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スピア・ゴールド・ドットのショートバレル専用弾について

faq_q最近、「midwayUSA」にてスナッブ・リボルバーに使用する事を前提とした「speer gold dot shortbarrel 38 special+P 135 Grain JHP」という面白い商品がありました。ちなみにこの弾薬はNYPDに制式採用されているようです。

スペック表を確認した所、初速は2inchバレルから発射した場合860fpsと通常の38specialよりもやや早い程度で、計算したら単純なJ値だけで言えば380ACP弾や158グレインの通常38 specialと同等レベルでした。ただ、弾頭に加工がしており、低い初速でもそれなりの殺傷能力が得られるよう工夫がされている様です。

この弾薬ならばコルト・ディテクティブ2ndモデルに対しても銃本体に負担が少なく、『安心して』使用できるのでしょうか? それとも初速やJ値が通常の38specialに近くても膣圧の違いなどで、他の+P弾と同じく使用するにはちょっと勇気がいるのでしょうか?

 

Image courtesy of code3tactical.com

Image courtesy of code3tactical.com

 

faq_aSpeer Gold Dotは良い弾薬です。ホローポイント弾を複数入手して撃ち比べたことがありましたが、アキュラシーは満足できる結果でした。使用したのは9mmLUGER 147gr GDHPで、ベレッタ 92FSのスタンディング25ヤード(1発/秒ペース)で20発撃ってみたところ、全弾14cm内に集弾しました。実用上全く問題のない弾頭デザインだと思います。

スペック上、”shortbarrel +P 135 Grain JHP”はショートバレルで落ちる初速を補うために圧力高めの+Pとし、フィーディングジャムを防止するケースメッキ加工(主にオート対応)、マズルフラッシュ低減パウダー(ショートバレルには有難い)、ジャケット分離防止加工(メジャーどころでは定番スペック)といった内容ではありますが、+Pである以上、他社+Pと同様に年代物の銃で使用するのは要注意ですね。コルト・ディテクティブでは問題ないレベルで安全といえるものの、車で例えると+Pは急発進急ブレーキを繰り返して乗るようなものなので、銃の寿命は使用頻度次第だと思います。

マグナムリボルバーでは、撃ちつづけるうちにフレームが前後に伸びるのでシリンダーギャップの再調整が必要になったりしますが、長い目で見ると継続は侮れないですね。

 

 

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