ライフルに弾を装填する方法:レミントンM700ボルトアクション・ライフルの場合

レミントンM700イメージ画像

この記事の要約:

  • ボルトアクションライフル(レミントンM700)の固定マガジンへの弾薬装填手順を写真付きで解説。
  • ボルト操作による薬室への装填と、フロアープレートを使った安全な排出方法を紹介。

スナイパーライフルを含むボルトアクションライフルでは、弾薬の装填方式にいくつかの種類があります。

セミオートライフルの多くが着脱式マガジンを採用しているのに対し、ボルトアクションライフルでは着脱式マガジンと固定マガジンの両方式が存在します。たとえばレミントンM700の場合でも、着脱式マガジン仕様と固定マガジン仕様の2種類がラインナップされています。

本記事では、固定マガジンを内蔵したレミントンM700を例に、ボルトアクションライフルへの弾薬装填方法をわかりやすく解説します。

目次

各部名称

レミントンM700各部名称画像
  • スコープ:射撃時に目標を拡大して視認しやすくするための光学機器。
  • リアサイト:照準を合わせるために使用される可視の目盛り。
  • フロントサイト:銃の前部に位置し、目標との照準を合わせるための部品。
  • ストック:銃を保持するための部分。肩に当てて安定させる役割がある。
  • セーフティレバー:誤射を防ぐために、トリガーをロックする安全装置。
  • ボルトハンドル:ボルトを操作するためのレバー。弾薬を装填・排出する際に使用。
  • トリガー:射撃を開始するために引かれる部品。引き金とも呼ばれる。
  • フロアプレートラッチ:銃のマガジンを保持するためのラッチ。フロアプレートをロックする役割を持つ。
  • フロアプレート:マガジンの底部に位置する部品。弾薬をマガジン内に保持する。

更に詳しい各部名称はこちらの記事で解説しています。

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装填方法

レミントンM700構造解説画像

レミントンM700の内蔵型固定マガジンは着脱式マガジンと同様にマガジンスプリングの反発力で弾薬を上へ押し上げる構造です。

両者の違いは着脱の可否のみで、基本構造は変わりません。

手順1

レミントンM700装填方法解説画像

ボルトハンドルが下がっている状態は、薬室が閉鎖されロックされています。

レミントンM700装填方法解説画像

ボルトハンドルを押し上げるとボルトが回転し、ロックが解除。

レミントンM700装填方法解説画像

ボルトハンドルを引くと、内蔵マガジン(弾倉)と、弾薬を押し上げる金属板(マガジンフォロワー)が確認できます。

手順2

レミントンM700装填方法解説画像

ここへ手で弾薬を一発ずつ下へ押し込んでいきます。

レミントンM700の場合、3~6発を装填可能で、装弾数は対応する弾薬の種類によって異なります。

使用弾薬が7.62 NATO / .308 Winの場合は、マガジン内に4発装填されます。

手順3

レミントンM700装填方法解説画像

すべての弾を装填したらボルトハンドルを前進させます。

レミントンM700構造解説画像

するとマガジン内の弾が薬室内に送り込まれます。

手順4

レミントンM700装填方法解説画像

最後にボルトハンドルを押し下げて発射準備完了となります。

M700では装填補助用クリップは使用しません。

弾薬の排出方法

レミントンM700構造解説画像

マガジンに装填済みの弾を取り除きたい場合は、トリガーガードの根元に備わっているフロアープレートラッチを押すとフロアプレートが下方へ落ち、ストックの下側から内部の弾を取り除くことができる構造になっています。

レミントンM700マガジン構造説明画像

フロアプレートはヒンジで固定されているので、ロックを解除するとぶら下がり状態になります。

ここで例にあげたM700はハンティングやスナイパーライフルとして使用されるライフルです。

軍用小銃で固定マガジン(非着脱式)を使用するモデル(SKSライフルや三十八年式歩兵銃など)には、素早い再装填(リロード)が要求されるため、装填用のマガジン・クリップが使用されるのが一般的です。

また、現代の軍用ボルトアクションライフルでは、着脱式マガジンも利用されます。

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この記事を書いた人

・1998年:実銃解説サイトを開設
・2001年~2007年:米国に居住し実弾射撃を学ぶ
・エアガンメーカー勤務経験や実銃経験を活かした情報を発信中

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