ご質問を頂きました。
最近よく銃の改造に「ビーバー・テイル」というパーツが出てくるのを雑誌などで見るのですが、これはいかなる効果を狙ったものなのでしょうか?
ビーバーテイル(Beavertail)とは、その名の通り、形がビーバーの尻尾に似ていることからビーバーテイルと呼ばれています。
主に1911モデルのグリップセイフティを進化させたもので、通常のグリップセイフティより大きく、後方に伸びた形をしています。
後ろへ長く伸びた「尻尾」が、グリップする手の親指の付け根部分にフィットし、反動を受けてもマズルジャンプ(銃口の跳ね上がり)を抑え、グリップをしっかりと確実に握れます。
また同時にハンマーバイト(ハンマーが親指の付け根の肉を挟むこと)を防ぎ、.45口径のような大口径ピストルや、ターゲットピストルで使用されることが多くなっています。
軍用では一部の特殊部隊等で使用されることもありますが、コスト高になるため大量に採用されることはありません。
また、ビーバーテイルはハンマーをカバーする形をしており、銃を落下させてもハンマーを直接の衝撃から守る役割も果たします。
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