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ポルキーマスター
実銃の場合、ベレッタ92FSのリコイルスプリングはファクトリースタンダードで13ポンド、ワルサーP38は6.5ポンドが2本なので、スライドを引く重さは殆ど同等です。
トイガンはトリガーメカや装填排莢の動作を学ぶには良いのですが、閉鎖方式の構造については残念ながら参考にし辛いですね。
ポルキーマスター>これはベレッタの次の型なんですか?
ベレッタ92をベースに作られた警察特殊部隊向けのモデルです。
関連記事:マシンピストル(ベレッタ93R)の構造
>手でスライドを引いた時(バレルの後退は最後)と、発砲した時(バレルの後退が最初)では、一部逆のシーケンスなんですね?
いえ、逆ではありません。手動操作時と撃発時はどちらの場合でも同じです。
モデルガンではバレルが後退しなくても薬室を開放できますが、実銃ではバレルが後退しなければ薬室は開放されません。
ポルキーマスター使用される銃身の口径/山径(ボアダイアメーター/ランドダイアメーター)が7.62mmです。
7.62mmNATOの弾頭直径は7.83mm、谷径は7.82mmです。
ポルキーマスターM9ではありませんが、こちらの動画はいかがでしょうか。
ロッキングブロックの動作はM9と同じです。ポルキーマスターストライカー方式に似た構造でリニアハンマーを利用したガス作動ライフルでは、日本の64式、中国の95式、チェコのVz58などがあります。
ボルトアクションライフルなど、ストライカー方式はトリガーを引いてから撃発されるまでの時間(ロックタイム)が短い傾向がありますが、必ずしも「ストライカー方式=ロックタイムが短い」ではありません。
ストライカー方式のボルトアクションライフルのなかでもロックタイムが2ミリ秒以下もあれば、9ミリ秒になるモデルも存在し、ピストルのハンマー方式の方がライフルのストライカー方式よりロックタイムが短い場合もあります。
ちなみにAR15では約10ミリ秒ほどになります。ロックタイムの差はシアーの数や構造、ストライカーの質量、スプリングの強さ、ストロークの長さ・・・等々、様々な要因によって異なるため、ストライカー方式を採用することによって命中精度に良い影響があるとは一概に言えません。
ポルキーマスター防弾鋼板は耐弾性能を持つ鋼板です。
含まれる成分が異なるもの、浸炭処理によって表面硬化されたもの、浸炭処理されていないもの・・・等々、防弾鋼板の種類によって内容が異なります。均質圧延鋼装甲(RHA)は熱間圧延で製造された全体が均質の圧延鋼板で、浸炭処理されていない装甲です。
第二次世界大戦後はセラミックやプラスチックを利用した高性能な複合装甲が主流となり第一線で利用されることはなくなりましたが、RHAは貫通力を表す指標として利用されています。ポルキーマスター
ディスアッセンブリーラッチはロッキングブロックの前進を妨げています。
ラッチを回転させると軸の部分が平らになるためスライドを前方から引き抜くことが可能になります。スライドの操作音は後退したバレルがフレームに接触したり、下降したロッキングブロックがフレームに接触する音などです。
接触する部分は経年で摩耗するため目視確認が容易です。ポルキーマスター>「シアー」とは何ですか?
シアー(Sear/逆鈎)は、ハンマーやボルトの前進(回転)を阻止するパーツです。
動画は1911ピストルの構造を表しています。
ハンマーはハンマースプリングによって回転する力が加わっていますが、シアー(動画内の赤いパーツ)がハンマーの溝(ノッチ)に落ちてハンマーの回転を阻止しています。トリガーを引くとトリガーに接続されたトリガーバーが後退し、トリガーバーはシアーを押してハンマーを解放します。
するとハンマーが回転してファイアリングピン(撃針)を叩き、ファイアリングピンが前進して弾薬のプライマー(雷管)を叩いて撃発します。発射後にスライドが後退するとスライド下部の凹凸に押されて上下に動くディスコネクターがシアーをリセットし、シアーが再びハンマーに接触してハンマーの回転を阻止します。
>ブリーチブロックの「部品の役割」
ブリーチ(Breech)とは、銃身(バレル)の後端です。ブリーチの反対側は銃口です。
薬室に弾薬を装填してそのまま撃発すると薬莢が後ろへ発射されてしまいます。
これを防ぐために銃身後端(ブリーチ)を塞いでブロックすることで弾が前方へ発射されます。この塞いでいる蓋となる部分がブリーチブロックです。
ピストルの場合はブリーチブロックとスライドが一体になっているものが多いです。>ロッキングブロックは、どのように作動するのですか?
