弾薬の併用は昔に限ったことではなく現在もそうなのですが、FBIにはピストルの「許可リスト」があり、このリストにあるピストルは所持可能となっています。(他の法執行機関でもこれが標準的です)
現在は9mmのグロックが支給されていますが、リストにはG23やG27(.40S&W)の他、G21(.45ACP)もあり、これらは捜査官が自費で購入して所持することが可能です。
また、FBIの特殊部隊(HRT)では1911(.45ACP)が支給されています。
FBIは比較的柔軟で、現在はピストル全盛となった時代でありながら、引退が近い捜査官には慣れ親しんだリボルバーを継続して所持することも許可していました。
.40S&Wがスタンダードだった時代では、新人捜査官はFBIアカデミー(FBIのトレーニングセンター)に入り4~6週目にピストルを支給され、その際に.40S&WのG23やG27などが支給されましたが、.40S&Wの反動やサイズに問題があると感じる捜査官には、9mmのG17やG19が支給されていました。
Mr.Smithゲスト
またお聞きしたいことが出てきたので、ポルさんのお力を貸して頂けると幸いです。
つい先日、YouTubeのとある動画で、数年前までFBI (米連邦捜査局) では、9mmルガー、.40S&W、.45ACPの3種類の弾薬が併用して使われていたと聞きました。
その後は、9mmルガーが無くなって.40S&Wと.45ACPの併用という形になったようで、3年ほど前に制式弾薬が9mmルガーへ変更となったことは記憶しているのですが、何故FBIはこのような弾薬の併用という形を取っていたのでしょうか?
また、以前のFBIではSIG P226やSIG P228、グロック22やグロック23、スプリングフィールドアーモリーの1911カスタムなど、複数の銃が弾薬と共に併用されていたようですが、これは何年頃のことか分かりますでしょうか?
ちなみに現在のFBIでは、9mmルガーと共に.45ACPなどは併用されているのでしょうか?
ポルさんの分かる範囲で構わないので、教えて頂けるとありがたいです。
Jacky ENゲスト
あー。
それと、私が素直に9mm を信じないのは、9mm にロマンを感じないのが一番な理由ですね。
いくら命をかけることとは言え、実用面だけで、少しのロマンの無い9mm はあまり使いたく無いです。
しかし、当たらなければ、ロマンもクソも無いので、実際に撃ってみて自分で決めると思います。
出来れば、10mmか45acpを所持したい。
これは、オッサンにしかわからない気持ちかも知れませんね。
これを詳細に解説しようとすると銃創学と弾道学の解説を延々としなければならないので、簡潔に要点のみ述べたいと思います。
結論を言えば、「当たり所次第」です。
至近距離における9mmと5.56mmを比較したとき、どちらもターゲットを行動不能に陥らせる能力がありますが、一発でそれを達成する確率はどちらも高くありません。対人用としてターゲットを行動不能にする可能性を高めたければ、7.62x51mm以上の弾速と弾頭重量が必要です。
ピストル弾とライフル弾による銃創の違いで異なるのは、ピストル弾は弾頭と接触した組織にのみダメージを与えるのに対し、高速のライフル弾では弾頭が接触していない組織にまでダメージを与える能力があるという点です。
高速で体内を突き進むライフル弾は大きな瞬間空洞を形成し、臓器が持つ弾性限界を超えることで広範囲にダメージが広がります。
ところが、その効果は常に現れることはなく、体のどこに命中したかという条件によって異なります。
臓器はそれぞれ弾性が異なり、肝臓や腎臓などの臓器は伸縮の限界を超えやすいため、これらの臓器に影響を与える箇所に着弾すると、瞬間空洞が消えたあとも臓器の組織が元の状態に戻ることができず致命傷になります。しかし、筋肉、肺、胃、腸などは伸縮性が高く、瞬間空洞形成による伸縮にも比較的に耐性がある特徴があります。
M855A1は体の外側にある筋肉や脂肪を貫通した後にジャケットが分離し、フラグメンテーションが起こることで臓器にダメージを与え、先端のスチールペネトレーターとコアの合金がタンブリングをを起こしながら深いところまで進みます。この際、偏向(ヨー)によって進行方向を変化させつつ、最終的に体内に留まって慣性エネルギーを消費します。
