
  • ボルトアクション・ライフル – ボルトハンドルを手動操作して弾薬を装填・排莢する高精度ライフル。
  • ダブルバレル・ライフル – 2本の銃身を持ち、主に狩猟に使われるライフル。
  • コンビネーションガン – ライフルとショットガンの銃身を組み合わせた多用途銃。
  • シングルショット・ライフル – 1発ずつ装填し、単発射撃のみ可能なライフル。
  • マズルローディング・ライフル – 銃口から火薬と弾を装填する旧式のライフル。
  • オートローディング・ライフル – 自動で次弾を装填するライフルの総称。
  • セミオート・ライフル – トリガーを引くたびに1発ずつ発射する自動装填式ライフル。
  • オートマチック・ライフル – フルオート射撃が可能なライフル。
  • アサルトライフル – 軽量でフルオート・セミオート切替可能な軍用ライフル。
  • バトルライフル – 7.62mm弾などの大口径弾を使用するフルオート対応の軍用ライフル。

ショットガン

  • ショットガン – 散弾を発射する銃で、狩猟や近接戦闘に適している。
  • マニュアル・ショットガン – 手動で装填・排莢を行うショットガン。
  • ポンプアクション・ショットガン – フォアエンドをスライドさせることで次弾を装填するショットガン。
  • レバーアクション・ショットガン – レバー操作で装填する西部劇で有名なショットガン。
  • リボルビング・ショットガン – リボルバー式の回転シリンダーを持つショットガン。
  • マズルローディング・ショットガン – 銃口から装填する旧式のショットガン。
  • ブレイクアクション・ショットガン – 銃身を折り曲げて装填するシンプルなショットガン。
  • オーバー・アンダー・ショットガン – 縦に2連銃身を配置したダブルバレル・ショットガン。
  • サイド・バイ・サイド・ショットガン – 水平方向に2連銃身を配置したショットガン。
  • オートマチック・ショットガン – 自動装填・発射可能なショットガン。
  • アドオン・ショットガン – アサルトライフルなどに取り付ける補助的なショットガン。

マシンガン

  • マシンガン – 連続射撃が可能な自動火器の総称。
  • ヘビーマシンガン – 大口径弾を使用する据え置き型の重機関銃。
  • ガトリングガン – 多銃身を回転させて連射する機関銃。
  • ライトマシンガン – 分隊支援火器として使われる比較的軽量な機関銃。

サブマシンガン

  • サブマシンガン – 近距離戦闘向けの小型フルオート銃で拳銃弾を使用。

グレネードランチャー

  • グレネード・ランチャー – 手榴弾サイズの爆発物を発射する火器。
  • シングルショット・グレネードランチャー – 1発ずつ装填・発射するグレネードランチャー。
  • アドオン・グレネードランチャー – ライフルなどに装着する補助的なグレネードランチャー。
  • マルチプル・グレネード・ランチャー – 複数のグレネードを連続発射できるランチャー。
  • オートマチック・グレネード・ランチャー – フルオート射撃が可能なグレネードランチャー。