>バレルの後端に付いているロッキングブロックプランジャーは、何をやる部品なのですか?ベレッタM9を例にした場合、発射直後にスライドが後退すると銃身後部から高圧ガスが噴出されるため、銃身内の圧力が低下するまで銃身とスライドを固定する必要があります。
そこで発射直後はスライドと銃身を同時に後退させて圧力が低下するまでの時間を稼いでいます。上の図ではロッキングブロックが上昇しており、スライドと銃身が固定されて薬室が閉鎖されている状態です。
この位置にロッキングブロックがあるとロッキングブロックの左右の突起が障害となってスライドが後退することができません。発射後、反動によってスライドと銃身が同時に後退すると、ロッキングブロックプランジャーがフレームに衝突します。
するとロッキングブロックプランジャーがロッキングブロックの傾斜部を押してロッキングブロックが下降します。
ロッキングブロックが下降するとスライドが後退可能になり、そのまま慣性によってスライドが後退し、薬室が開放されて薬莢が排莢されます。※このロッキング機構を発火モデルガンで再現すると、反動が生じないモデルガンではスライドが後退できないため、実銃通りに再現されていません。
関連記事:
拳銃(ハンドガン)の構造:ピストルやリボルバーの仕組みとは?
銃の各部名称:図でわかる銃の部位(ピストル リボルバー)
ショートリコイル?ブローバック?銃の閉鎖方式の違いを解説ポルキーマスターPDP(パフォーマンス・デューティー・ピストル)とPPQの細かい差異を上げると色々ありますが、主にスライド、フレーム、トリガーに違いがあり、PDPはドットサイト搭載を前提に最適化された設計になっています。
PPQのスライドは上に向かって細くなっている形状なのに対し、PDPでは上部も太くドットサイトのスペースを確保しています。
また同時にワイドセレーションによってグリップ力を高め、スライドを引きやすくなっています。
PDPの方が外見が太く大きな印象がありますが、重量はPPQより若干軽量化されています。フレームはグリップした際にドットサイト使用時に自然な形で銃口がターゲットを向くような角度で設計されています。
グリップのフロントストラップ下部が前方に突き出し、小指を逃がし難くすることで銃をしっかり保持可能です。またグリップテクスチャーの摩擦力が向上している他、スライドとフレームはPPQと互換性があるためPDPのフレームにPPQのスライドを組み込むことも可能です。
トリガーを比較するとPPQはわずかに粘りのあるトリガープルなのに対し、PDPはトリガーを引いた際にバチっと落ちるような切れの良いトリガープルになっています。
(PDPのトリガーの方が若干トリガーの遊びが短くなっています)ポルキーマスターピストルキャリバーカービン(PCC)は拳銃弾を使用するストック付きの銃ですので、定義上ストック付きサブマシンガンもPCCです。
ですが一般的には拳銃弾を使用するストック付きのセミオート・ロングガンがPCCと呼ばれています。
アメリカの法律(連邦法)においては、PCCは構成次第でライフル、ショートバレルライフル(SBR)、マシンガンのいずれかに該当します。
ポルキーマスターアクション(機関部)の長さが短いものをショートアクション、長いものをロングアクションと呼びます。
.243ウィンチェスター、.260レミントン、6.5mmクリードモア、.308ウィンチェスターといった全長の短い弾薬はショートアクションで使用されます。
一方、.270ウィンチェスター、7mmレミントンマグナム、.30-06スプリングフィールド、.338ウィンチェスターマグナムといった全長の長い弾薬はロングアクションで使用されます。ショートアクションは軽量かつボルトの往復距離が短いため素早い装填排莢が可能で、射撃姿勢を問わない軽快さに優れます。
ロングアクションはショートアクションより重く、一般的に射程距離が長い傾向があるため長距離射撃に適しています。理論上ショートアクションの方が強度が高く装薬の燃焼効率が良いためロングアクションより命中精度が高いと言われることがありますが、実際にはアクションの長さ以外の要素が命中精度に与える影響が大きいため、これには議論の余地があります。
ポルキーマスターOSV-96はDIに分類されています。
ロングストロークピストンの特徴の一つである質量の大きなピストンが見られず、長いガスチューブの先に小さなピストンがボルトキャリアに接続されている構造で、内容はリュングマンAG-42のDIに近いものです。
しかしピストンの移動量だけに注目すればロングストロークピストンと言えなくもありません。