(参考までにマズルエナジーを比較すると、9mmは約350ft-lbfに対し、M885A1は約1370ft-lbfです)
9mmと5.56mmが致命傷となる臓器に命中したとき、銃創の状態は5.56mmの方が組織の破壊が大きいといえますが、ターゲットを行動不能にするという結果はどちらも同じです。また逆に、致命傷とならない箇所に着弾した場合も同様です。
アフガニスタンでは5.56mmを胸に受けた戦闘員が銃撃を継続した報告例がありますが、こうした報告例は法執行機関における9mmでも存在し、胸に命中させて肺に穴を開けただけでは即行動不能には陥らないケースがあります。
このような背景を知ると、「何故9mm、.40S&W、.45ACPの銃創は似通っているのか」「何故装弾数が重要なのか」といった理由も分かるかと思います。
>至近距離から撃たれ右上腕部を貫通、骨に当たらず抜けたきれいな傷で筋肉組織もほとんど無傷だった。
M855では着弾から12cmほどでジャケットが分離し、M855A1では5cmほどで現れます。
そのため腕の筋肉に命中してもすぐに組織が破壊されることはなく、綺麗に貫通することが多いと言われています。
銃好きゲスト
500J弱の9mm、500J強の45ACPは強装弾じゃない限りエネルギーの差は大してないので、弾丸重量によるストッピングパワーの差が理由としてあるんじゃないでしょうかね?
ちなみに強装弾なら45ACP+Pは700〜800Jレベルのエネルギーになるので9mmと明確にパワー差が生まれます。
銃好きゲスト
相手の行動を抑止するストッピングパワーは口径と弾丸重量、エネルギーに関しては速度が重要ってイメージかな。
鉄のターゲットを倒す実験や物を動かす実験では9mmより45ACPのが優れた結果が出てた。ノックダウンパワーファクター通り。
>M45にはAFPBはあるのでしょうか。
M45A1にはあります。
コルトではシリーズ80以降に装備されるようになりましたが、現在では軽量なチタン合金のファイアリングピンを使用するなどして銃を落下させてもファイアリングピンの自重による撃発を防ぐ方法を利用するメーカーが多く、ナイトホーク、ウィルソンコンバット、ダンウェッソン、レスベア、ルガーなどはファイアリングピン・ブロック・セイフティを利用していません。
トリガープルを気にするユーザーには嫌われる内蔵型セイフティですが、軍ではトリガープルのスムーズさよりも安全性を重視しているようです。
>3ホールトリガーの長所と短所はなんでしょうか。
軽量化によるトリガーを引く速度の向上と、スライド閉鎖時の衝撃で慣性によりトリガーが引かれて起こる撃発(フルオート化)を防ぐ安全性向上という長所があります。
単純にトリガーの重量が重ければフルオート化するわけではありませんが、軽いトリガープルとの組み合わせによって事故が起こるリスクがあります。
短所は穴を開けるコストですが、プラスチック製トリガーも存在するため機能的な短所は特にありません。
(ユーザーの好みの違いもあると思われますが)
>信頼性の点ではホール無しのものに軍配があがるのでしょうか。
一概にどちらとも言えませんが、軽量な方が良いです。
>軍や警察、自己防衛などの実戦的な使用での安全性や信頼性、精度などを考えると現代の拳銃には敵わないのでしょうか。
1911が選択されにくい理由は装弾数、反動の強さ、弾薬コスト、速射時の命中精度などに起因するものであって、安全性、信頼性、命中精度などは他の.45ACPピストルと比較しても遜色ないレベルと言って良いと思われます。
ただ1911は日頃から射撃トレーニングを行っているユーザーには良い銃ですが、射撃経験が殆どない一般警官などのユーザーには向いていないかもしれません。
.45ACPの反動やシングルアクション・トリガーによるコックアンドロックなどの対応にはある程度経験が必要とされます。
一般市民Aゲスト
MEUピストル(以下M45と表記)についていくつか気になる点があるので、質問させていただきます。
1)AFPBの有無について。
M45の元となったM1911A1には、モデルによってAFPBがあるものとないものがあるようですが、M45にはAFPBはあるのでしょうか。
2)3ホールトリガーの長所と短所
M45意外にも、M1911のカスタムモデルには3ホールトリガーが採用されているものがありますが、3ホールトリガーの長所と短所はなんでしょうか。
