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6mm ARCと.243ウィンチェスターの違いとは?

皆さんからいただいた、「銃の疑問」に回答します。

6mm ARCは実際「AR 15版243 Winchester 」とも言える口径でふと思ったのが、243 Winchester で良かったんじゃない?と言う疑問が出てきたのですが実際はどうなんですかね?

.243ウィンチェスターとは?

243win画像
.223rem .243win .308win Photo via Wikipedia

.243ウィンチェスターは1955年に開発され、現在も流通しているライフル弾です。

.308ウィンチェスターの薬莢を.243口径(6mm)にネックダウンした弾薬で、鹿猟で広く利用されています。

「弾速が高速」「反動が軽い」「300ヤード以下といった中距離で命中率が高い」などの特徴があり、弾頭重量55グレインから115グレインまで、目的によって様々な選択肢があります。

6mm ARCとは?

弾薬画像
Photo via Wikipedia

6mm ARC(アドバンスド・ライフル・カートリッジ)は、米軍の要求に応えて2020年に開発されたライフル弾です。

AR-15ライフルのプラットフォームで利用可能であることを条件として開発され、100グレインを超える重い弾頭により、風の影響を受け難く、大きな慣性力を持ちます。

6mm ARCと.243ウィンチェスターの違いとは?

6mm ARCと.243ウィンチェスター(.243win)はどちらも似た性能を持つ弾薬ですが、何を目的とするかによって選択が変わってきます。

6mm ARCはAR15で使用するために開発された弾薬のため、AR15のプラットフォームを使用しないのであれば.243winを選択しても同等の弾道性能を得られます。

もし、よりフラットな弾道を必要とする場合は、装薬量で勝る.243winが選択肢になります。

また、リローディング(薬莢の再利用)を行うのであれば、リローディングダイなど関連用品が豊富な.243winを選択すると良いでしょう。

6mm ARCはまだ対応するライフルが少なく、平均価格も高めのため、AR15に拘らなければ.243winの方が手を出しやすいと言えます。