銃のカテゴリー:ハンドガン、ライフル、ショットガン、マシンガンの違い

  1. 銃のカテゴリー
  2. ピストル
    1. オートマチック・ピストル(自動拳銃)
    2. マシン・ピストル(機関拳銃)
    3. シングルショット・ピストル(単発式拳銃)
    4. マズルローディング・ピストル(前装式/先込め式銃)
    5. リピーティング・ピストル(連発式拳銃)
  3. リボルバー(回転式拳銃)
    1. オートマチック・リボルバー(自動回転式拳銃)
  4. ライフル
    1. オートマチック・ライフル(自動小銃)
      1. アサルトライフル(突撃銃)
      2. バトルライフル
    2. 手動式ライフル
      1. ボルトアクション・ライフル
      2. レバーアクション・ライフル
      3. ポンプアクション・ライフル
      4. リボルバー・ライフル リボルビング・ライフル(回転式ライフル)
      5. オーバー・アンダー・ライフル(上下二連ライフル)
      6. サイド・バイ・サイド・ライフル(水平二連ライフル)
      7. シングルショット・ライフル(単発式ライフル)
      8. マズルローディング・ライフル(前装式/先込め式銃)
        1. カービン(短小銃/騎兵銃)
        2. リピーティング・ライフル(連発式ライフル)
  5. ショットガン(散弾銃)
    1. マニュアル・ショットガン(手動式散弾銃)
      1. ポンプアクション・ショットガン(ポンプ式散弾銃)
      2. レバーアクション・ショットガン(レバー式散弾銃)
      3. リボルバー・ショットガン リボルビング・ショットガン(回転式散弾銃)
      4. オーバー・アンダー・ショットガン(上下二連散弾銃)
      5. サイド・バイ・サイド・ショットガン(水平二連散弾銃)
      6. マズルローディング・ショットガン(前装式/先込め式散弾銃)
      7. リピーティング・ショットガン(連発式散弾銃)
    2. オートマチック・ショットガン(自動式散弾銃)
    3. アドオン・ショットガン
  6. ヘヴィーマシンガン(HMG/重機関銃)
    1. ガトリング砲/ガトリングガン (多銃身回転式速射砲/多銃身回転式重機関銃)
  7. ライトマシンガン(LMG/軽機関銃)
    1. シングルショット・グレネード・ランチャー
    2. アドオン・グレネード・ランチャー
    3. マルチプル・グレネード・ランチャー(MGL)
    4. オートマチック・グレネード・ランチャー(AGL/自動榴弾発射器)
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銃のカテゴリー

 

 

ハンドガン(拳銃)

近距離や狭い場所(室内など)で使用される小型の銃器。自動式(オートマチック)と回転式(リボルバー)に分類されます。

対人用としての有効射程距離は概ね50メートル以内。

多くの場合で使用される距離は20m以内であり、FBIが調査したハンドガンが使用される平均距離の統計では約7m前後と言われています。

 

 

ピストル

Photo via gungenius.com

オートマチック・ピストル(自動拳銃)

一般的に、ピストルとはオートピストルのことを指します。

火薬の力で装填と排莢を自動的に行う機構を持ち合わせています。具体的には、リコイル(反動)や発射時に生じるガス圧を利用して作動させます。トリガー(引き金)を一回引くと一発発射されます。

マシン・ピストル(機関拳銃)

オート・ピストルをフルオート化したもの。

トリガーを引き続けると自動的にフルオートまたはバースト射撃されます。

ヨーロッパでは小型サブマシンガンのことを指すことが多く、ピストル弾をフルオートで連射できるコンパクトな銃全般をマシンピストルと呼びます。

例:グロック18、B&T MP9

シングルショット・ピストル(単発式拳銃)

オートピストルのように自動的に排莢や装填を行わないので、手動でこれらを操作する必要があります。一発撃つごとにスライドやボルトを引いて排莢と装填を行います。構造的に精度を高められるため、ハンティング用や競技用で用いられることが多いカテゴリーです。

マズルローディング・ピストル(前装式/先込め式銃)

マズルローディング・ライフルのピストル版。

概要はマズルローディング・ライフルを参照。

リピーティング・ピストル(連発式拳銃)

マガジンを備えており、手動または自動で連続して射撃できるピストル。

十九世紀の銃を指すことが多い。

 

 

リボルバー(回転式拳銃)

Photo via S&W

「リボルバー」を「ピストル」と呼ぶ人がいますが、それは間違いです。リボルバーはシリンダーの中に弾が装填され、トリガーを引いたりハンマー(撃鉄)を起こす度にシリンダーが回転し、次々と弾を発射できる構造のハンドガンです。