厳密には一般的なロングストロークピストンともDIとも異なる特徴があります。DI構造と言われているAR15もボルトキャリア内にピストンを内蔵しており、これはスウェーデンのAG-42やフランスのMAS-49のDIとは異なります。
このことは開発したストーナー自身も「従来のDIとは異なる」と述べていますが、一般的にはDIに分類されています。
同じDIに分類されていても構造はそれぞれ異なることがあるため要注意です。ポルキーマスター「いる」か「いない」かの二択なら「いる」という回答になりますが、「一般的か」と問われたらそうでもありません。
精度が必要なのであれば、精度を低下させている部分をカスタムしたり交換によって対処可能な場合が殆どです。またサープラスの銃を購入する際に追加料金を支払ってディーラーに状態の良い個体を選んでもらうことはよく行われています。
ポルキーマスター同じロングリコイルの銃でもモデルによって排莢方法が異なりますが、大きく分けて二つのパターンがあります。
一つは、銃身とエジェクターが接続されており、銃身がスプリングの力で前進する際にエジェクターが薬莢の底を突いて排莢する方法です。
ブローニング・オート5は銃身後部にバレルエクステンションが繋がっており、そこにエジェクターが固定されています。(以下の動画参照)もう一つは、薬室閉鎖中から既にエジェクターがエジェクタースプリングによって薬莢の底を押している状態で、発射によりボルトと銃身が離れるとエジェクターに押された薬莢が排莢されます。
これはAR15、デザートイーグル、レミントンM700など、広く利用されているエジェクターの構造です。ですがロングリコイルは動作が遅いため、排莢に勢いがない(相対的にジャムのリスクが大きい)という傾向があります。
ポルキーマスター一般的に銃の精度には個体差があります。
その原因は大量生産品に生じる一定の不良率の問題や銃のコンディションの問題などです。精度が低下する原因の例を挙げると、銃口に傷がある、銃身の熱処理に問題がある、スロート(ライフリングが始まる手前)にエロージョンなどのダメージがある、ライフリングの精度が低い、ストックの一部が銃のアクションや銃身の接触してはいけない場所に接触している(ベッディングが悪い)、トリガープルが悪い・・・等々です。
ライフリングについては1939年にドイツでコールドハンマー法が発明されるまで、ライフリングはカット、ブローチ、ボタンなどの方法でライフリングをカットされており、これらの製法による精度は職人の技術力に依存する部分が大きいものでした。
1940年頃から製法が確立し精度が向上しましたが、第一次~第二次世界大戦までの古い銃は現代と比較すると個体差の違いが顕著です。
とはいえ近代でも質の悪いAK47の銃身が製造されているように、精度の違いは今も昔もケースバイケースではあります。第二次世界大戦時のドイツ軍でのKar98Kスナイパーライフルに要求する精度は、100mで5発発射し10.5cm以内の集弾、そのうち3発は7cm以内に集弾することとしていました。
当時支給されていたs.S弾による98Kの平均集弾は約12cmでしたが、精度の高い98Kでは5cmに集弾するポテンシャルがあり、良い個体を選べば問題ない条件でした。(当時ドイツ軍は集弾測定にCEP(平均誤差半径)を利用していたため資料によっては3~4cmの集弾となっていますが、ここではあえてそれを無視します)ポルキーマスター>短銃身の銃ばかり見かけますが長銃身だと相性が悪いのでしょうか?
.300BLkは近距離に特化された弾薬のため長銃身で利用する利点がありません。
弾速は16インチでほぼピークに達するため、10~16インチの銃身長で使用されるのが一般的です。
特にサプレッサーを使用する場合は弾速を抑えて亜音速にする必要があり、長銃身によって弾速が向上するのは不都合になります。>軍の採用はあまりないのはデメリットがあるのでしょうか
.300BLk(7.62x35mm)の性能はAK等で使用される7.62x39mmに近い弾薬です。
元々AR15でボルトやマガジンを交換することなくサプレッサーに適した.30口径弾を発射することを目的に開発され、7.62x39mmよりBC(弾道係数)が大きいため減速が少なく7.62x39mmと同等かそれ以上の弾道性能を持ちます。
しかし弾道曲線が大きく300ヤードを超えると命中精度が低下するため、長い有効射程を求める軍の要求を満たすことができません。英軍など一部で採用されていますが、あくまで近距離での使用を想定されています。
弾頭が持つエナジーが大きいため9mmや.45ACPのサブマシンガン(PDW)の代替となりますが、5.56mmNATOや7.62mmNATOの代替にはなりません。>近々更新される6.8mm弾よりも性能が良さそうですが比較するとどちらが優れているのでしょうか?