M45A1にはホールの無いトリガーが採用されておりますが、やはり信頼性の点ではホール無しのものに軍配があがるのでしょうか。
3)M45をはじめとしたM1911系列の実用性について
M1911系列の拳銃は、現代の拳銃に決して劣らない性能を有していると評価されておりますが、やはり軍や警察、自己防衛などの実戦的な使用での安全性や信頼性、精度などを考えると現代の拳銃には敵わないのでしょうか。
(例えば、45ACP弾の自動拳銃を持つならM1911系列よりもUSP45やHK45などの方が推奨されるなど)
長文になってしまい申し訳ありません。
また、質問自体におかしな部分があるかもしれませんが、回答宜しくお願いします。
フランスの状況は分かりませんが、アメリカでは弾薬を大量一括購入することで節約になります。
私は店頭で弾薬を購入することは殆どなく、ガンショーにカートを持参して9mm1000発を130ドルほどで1000~2000発購入していました。(現在は価格高騰で160ドルほどが相場です)
プロの選手だとフォークリフトのパレット単位で購入されたりもしますが、大量一括購入だと一発当たりの単価が安くなります。
(フランスでは所持可能な弾数の規制などで場合によっては難しいかもしれませんが)
またリローディングで節約することも可能ですが、弾薬の種類によっては普通に購入した方が安い場合があるため注意が必要です。
>コスパのよいおすすめの.22lrのハンドガン
9mm~.45ACPのピストルを購入予定ということでしたら、そのモデルの.22LRコンバージョンキットを購入するのも手だと思います。
グリップやトリガーが変わらないので、トリガープルのトレーニングにもなります。
もし純粋にターゲットシューティングを楽しみたいということでしたら、バレル上にフロントサイトが搭載されているモデルをお勧めします。
お勧めはルガーMarkIVですが、ルガーが選択肢に入らない場合は、ご指摘のバックマークも良いですし、S&Wのピストル(SW22)やリボルバーも良いと思います。
ジャムについてはセンターファイアよりリムファイアの方が多いのが通常ですからある程度妥協も必要ですが、それでもジャムを避けたい場合はリボルバーが選択肢になります。
S&WだとM63やM43Cなどになりますが、低価格モデルではチャーターアームズやトーラスも良いと思います。
ゆうたゲスト
いつも大変お世話になっております。
またよろしくお願いします。
今回お訊ねしたいのは表題の通りです。
SIG P365など軽量で携帯しやすいモデルもあり、そちらのほうが良い選択だとは頭ではわかってるのですが、あえて持って歩くなら愛せるデザインがいいと思うんです。
(私はSIG好きですがストライカー式のデコックレバーがないのは何だか間が抜けて見えるのでイマイチなんです)
1911は大きくても小さくても愛せるデザインで大好きです。
ただ45ACPというカートリッジは効率が悪いような気がするので今回は9ミリを選びました。
(どの1911でも9ミリの選択肢があるなら私はそちらを選びますが)
さて、装弾数8発のコルト・ディフェンダーはセルフディフェンス用途なら大丈夫でしょうか?
よろしくお願いします。
ゆうたゲスト
先日は失礼しました。
また回答をいただけると幸いです。
ある大型掲示板を見てたら外国の方と思われる方が「対人には380ACPで十分」というような書き込みをされてました。
「40S&Wなどのパワーを求める気持ちもわかるが私には9ミリでも十分すぎるパワーがあると感じる」といった論調でした。
確かに70年代のアメリカのお巡りさんは38splのリボルバーをメインに使っていたわけですから、380ACPでもパワーに不足はないようにも感じられます。
ただ、ネットに漂う「45ACP弾を何発も受けたが車で逃走した」などという情報を真に受けるとすると、380ACPではパワー不足な気もします。
最近は380ACPを使ったシングルカラムのセミオートピストルが結構売れているようですが、これで大丈夫なのでしょうか?
大口径信者の私としてはやはり9ミリが欲しい(装弾数も変わらないし)と思ってしまうのですが。
銃好きゲスト
45ACPのが押し込む力が強いから。
動画なんかでもエネルギーで勝る357マグナムと同じくらい押し込みの力が強かった訳だし、強装弾にすれば超えるんじゃないかな?
