皆さんからいただいた銃に関する質問に回答します。
今回も「SPAS12のリロード方法」や「AKのホールドオープン機能」など、様々な質問をいただき、ありがとうございました。
回答は各リンクからご覧ください。
※過去の質問と関連する質問は、過去記事内で回答しましたので、以下のリンク先の記事も併せてご覧ください。
SPAS-12の特殊なリロード方法とは?
7.62x25mm(トカレフ弾)のホローポイント弾は存在する?
ライフル弾の先端には空洞がある?
十一年式軽機関銃の作動にクリップは必要?
AKをホールドオープンさせるには?
耳に命中すると即死する?
プレスチェック(薬室装填確認)は必要?
サブマシンガンの発射速度が速い理由とは?
弾薬と命中精度の関係とは?
7.62mmx51 NATO弾を扱うSCAR-H及びSCAR20S SSRに対して命中精度が低い、と指摘されていた理由として
最適な弾薬を運用していないから、という話を聞き、うろ覚えだとM80?では他DMRに見劣りしない命中精度を発揮できるとされますが
.300ウィンチェスターマグナム弾の後継である6.5クリードモアでも本来の命中精度を発揮出来なくなる心配はないのでしょうか?
どんなに素晴らしい高精度な銃でも、使用弾薬との相性が悪ければ高い命中率は実現できません。
工場生産の弾薬(ファクトリーアモ)において、全く同じ規格でありながらブランドや工場の違いによって品質やスペックに差が生じ、異なる命中率になることは珍しいことではありません。(専門的にはヘッドスペースやネック長などにわずかな差が生じます)
M80(7.62mm NATO)も同様に、工場やロットの違いで命中精度に影響することもあります。
ベンチレストシューティングなど射撃競技において、市販の弾薬を使用せずに自分で製造した弾薬を使用するのは、高い精度を得るために使用する銃に最適な弾薬が必要になるからです。
例を挙げると、米海兵隊のスナイパーチームは銃のシリアルナンバーで使用弾薬を管理しており、1丁ずつ異なる専用の弾薬を使用しています。
しかし、長距離射撃のような高い精度を要求しない場合は、工場で大量生産される弾薬でも十分な命中率を得られます。
一般的にM80はバトルライフルやマシンガンで良好な命中率を実現しており、DMRでは7.62mm M118などの長距離専用弾(173~175グレイン弾頭)も利用されています。
HK VP9はP30に勝る?
HK社が開発したハンマー撃発式自動拳銃のP30と、その後継として開発されたストライカー撃発式自動拳銃のP30X改めVP9、若しくはSFP9の両者を比較したレビューによると
VP9の方が反動を制御し易い上にグルーピング(集弾率)も高い、というものも見られますが
HK VP9はP30を含めたハンマー撃発式自動拳銃にも匹敵、若しくは凌ぐレベルのトリガーフィンガー及び命中精度を誇るという事でしょうか?
命中精度に関してハンマー方式とストライカー方式のどちらが優れるといったことはありません。
性能は撃発方式に関係なく、各モデルによって異なります。
P30とVP9を比較した場合、トリガーメカはVP9の方が優れると評価されることが多く、そのためVP9の命中率も高く評価されています。
VP9はP30よりもトリガーのストロークが短く、トリガーのリセットも短いため、これが高い速射性と命中率に貢献しています。
また、VP9はトリガーが引かれてシアーがストライカーを解放するタイミングが分かりやすい構造的な特徴があります。
VP9については詳しく解説する記事を準備中ですので、構造等は当該記事内で紹介したいと思います。
テーザー銃はカートリッジ交換が必要?
テーザー銃についての質問です。テーザー銃は一度撃ったら、カートリッジを交換しないと再び撃てないのでしょうか?
一般的なテーザー銃はカートリッジ1個につき1発のみが多いですが、5発発射可能なMAGEN(GARD)や10発発射可能なTASER 10のように、多数連続発射可能な製品も存在します。
発射後はカートリッジを交換することで再度使用可能になります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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