トリガーを一回引くと一発発射される「ダブル・アクション」と、ハンマーを起こしてからトリガーを引くと一発発射される「シングル・アクション」があります。リボルバーの種類によってこの両方を備えているものと、シングル・アクションのみを備えているリボルバーが存在します。

オートピストルより装弾数が少ないことが殆どであるため、近代では軍用として使用されなくなりました。構造上、ピストルで使用する弾より強力な弾を使用できるため、ハンティングで使用されることもあります。

オートマチック・リボルバー(自動回転式拳銃)

トリガーを一回引くと一発発射され、リコイル(反動)を利用して自動的にハンマーを起こすと同時にシリンダーを回転させるリボルバーです。機械的に構造が複雑化する他、作動の信頼性が低いためレアな存在です。有名なものにユニオン・オートマチック・リボルバー、マテバ6ウニカ、ウェブリーフォスベリー等があります。

 

 

 

ロングガン(長銃)

ライフルやショットガンなど、ハンドガンより全長が長い銃の総称。

両手で保持し、ストックを肩に当てて撃つことから「ショルダー・ファイヤード・ガン」などとも呼ばれます。

 

ライフル

ライフル弾を使用し、ストック(銃床)を備えた中~長距離射撃が可能な銃です。

歴史的に「ライフル」の名称はバレル(銃身)にライフリング(旋条)を備えた銃を由来としますが、ライフリングのない全長が長い銃をライフルと呼ぶこともあります。

また、「小銃」は軍用ライフルを指します。

米国では法律上、ストックを備えた銃(銃身長16インチ以上)はピストル弾を使用していてもライフルのカテゴリーに入り、逆にライフル弾を使用する銃でもセミオート射撃オンリーでストックが無い銃はピストルのカテゴリーに入ります。

オートマチック・ライフル(自動小銃)

前述したオート・ピストルと同じく、火薬の力で自動的に装填と排莢を繰り返すライフル。

日本では自動式ライフルや自動小銃と呼ばれます。

アサルトライフル(突撃銃)

Photo via tworiversarms.com

歩兵が装備する主要武器で装弾数30発程度の着脱が容易な箱型マガジンを使用し、セミオート(単発)射撃とフルオート(連発)射撃の両方が可能なオートマチック・ライフル。現在のアサルトライフルの形として完成したのは第二次世界大戦中のナチスドイツで開発されたStG44と言われています。

有効射程距離はアサルト・ライフルでは約200~600m、狙撃用セミオート・ライフルでは600mから1500m有効なものまで様々。重量は一般歩兵にも負担の少ない3~4kgが多くなっています。マシンガンと同様にフルオート射撃が可能ですが、「マシンガン」とは呼ばれません。重量が3~5kg程度と軽量で、使用者が身軽に行動でき、移動しながらの射撃も容易となっています。 有名なものに、米国のM16、ロシアのAK47など。

バトルライフル

近年誕生した新しいカテゴリーですが、軍の制式な用語ではなく、民間市場で多用される用語です。

主にセミオートとフルオート射撃が可能な7.62x51mm弾を使用するライフルを指します。

一般的にAK-47のような7.62x39mm弾を使用する銃はアサルト・ライフルのカテゴリーとして分類されます。

関連記事:バトルライフルとアサルトライフルの違いとは?

 

 

手動式ライフル

ボルトアクション・ライフル

マンリッヒャーM1895 Photo via wikimedia.org

オートマチック・ライフルと同様にライフル弾を使用するが、手動でボルトの開閉操作を行い弾の装填と排莢を行うライフル。

構造がシンプルであるため故障が少なく確実に作動するうえ、設計上精度を高められる利点があります。そのため、軍や警察でも使用されることが多い。

レバーアクション・ライフル

Photo via marlinfirearms.com

手動でレバーを上下させて装填と排莢を行うライフル。

ポンプアクション・ライフル

手動でフォアエンドを前後させて装填と排莢を行うライフル。

リボルバー・ライフル リボルビング・ライフル(回転式ライフル)

リボルバーと同じ構造でライフル弾を使用するライフル。ピストル弾を使用する場合でも、バレルが長くストックが備わっているものはライフルと呼ばれることがあります。

オーバー・アンダー・ライフル(上下二連ライフル)

バレル(銃身)が上下に二本並んでいるライフル。

サイド・バイ・サイド・ライフル(水平二連ライフル)

バレルが水平に二本並んでいるライフル。

シングルショット・ライフル(単発式ライフル)

ボルトアクション・ライフルはマガジンを備えているため手動で連発できますが、シングルショット・ライフルは一発撃つごとに手動で弾を銃に装填する必要があります。構造上、比較的強力な弾薬を使用することができます。