正確には将来採用される可能性がある6.8mmの性能が不明なため一概に判断できませんが、6.8mmは長距離における性能が重視されており、近距離でのサプレッサー使用を想定する.300BLKとは使用目的が異なります。
そのため一概にどちらが優れているとはいえず、使用される場面によって向き不向きがあります。ポルキーマスター銃撃犯にどのような動機や目的があるかは事件発生から時間が経過した後や事件後に判明することが殆どのため、警察は早急に被害拡大防止や銃撃犯の無力化することが求められます。
その点で警察側にとって銃撃犯に移動されることが最も厄介で対処が難しくなるため、先ずは一か所に留めて交渉や無力化後の確保が目標になります。警官を狙った有名な銃撃事件では2016年にバトンルージュとダラスで発生していますが、バトンルージュの事件では逃走中の銃撃犯をSWATが100ヤードの距離からAR15で射殺し、ダラスの事件では追い詰めた銃撃犯との交渉が決裂したためロボットアームの先に付けたC4爆薬で爆殺しました。
どのような方法で解決するかは状況や現場の判断によって異なり、特にアメリカでは警察署によってポリシーが異なるため対処法に地域差があります。
ある地域では陸と空から全力で追跡する場合もあれば、他の地域では空からの追跡をメインにし犯人が降車後に包囲網を狭めて確保するところもありますし、また状況によって対処法を全く変更することも行われています。しかしライフルに対してはライフルで対処されるのが通常です。
統計では法執行機関員の殉職者のうち少なくとも25%以上がライフルが原因となっており、火力の強いライフルは脅威になり、ハンドガンでの対処は困難です。アメリカの法執行機関は1986年のマイアミ銃撃事件や1997年のノースハリウッド銀行強盗事件でライフルの重要性が認識され、こうした事件の影響でパトロールライフルの普及が進み、2001年の911テロの影響による膨大な予算によって装備内容が広く充実しました。
現在ではパトカーにライフル弾対応のバリスティックシールド(防弾盾)を装備する警察も増えていますが、その反面、バリスティックプレートなどの重装備化に対しては「ミリタリースタイルが市民に威圧感を与える」といった政治的懸念もあり躊躇するところも多々あります。関連トピック:CQBにおける敵味方の識別について
ポルキーマスター減速しながら飛びます。
発射直後は高速なため落下量が小さく比較的フラットな弾道になりますが、空気抵抗によって徐々に減速しながら落下量が大きくなり、放物線の角度を強めながら落下します。
ポルキーマスター一言で言えば「ちょうどいい大きさだから」です。
黒色火薬を使用していた時代には大口径が多く、米軍は.45口径の.45-70ガバメント、ロシア軍は10.7×58mmR、日本軍は11x60R村田といった10mm以上が主流でしたが、無煙火薬の時代になると小口径化されていきました。
装薬の進化は射程距離、命中精度、ケースサイズなどに影響し、当時のフルサイズカートリッジでの射程距離や命中精度のバランスの良さを追求すると.30口径(7.62mm)が良い結果を出す平均的なサイズになります。
アメリカでは.45-70ガバメント、.30-40クラグ、.30-06スプリングフィールド、7.62x51mmNATOと発展。
ロシアでは10.7×58mmR、7.62x54mmRと発展。
日本では11x60R村田、6.5x50mmSR、7.7x58mmSR、7.62x51mmと発展しています。アメリカでは.30-06スプリングフィールドの登場により民間市場で狩猟用として広く普及し、バランスの良い.30口径弾が高く評価されました。
そして1954年に7.62x51mmがNATO標準となり、NATO諸国では最も多く利用される弾薬の一つになります。1980年に5.56x45mmがNATO標準となったことで小口径高速弾が普及しましたが、長距離射撃においては弾頭重量が必要となるため、使用目的次第で7.62mm口径も併用されています。
ポルキーマスターガスが前方へ放出されるタイプでは厳密には反動が生じます。
しかしその反動を体感できるかは発射ガスの量や銃の重量によって異なります。ミニガンの映画撮影用プロップガンは空砲を使用していても後ろへ押される力を体感できるそうです。
>ブランクアダプターを使用しないと銃は動作しないのでしょうか?
ガス圧や反動を利用して作動する銃ではブランクアダプターが必要になりますが、銃口に装着するタイプだけではなく、専用のボルトやケースを利用することで作動するものも存在します。
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