.22LRは車のタイヤやフロントガラスを貫通できるか?
そんな疑問からYoutubeチャンネルのFullMagが実射テストを行いました。
.22LRは1887年に設計され、現在も使用されている歴史の長いリムファイアー・カートリッジです。
直径5.6mmという小指の先より小さな弾は、どれほどの実力があるのでしょうか?
タイヤを貫通できる?
まずはピックアップトラックのタイヤがターゲットです。
結果は貫通。
しかし、片面貫通です。弾は反対側に抜けず、タイヤの中に落ちたとみられます。
非常に小さな穴なので、空気が抜けるまでにはかなり時間を要するでしょう。
ゴムやプラスチックといった伸縮性や粘りのある材質の場合、貫通時に空いた穴は一旦広がるものの、弾が抜けた後で縮まるため、貫通した弾の直径より小さな穴となります。
これは私が9mm弾でCDを撃った際の画像ですが、穴の直径が弾の直径より小さいのが分かります。
しかし、素材が金属の場合は、貫通時の穴の広がる勢いで弾の直径より大きな穴が開くことがあります。
フロントガラスを貫通できる?
続いて、.22LR VS フロントガラスです。
結果は貫通。
フロントガラスを貫通後、シートのヘッドレストも貫通しています。
小さな弾でも.22LRは高い貫通力を持ちます。
.50BMGではどうか?
.50口径ライフル弾ならタイヤを貫通できるでしょうか?
予想通り.50BMGなら簡単に両面貫通。
ただ、弾の向きが変わりタンブリングを起こしています。
フロントガラスも.50BMGなら楽勝ですね。
フロントガラス貫通時に弾は横転し、ヘッドレストにはキーホールが残りました。
横転したままでもヘッドレストを簡単に貫通しています。
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