「1911界のロールスロイス」と呼ばれる1911ピストルを製造するキャボットガンズ社は、セレブを対象とした高級ピストルメーカーとして有名です。
そんなキャボットガンズ社ですが、45億年前に地球に落下した隕石を素材とした1911ピストルを発表しました。
キャボットガンズ社は以前からマンモスの骨や隕石を使用した1911系グリップパネルを製品化していましたが、今回はピストル本体をすべて隕石から製造しています。
キャボットガンズ社によると、「隕石ハンター」として有名なアメリカのロバート・ハーグ氏と協力し、35kgの隕石を入手することに成功。加工が困難で銃の素材として不向きな隕石を、問題を克服しながら加工し完成させたとのことです。
隕石の素材サンプルは、来年1月19日からラスベガスで開催されるSHOT Show 2016で展示予定。
また、「ビッグバン・ピストルセット」と銘打った銃本体セットが、来年5月にケンタッキー州ルイビルで開催されるNRA定例会で初公開されます。
気になる銃のお値段ですが、オークションで販売される可能性があり、キャボットガンズ社は25万ドル(約3,040万円)を提示していますが、実際には50~100万ドル(約6,080万円~1億2,160万円)の価値があると予想されています。
スライド上にはあえて刻印を打たず、素材の美しさを楽しめるデザインに仕上げています。
勿論、グリップも隕石で製造されています。スライド側面のセレーションは斜めにカット。
トリガー、フロントストラップ、バックストラップにはチェッカリングが入り、グリップセイフティはビーバーテイルです。
特徴的な形状のバレルブッシング。高級感がありますが、精度も高そうに見えます。
美術館や博物館に展示されてもおかしくない美しいピストルです。
For The Man or Woman Who Has Everything (On Earth) – Cabot Guns to Debut Pistol Set Built from Meteorite
New From Cabot Guns: ‘Big Bang’ 1911 Meteor Pistol Set – The Truth About Guns
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