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戦時中の1911と現代のパーツは互換性がありますか?

faq_q以前、Gun プロフェッショナル誌においてコルト・ガバメント特集があったのですが、

「パーツが豊富にあるため自由に形を変えられる」

「壊れてもパーツが豊富にあるため一丁あれば一生物」

という記述がありました。

そこで思ったのですが、この自由度や修復性の高さはシリーズ70のような民間用ガバメントに限った話なのでしょうか?

戦時中に製造されたガバメントでも、ネット上で数多取引されているパーツは取り付ける事はできるのでしょうか?

 

faq_aパーツによります。

記事で触れている「パーツが豊富にある」というのは、「当該の銃に適合するパーツが豊富」という意味ですので、シリーズ70にシリーズ80や1911A1のパーツが適合するという意味ではありません。

例えば、シリーズ80はファイアリング・ピン・プランジャーが追加された影響で過去のモデルとはスライドやフレーム、ファイアリング・ピンに互換性がありません。シリーズ80のファイアリング・ピンは従来より短く設計されているうえ、形状も異なります。また、バレルやフレームはフィーディング・ランプの有無次第で互換性がありません。

1911A1と現代の1911モデルを比較した場合も、ヘッドスペース、バレルリンクの穴、ファイアリング・ピン・ストップ、トリガー幅、エキストラクター、フレーム内部クリアランスなど、異なる点が多数存在します。

現在流通している1911もメーカーが異なると互換性がないことが多々ありますので、常に購入時には互換性があるか注意する必要があります。

また、互換性があり問題ないとされるパーツも、ガンスミスによる調整を必要とする場合があります。

一方で、スプリングやスクリュー、セイフティ、スライド・リリース・レバー、グリップなどは比較的問題なく互換性があります。