JackJackゲスト
.45ACPと9X19mmの弾頭の持つエネルギーは
450-500J近辺でほぼ同等です
コレが何を意味するかといえば
2つを比較したときに
.45ACPの弾は重く速度が低い
9mmは弾が軽く速度が速い
ということです。
いま法執行機関などで9mmが好まれるのは
装弾数を多く確保できることと
反動が軽いこと
威力についてはFBIはどの研究で対人用として十分なこと
などがあげられますが
この対人用としてと言うのが曲者で、
ホローポイントなどのエクスパンションブレットの使用を前提としているんですね
ホローポイントというのはいまLethalとかFatalとか
いろいろ命名されていますが、結局のところ効果を発揮するのか否かは
確率論的なものが絡んできます
要は100%確実というわけではないのです
米軍が9X19mmを採用したのは、対人用として十分な威力がある
からではなくNATOと弾を共用したかったこと、9mmで傷を付ければ
負傷兵を後送するのにさらに2名兵員が裂かれるということ
さらに反動が小さいので教育の時間を削減できる
などの理由です
また、海兵隊は軍なのでこういったエクスパンションブレットは使えません
突入チームなどは、一撃で相手を制圧する必要がありますので
そうなると.45ACPはいまだに有効なのです
>これを主張する人々の思想もとい根拠とは何でしょう。
人によって様々な意見がありますが、「口径が大きい方が大きな穴が空くので、それだけ出血量も多い」と語るアメリカ人は意外と多いと感じます。
また、.45ACPの方が弾頭重量が重く、反動も大きいので優れていると錯覚されることも多いですし、過去の戦争のエピソードなど体験談を根拠とされることもあります。
ただ、最近ではプロのシューターの間でも.45ACPより9mmの方が優れると判断する専門家が優勢になりましたし、一般レベルでもCCWに9mmを好む人も増えました。
確かに30年前は.45ACPの方が弾道学的にも優れていると言える結果が出ていましたが、昨今のホローポイント弾の設計技術向上により、9mmの性能は大幅に向上したという事実があります。
しかし、実戦的には一発あたりのストッピングパワーよりも、集弾率や装弾数といったトータルバランスが重視される傾向があるため、ストッピングパワーで比較することの意味が薄れているという現状があります。
himetama214ゲスト
「海兵隊が45ACPを使い続ける理由とは?」では、
「アメリカではまだ.45ACPの方が優れるという思想もあり、そういった軍や法執行機関の部隊では.45ACPも選択肢に入っている状態です。」
と仰っておりますが、これを主張する人々の思想もとい根拠とは何でしょう。
9mm派が否定する「ストッピングパワーの強さ」でしょうか?
海兵隊が45ACPのM1911(M45A1)を使い続ける理由について
海兵隊はストッピングパワー神話が崩れてなおM45A1を使い続けるのでしょうか?
https://hb-plaza.com/40sw-vs-9mm/
で述べられているようにFBIは9mm、40S&W、45ACPでは銃創にほとんど違いが無い、ストッピングパワーは迷信と言っています。
https://www.ballisticmag.com/2015/04/11/45-acp-9mm-experts-answers/
上の記事でも銃器のプロたちもほどんと45ACPより9mmの方が上、あるいは同等と述べています。
https://www.youtube.com/watch?v=f1Kc2GncBCE
上の動画のようにFMJでもバリティックゼラチンへのダメージの差があまり感じられません。
これなら弾数の多いM9/M9A1の方が良い気がします。
しかし海兵隊はM45A1を使い続けています。特にVBSSのようなCQB戦闘訓練の写真ではほぼM45A1です。
45口径のM45A1がM9に対する利点があるのでしょうか。
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海兵隊には海兵隊の訓練と思想があり、ネイビーシールズにはネイビーシールズの訓練と思想があるように、部隊によって訓練方法や銃や弾薬の選択に関する思想が異なることがあります。
アメリカではまだ.45ACPの方が優れるという思想もあり、そういった軍や法執行機関の部隊では.45ACPも選択肢に入っている状態です。
しかし、海兵隊ではMARSOCの一部などを除き、順次9mmのM17やM18に交代する予定です。
場合によってはアサルトライフルやハンドガンでも複数発で破壊可能ですが、パワー不足のため一発で破壊するのは困難ですし、跳弾のリスクがあり、ドアブリーチングに適しているとは言えません。
弾頭重量62グレインの5.56mmNATOや230グレインの.45ACPよりも、300グレインを超える12ゲージのフランジブル・ブリーチング・スラグの方が安全で確実性が高いと言えます。
.45Super ACPは、通常の.45ACPから何が変わったのでしょうか?
