無事、LA、ラスベガスの旅を終えてサンフランシスコに帰ってきました。
6日に帰宅したのですが、流石に疲れてグッタリしてましたね。
誰とも交代無しで自分一人がずっと運転するのは疲れます。
結局、LAで一泊、翌日はユニバーサルスタジオで一日中遊び、翌日はラスベガスで一泊、その後はモハヴィというLAの北の町に泊まって帰宅というルートでした。
今年四月にはグランドキャニオン一周という4泊5日2,300マイル(約3,680km)の車の旅をしたので、それに比べると楽でしたが、つくづくアメリカの広大さに驚かされます。
ラスベガスの夜はカジノで一攫千金も当てられず、翌日の昼から2度目の訪問になるガンショップ、「ザ・ガン・ストア」に行ってきました。
カリフォルニアでフルオートは禁止されているので、ネバダ州に来たらまずフルオート射撃をと思っています。
ネバダでも射撃体験できる店、ツアーは無数にありますが、このお店はホテル街から近く、「カジノのついでに・・・」という観光客でも気軽に射撃できるところにあります。
MGMグランドという世界第二位の大きさのホテルに面した通りに「トロピカーナアベニュー」というストリートがあり、そこを車で5~10分ほど走ると、写真の看板が左手に見えてきます。
因みに今回はこのホテルに一泊しました。確かにデカイの一言につきます。ロビーから部屋にたどり着くまでに道に迷ったりもしました。
以前ラスベガスに一泊したときは一晩26ドルという安モーテルに泊まったところ、壁に空いた穴からシューシュー音がしてたり、洗面台が一部朽ちてたり、部屋のカギは公衆トイレのものと同じなど、とにかく最悪だったので、今回はちょっとイイホテルにしたのです。
前回はここでコルトM1911やHK MP5A4、UZI、AR15(9mm)など撃ちましたが、今回はちょっと旧大戦モノをと考え、トンプソンM1AとMP40を選びました。
弾代レンタル代などすべて込みでフルオートは一丁30ドルで撃てます。
これは結構安いのではないでしょうか。とりあえずトンプソンから試してみました。
「ドッタッタッタッタ」
なんだかこんな感じで、回転数は映画プライベートライアンでトム・ハンクスが撃っていたそのままという感じでしょうか。
700発/分程度です。
45口径の反動はここちよく、バーストで撃たなければ銃口が上を向いてしまいます。
インストラクターから「バースト射撃だけ」と言われていたので指きりでの3~4点バースト射撃でしたが、連続で撃てば4~5発目から容易にコントロールできるでしょう。
・・・そして、次にナチスドイツには欠かせなかったMP40を試しました。
「タン・タン・タン・タン・タン」
遅い・・・分かってはいたつもりでも、実際に撃つと回転数の遅さに驚きました。
さすが500発/分です。
9×19mm弾という軽い弾と、4kgという銃の重みで反動もほとんど消されてます。
女性でもきっと片手でフルオート射撃できるでしょう(片手で銃を支えられたらの話)。
眠たくなるような、ちょっと弱装弾なんじゃないの?と疑いたくなるほどです。しかし、ハンドガンで同じ弾を撃つとガツンと反動が強い。
試しにストックを肩から浮かせて撃ってみましたが、それでも自在にコントロールできました。
当時のナチスドイツ親衛隊は、この感覚を覚えながら連合軍を撃ったのだろうと、色々と考えてしまいました。
・・・で、私がもし戦場でこのどちらかを選べと言われたら、たぶんトンプソンですね。
なにか手ごたえを感じました。銃声も少し派手で、フルオートが非常に楽しい銃です。
射撃が終わった後、腰にSIG P229をぶらさげた店員と少し話をしました。
明るい白人のナイスガイ?で、一緒にいたインストラクターより随分フレンドリーです。
会話の内容は、「日本は銃規制が厳しいの?」とか、「最近、テロとかで日本人は飛行機を怖がってアメリカに来ないんじゃないか?」とか「アメリカ以外で銃を撃つところはあるのか?」と質問され、また、「テロが怖いからと言って(日本人が)アメリカに来ないというが、今朝のニュースでタイで爆弾テロがあったというし、どこへ行っても危ないだろ」と笑っていました。確かにそうですね。
SARSなんて無関係みたいに感じてた私には、今現在の日本から見た世界がよくわからないのでよくわかりませんが、射撃だけならみなさんよくグアムに行ってそうですね。
それから、この店員はこんな事も話していました。
「以前に日本の銃専門誌の記者がやってきて、そこら中の写真を沢山撮っていったよ。”これが本物の銃だ”って、日本で紹介したらしいけど、それはもう素晴らしい事だ」
・・・この話を聞いてすぐに「ああ、月刊GUNだ」と思いました。
私がこの店を知ったキッカケは月刊GUNの取材記事なのです。
何年の何月号か覚えてませんが、かなり前にこの記事を読みました。
あの頃はまさかこの店にくるとは思ってませんでしたね。
それにしても、GUN誌の記者の方はずいぶん好印象だったようで。これからも取材記事期待してます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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