マズルローディング・ライフル(前装式/先込め式銃)

マズル(銃口)から弾や火薬を装填する銃。金属製薬莢が発明されるまで世界的に使用されていました。ライフリングやストックが備わっていないものもロングバレル(長銃身)であればライフルと呼ばれます。

現代の銃器で使用される火薬は煙の少ないスモークレスパウダー(無煙火薬)ですが、マズルローディング・ライフルの時代には発射時に大量の煙を発生させる黒色火薬を使用していました。黒色火薬は金属製薬莢が発明された後もしばらく使用されており、燃焼力の弱い黒色火薬を使用する銃に無煙火薬を使用すると破裂など事故に繋がります。現在マズルローディング・ライフルに使用される火薬は純正黒色火薬ではなく、より扱いやすい安全な代替火薬が使用されています。

マズルローディング・ライフルの撃発方法は様々あり、マッチロック(火縄式)、ホイールロック(ゼンマイ式)、フリントロック(火打石式)、パーカッション式、テーププライマー(巻紙式)などがあります。日本では鎖国の影響で金属薬莢が発明されるまでマッチロック(火縄式)が主流でした。

 

 

カービン(短小銃/騎兵銃)

通常のライフルよりバレルが短く軽量な軍用ライフル。

十九世紀に騎兵隊が馬上から射撃するためにバレルを短く切り詰めたのが始まりと言われています。

ベトナム戦争のジャングル戦では取り回しの良いカービンが活躍しました。

リピーティング・ライフル(連発式ライフル)

マガジンを備えており、手動または自動で連続して射撃できるライフル。

十九世紀の銃を指すことが多い。

 

 

ショットガン(散弾銃)

近距離で使用され、自衛用、攻撃用、狩猟用として威力を発揮します。

他の種類の銃と異なり、多くはライフリングを備えておらず、スムースボア(滑空銃身)のバレルが用いられます。

ショットガンは一度に複数の弾を発射できる散弾や、スラグ(一発弾)の他、非致死性ゴム弾などあらゆる弾種を使用することが可能です。

手動、或いは自動で装填と排莢が行われ、中には手動と自動を切り替えられるモデルも存在します。

全長は30~120cmと幅があり、重量は2~5kgが多い。装弾数は、中折れ式は2発が主流であり、それ以外は4~12発程度と様々。有効射程距離はハンドガンと同様に50~100m以下と短く、対人用には20m以内で使用するのが効果的。

 

マニュアル・ショットガン(手動式散弾銃)

ポンプアクション・ショットガン(ポンプ式散弾銃)

Photo via remington.com

手動でフォアエンド/グリップを前後させて装填と排莢を行うショットガン。

レバーアクション・ショットガン(レバー式散弾銃)

手動でレバーを上下させて装填と排莢を行うショットガン。

リボルバー・ショットガン リボルビング・ショットガン(回転式散弾銃)

リボルバーと同じ構造でショットガン用ショットシェルを使用するショットガン。

オーバー・アンダー・ショットガン(上下二連散弾銃)

 バレル(銃身)が上下に二本並んでいるショットガン。鳥やクレー射撃など、上下に移動する目標を狙うのに適しています。

サイド・バイ・サイド・ショットガン(水平二連散弾銃)

バレルが水平に二本並んでいるショットガン。ハンティングやホームディフェンスなど幅広く用いられます。

マズルローディング・ショットガン(前装式/先込め式散弾銃)

マズルローディング・ライフルを参照。

リピーティング・ショットガン(連発式散弾銃)

マガジンを備えており、手動または自動で連続して射撃できるショットガン。

十九世紀の銃を指すことが多い。

 

オートマチック・ショットガン(自動式散弾銃)

Photo via wikipedia.com

火薬の力で自動的に装填と排莢を繰り返すショットガン。

自動で連発可能なフルオート・ショットガンも存在します。

軍用やハンティングで使用されることが多い機構です。

アドオン・ショットガン

Photo via impactguns.com

ライフルに装着して使用するショットガン。

主に軍で使用され、ドアの破壊等に使用されます。

 

 

 

マシンガン(機関銃)

ライフル弾を使用し、トリガーを引き続ける間は連続して弾を発射(フルオート射撃)する銃。

セミオート(単発)発射機能はない。

 

ヘヴィーマシンガン(HMG/重機関銃)

Photo via army.mil

強力なライフル弾を使用し、対人用はもちろん、車両や低空の航空機に対しても有効です。

1800年代後半に登場し、後に小型化されたライトマシンガンが登場しました。 へヴィー・マシンガンは専用マウントやトライポッド(三脚)に載せ、陣地に設置したり、車両や航空機などに搭載して大口径の弾を大量に連続して撃ち出せます。