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ケース長などサイズは同じですが、.45スーパーは高圧に対応するためにケースヘッドやケースウォールが厚くなっています。
.45ACPは初速800~1000fpsで最大21000psiの圧力を発生しますが、.45スーパーは初速1000~1300fpsで最大28000psiの圧力を発生します。
.45ACPの銃で.45スーパーは使用できないため、使用には.45スーパー対応の銃が必要です。
(.45ACPの銃でも物理的に撃発可能ですが、危険を伴います)
こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております。
早速ですが質問させて下さい。
1.ポルさんが在米時に所有していた銃を教えて下さい。
2.それらの銃のうちホームディフェンス用に常に弾薬を装填していた銃を教えて下さい。
3.そして、その装填されていた弾薬の種類とよろしければ理由も教えて下さい。
例:ルガーGP100→38special(125gr):室内、近距離で使用、銃声も357magより低く、連射もしやすい。
レミントンM870→12ゲージ Buckshot(12pellets) 散弾の方が命中させやすい。スラグでは殺傷力が高すぎる。
などなど。
最後に今現在でポルさんがもう一度アメリカで暮らすならどの州に住みますか?またどの銃を所持しますか?以前と同じ銃ですか?
どうぞよろしくお願い致します。
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>在米時に所有していた銃を教えて下さい。
こちらのページをご覧ください。
https://hb-plaza.com/poru/#toc3
>それらの銃のうちホームディフェンス用に常に弾薬を装填していた銃
以下の三丁です。
ベレッタ92FS
キンバーカスタムII(1911ピストル)
レミントンM870
>装填されていた弾薬の種類とよろしければ理由も教えて下さい。
ピストルはいずれもホローポイント弾(ハイドラショック)を装填していました。
ホローポイント弾によっては相性が悪くジャムが発生することもありますが、ハイドラショックは試射でも問題なく作動することを確認できたため信頼できました。
弾頭重量は9mmが135gr、.45ACPが230grだったと思います。
ショットガンではフェデラルの00バック(9ペレット)を装填していました。
当時住んでいたアパートのベッドルームやバスルームの入口付近が狭かったため、ウェポンライト付フォールディングストック・ショットガンとパンチ力のある00バックという組み合わせです。
>もう一度アメリカで暮らすならどの州に住みますか?
ネバダ、アリゾナ、テキサス、バーモントの様な、銃規制が緩い地域が良いと思います。
銃で遊ぶにはカリフォルニアは地獄です。
>またどの銃を所持しますか?以前と同じ銃ですか?
ホームディフェンス用途では、リコイルが少なくコントロールしやすい、装弾数が多い、銃声が大きすぎない、二次被害防止のため貫通力控えめ・・・などの条件から、SIG MPXのようなSMGサイズのピストルやピストルカービンで、弾薬は9mmのEFMJという組み合わせが良いと思います。
関連記事:ホローポイント弾とEFMJ弾の違い
パリ砲や大口径の銃・砲は数発でライフリングが削れたり無くなってしまうのですか?
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パリ砲は65発で交換されましたが、口径と銃身命数(砲身命数)は比例しません。
第二次世界大戦時の戦艦の主砲の砲身命数は200~300発や400~500発等とそれぞれ幅がありますが、ライフリングに掛かる摩擦の大きさや使用する装薬の燃焼温度、装薬に含まれる成分の違い、弾頭の種類、腔圧、弾速など様々な条件によって異なります。
ピストル弾の9mm~.45ACPでは8万発以上発射することも可能な一方、これより口径が小さいマグナムライフル弾では1000~2000発で命中率に影響が出ますし、アサルトライフルクラスでは.308winで2000~3000発、.223で3000~4000発で命中率の低下が現れます。
しかし、ライフリングの損傷による弾速低下と命中率低下は、発射の度に少しずつ摩耗し損傷が現れるため、命中率低下の許容範囲をどこに設定するかによって異なります。
ライフリングが無くなるまで発射することも可能ですが、ライフリングが無くなる前に弾頭が横転したり命中率が悪化するため、通常はその状態になる前に交換されます。