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銃の弾薬は薬室内でどうやって固定されている?

faq_q弾薬の固定方法についてなのですが、銃の断面図などを見るとリボルバーの場合にはリムで、ライフル弾ではボトルネックされた部分(?)によって弾薬が薬室から銃身へ前進しないように固定されているのが推測できます。

しかし、オートピストルの場合弾薬はほとんど円柱状なので、どのようにして弾薬の前進を防いでいるのかがよくわかりません。

(弾頭と薬莢の段差もわずかなのでそこの部分というのも考えにくいので) どうなっているのでしょうか?

 

faq_a「弾頭と薬莢の段差もわずかなのでそこの部分というのも考えにくい」とのことですが、実は仰っていることで正解です。

chamber

 

上の写真は、ベレッタ92FSのバレルを後方から見たところです。

チャンバー(薬室)内を覗いてみると、ライフリングが始まる手前に少しだけ段差が見えます。

この段差がケースマウス(薬莢の先端)に引っ掛かることで、それ以上前進しないように防いでいます。

また、92FSに使用される9mmルガー弾は、一見円柱に見えるケースでも、実は根元が太く、弾頭の収まっているケース先端の直径が根元より小さいという設計がされています。

このようなケースを「テーパードケース」と呼びます。

バレル内径とケース先端の直径が適合する場合、ケースの根元までバレルに収まりません。

つまり、ライフル・カートリッジのようにテーパー(傾斜)があります。

このため、リボルバーのチャンバー(シリンダー)には同口径であっても入らないことがあります。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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