先日、近所のスポーツ店でレミントンM870エクスプレス・ショットガンを見つけました。手に取ってみて気に入ったので購入を考えたのですが・・・、やはり思いとどまります。
さて、さきほど隣町のアンティーク銃を専門に扱うガンショップを覗いてきました。この店では今日本で流行のトレンチガンことウィンチェスターM1897ショットガンを置いていたと思ったのですが、残念ながら今は在庫無しでした。しかし、店員の話ではオーダーすれば一週間で入荷するとか。価格はノリンコで400ドル前後なので、モデルガン感覚で購入できます。とはいえウィンチェスターとなると話は別ですが・・・。
この店は品揃えが多種多様で、新品のHK P7M8があると思えば、映画「ターミネーター2」で使用されたウィンチェスターM1887ショットガンや三十八式歩兵銃など様々。それらの中で、今日は初めて十八年式の村田式小銃を見つけました。本来なら歴史博物館で目にする小銃ですが、無造作に入り口近くのガンラックに、モシンナガンやエンフィールドのライフル達とごちゃ混ぜ状態で立てかけられていました。うーん、もっと大事に扱って欲しいなぁ〜。開発者の村田経芳も泣きますよこれでは。
しかしながら、日本から遠く離れた地で村田式を手にとることができたのは感動さえ覚えます。「大日本帝国」「明治十八年」なんて刻印を見ていると歴史を感じ、明治の男が手にしたライフルだと思うと感極まって身震いします(・・・危ない)。因みに価格は1,500ドルでした。なかなか良いお値段ですねぇ。
私がアメリカで暮らし多くの実銃に触れるようになって強く感じるのは、銃は手にしたり操作することで得られる情報が非常に多いという点です。村田式に関しては、構えたときのバランスや、起立式サイトを固定するスプリングの強さ、ボルトなどアクションの動きなど、想像していたものとは少しギャップがありました。これらの情報を得ることは銃器愛好家にとって至極の喜びです。日本で実銃に触れない銃器愛好家の皆さんにはぜひ、海外旅行ついでにでもガンショーやガンショップに立ち寄って、実際にそれらに手を触れて銃の魅力感じて欲しいと思います。
写真は九九式小銃
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