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アメリカのガンショップで銃を物色した結果・・・

mag_500sw112803Thanksgiving Dayの中ガンケースを見に、いきつけのガンショップへ。今日はカリフォルニアらしくない曇り空で、時折、小雨もパラつく天気です。昨日は祭日だったので、ひょっとしたら今日は閉店かと思いましたが、その心配も無用でした。店内に入ると、顔馴染みの店員が、「Hi,Good to see you(やあ、元気?)」と、握手をしてきました。私もやっと常連客の仲間入りでしょうか。「ターキー料理した?」と聞かれ、「食べてないね。料理したの?」と、返すと、「ワイフが料理したよ。」と、店員。

ハンドガンのコーナーを見ると、いつもより品数が増えていました。特に、ベレッタ 92Fの中古が4丁並べられており、つい92Fファンの私は見入ってしまいます。スライドの刻印は、USメイドでしたが、少し前に製造されたもので、グリップのスクリューはマイナスドライバーを使用するタイプで、表面も少しツルツルし、黒光りしています。この他には、GlockやSW、HKといった有名どころの銃が並んでいました。

珍しいところでは、ルガーP08の8インチモデルが置かれていました。ドイツ海軍に制式採用されていた、通称”ネイビールガー”です。少し錆びが浮いているところが時代を感じさせます。値札などのタグが一切ついていなかったので、売り物じゃないのかと思いました。しかし、店員に聞いてみると、これは$1,100なんだそうです。うーん、欲しいけど高いなぁ・・・。デザートイーグルの$1,190より安いのですが。

そして、これらの銃の中で目を引いたのは、マグナムリサーチ社の新製品でした。今年登場したばかりの、500SW弾を使用するシングル・アクション・リボルバーです。SWに続いてマグナムリサーチも、やはり期待通りにこの弾薬を使用する新製品を登場させてくれたわけですが、やはりこの銃はバカでかい。2つ隣りにはデザートイーグルの.44口径(バレル側面にフルートが入れられているモデル)が置かれていましたが、この両者を比べてもその大きさがわかります。

掲載した写真は、店で撮影したものですが、残念ながら並べて撮影することができず残念です(・・・というか、比較対照を入れ忘れていたワケですが)。大きさが分かりづらいかもしれませんが、両者のグリップエンドを合わせて並べると、デザートイーグルのマズルあたりが写真の銃身の真中あたりに位置すると考えてください。トリガーの大きさと銃本体を比べても、大体の想像がつくかと思います。

この銃を手にとって見たくなり、ショウケースから出してもらいました。流石に重い!しかし、デザートイーグルより軽く、見た目のイメージより軽い印象です。ステンレススチールで作られたこの銃の作動は当然確実で、ハンマーを起こすと、カチリと高い音を立てます。店員の話によると、このリコイルは凄まじいらしく、とあるシューターが初めてこの銃を撃った際に、マズルジャンプによりリアサイトで額を切って怪我をしたという事でした。S&Wのモデルのようにコンペンセイターや、マズルブレーキといった類のものが一切無いので、それも有りえる話です。90度ぐらいのマズルジャンプを見せてくれるのでしょう。「コイツは凄いよ」という店員でしたが、私は、「自分にはたぶん大きすぎる」と言って返しました。こんなバカ銃が登場するには、やはりメーカーも売れると予想しているのでしょう。買う方も買う方ですが、良い意味でクレイジーですね。

この後、「どんな銃を探してるの?」と、聞かれ、「.45ある?コルト・ガバメントが良いなぁ。」と話したところ、「実は、あるんだよ。」と、ステンレス・マットシルバーの、Colt M1911を出されました。手にとってみた感じでは、グリップもよくスライドの作動も小気味良いのですが、マットフィニッシュのシルバーは、あまり好みではないので、「ブルーモデルある?」と、聞いてみました。すると、「スプリングフィールドで良ければあるよ。」と言い、店員は店の奥へ商品を取りに行きました。

そして取り出してきた箱はオリーブドラブ色で、それはスプリングフィールドがGIガバの復刻として登場させた、ミル・スペック・バージョンでした。映画で見かけるように、銃が油紙に包まれており、さらにスチロールの箱でカバーされています。当時の雰囲気を再現したモデルで、プラスチックグリップも、いかにも”量産”といった印象で気に入ってしまいました。店員によると、「この間、入ってきたばかりなんだけど、値段がいくらなのかも分からないんだよ。月曜か水曜には分かると思う。たぶん、$500~$600じゃないかな。」、だそうです。いいなぁ~、この銃。非常に欲しくなる一品と出会ってしまいました。

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