S&W M10の歴史と変更点
S&W.M-10のテーパードバレルは現在製造されていない様ですが、何年まで製造されていたのでしょうか?
1996年まで製造されていました。この年を境に製造を終えています。
S&Wのロゴがサイドプレート側やフレーム側にあったりしますが、あれはバレルの長さやフレームの大きさによって変わるのでしょうか?
それとも製造年によって変わるだけなのでしょうか?
いえ、これはモデルによって変更された年が異なりますので、バレルやフレームの大きさは関係ありません。
S&W M10の場合は、1981年からサイド・プレートからフレーム左側へと変更されました。
以下に、S&W M10の変更点をご紹介します。
1957年 M10登場
1959年 4インチ・ヘビー・バレル登場
1961年 エキストラクター・ロッド・スレッド変更
1961年 ヘビー・バレルのフロント・サイト幅を1/10″から1/8″へ変更
1962年 トリガーガード・スクリュー廃止
1962年 スタンダード・バレルのフロント・サイト幅を1/10″から1/8″へ変更
1967年 シリアル・ナンバー”D”登場
1968年 ダイアモンド・インサート・グリップ廃止
1977年 ガス・リング変更
1981年 ロゴをサイド・プレートからフレーム左側へ変更
1982年 ピンド・バレル廃止
1988年 ヨーク・リテンション・システムを新型に変更
1993年 シンセティック・グリップ登場
1994年 エキストラクター・システム変更
1995年 スクウェア・バット廃止
1996年 テーパード・バレル廃止。箱を紙箱からプラスチック・ケースに変更
1996年 セレーテッド・バックストラップ(&フォアストラップ)登場、18ヶ月後に廃止。
1997年 MIM(メタル・インジェクション・モールデッド)サムピースに変更。トリガー・ロック追加。MIMトリガーに変更
1998年 フレーム・デザイン変更。シリンダー・ストップ・スタッド廃止。フローティング・ファイアリング・ピンに変更。MIMハンマーに変更。内部ロック機構変更。
S&W M36の歴史と変更点
最近あるページを見てS&Wの銃はマイナーチェンジされるごとに、M36-2がM36-3というようにモデル番号の後ろに数字が表示されていくことを知りました。
そこで聞きたいのですが、チーフのバレルピンがなくなったのは何番のときでしょうか?
また、現在チーフスペシャルは生産されていないようですが、何番まであったのでしょうか?
S&W M36チーフスペシャル(チーフス・スペシャル)は、1950年に登場したM36から1997年登場のM36-9まで存在しました。
バレルピン廃止はM36-1の1982年製造モデル以降です。
1950年 M36登場
1957年 モデルナンバーを刻印(シリアルナンバー125000から)
1962年 ハンマー変更(シリアルナンバー295000から)
1966年 サムピース変更 M36-1
1967年 3インチヘビーバレル仕様
1968年 ダイアモンドインサートグリップ廃止
1969年 シリアルナンバーにJ追加
1982年 ピンドバレル廃止 M36-2
1988年 新型ヨークリテンションシステムとテーパードバレル装備 M36-3
1988年 新型ヨークリテンションシステムとヘビーバレル装備 M36-4 M36-5
1989年 レディースミスバージョン M36-6
1989年 特別仕様ターゲットバージョン M36-7
1990年 フロントサイト幅を1/8インチへ変更(スタンダードフレーム&バレル) M36-8
1990年 フロントサイト幅を1/8インチへ変更(ヘビーバレルフレーム)
1991年 リミテッドエディション(フルラグ+ターゲットサイト)
1992年 ラウンドバットモデルに2インチ&3インチヘビーバレル装備モデル追加
1994年 アンクルマイクグリップ装備 エキストラクター変更
1995-96年 スクエアバット廃止-2インチモデルのみ製造
1997年 サムピース変更 M36-9
1997年8月 .38SPL+P対応Jマグナムフレーム追加
1997年9月 インターナルロック追加
1999年11月 M36シリーズ製造終了
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