1人では持ち運べない重量がある為、支援火器として使用する場合は1丁のへヴィー・マシガンにつき1組2~3人の歩兵が射撃と移動を担当します。

有名なものに米国のブローニングM2やロシアのDShKなどがあります。

ガトリング砲/ガトリングガン (多銃身回転式速射砲/多銃身回転式重機関銃)

Photo via Shooting USA

1861年、リチャード・ガトリングによって設計製造された多銃身空冷マシンガン。

ガトリングガンは多銃身砲の代名詞といえます。このカテゴリーの銃は、複数本のバレルの束が外部パワーソース(手動クランク/油圧/電動など)により回転し、短時間に大量の弾を発射できます。

時代と共に改良され、現在では航空機に搭載されるM61バルカン砲(20mm口径)やM134ミニガン(7.62mm口径)で採用されています。

パワーソースを火薬の力に頼る従来のマシンガンとは異なり、不発が起きても強制的に作動を継続できるメリットがあります。専用マウントやトライボッドに載せて運用されるため、映画のように手に持って撃つことは効率的ではありません。

ライトマシンガン(LMG/軽機関銃)

「マシンガン」とは本来、車両などに搭載される大きさの重機関銃を指します。

一方、ライトマシンガンは1人で携帯し運用可能です。

ライフル弾が使用され、 多くは軍で分隊支援火器として使用されます。

マガジン交換不要で継続的に射撃を続けられる能力があるため、運用上は敵を直接殺傷する以外に、敵の行動を抑圧し制限させ、その隙に味方の攻撃や防御の時間を稼ぐ役割が大きいのが特徴です。

歩兵で構成される分隊につき1~2丁のマシンガンを装備されることが多く、給弾機構はそれぞれの弾がベルト状に繋がれた「ベルト・フィード」と呼ばれる方法で給弾されます。

有名なものに、米国のブローニングBARや、M60、ベルギーのFN MINIMI、ドイツのHK23などがあります。

 

 

 

サブマシンガン(短機関銃)

Photo via military-today.com

拳銃弾を使用し、フルオート射撃が可能な銃。

 

 

 

グレネード・ランチャー(GL/榴弾発射器)

 

炸薬の入った弾を撃ち出す銃。対人用では撃ち出された弾の中に炸薬が入っており、着弾地点や空中で炸裂し、半径3~6mの範囲の目標を破壊したり殺傷する事ができます。

弾頭の種類は様々あり、対人用榴弾の他、対装甲弾、散弾、催涙ガス弾、スモーク弾、ショットシェル用アダプターなど多種多様に存在し、警察では暴徒鎮圧用に催涙弾をメインに使用されます。

西側諸国では40mm口径、東側諸国では40mmまたは43mm口径が一般的であり、民間市場では軍用と互換性を持たせないために37mm口径が多く見られます。

シングルショット・グレネード・ランチャー

マガジンを備えておらず、一発ごとに手動で装填と排莢の作業が必要なランチャー。

ベトナム戦争以降大きな発展を遂げたグレネード・ランチャーですが、有名な米国のM79は、1961~1971年の10年間に、35万丁ものランチャーが製造され、これを装備する兵士は1人あたり20発の弾を携行しました。

アドオン・グレネード・ランチャー

ライフルに装着可能なランチャー。

西側諸国では40mm口径が一般的であり、最大1,500mの射程を持つランチャーまで存在。

マルチプル・グレネード・ランチャー(MGL)

回転式グレネード・ランチャー。

リボルバーと同じ構造でグレネード弾を使用します。

トリガー操作によるダブルアクション、またはスプリングの反発力を利用してシリンダーを回転させます。

オートマチック・グレネード・ランチャー(AGL/自動榴弾発射器)

グレネード・ランチャーの大きさは様々あり、個人装備用の重量1.5kg程度のものもあれば、3脚を使用して陣地に設置する重量20~30kgの大型サイズ(AGL:オートマチック・グレネード・ランチャー)も存在します。

最新の大型グレネードランチャーには、コンピューターが搭載されており、距離を計測しながら1,000~2,200mの射程で射撃する事も可能となっています。FN社のアサルトライフルF2000用として開発されたアドオンタイプのランチャーにも、コンピュータ内蔵のシステムが備わっています。

AGLは1966年以降にベトナム戦争を経て発展し、これまでに各国で多くのAGLが開発されました。口径は30×28mmや40×46mm、40×53mmといった弾薬が一般的に使用されます。

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