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ナガンM1895リボルバーの構造とは?内部機構を詳しく解説!

ご質問を頂きました。

ナガンリボルバーはシリンダーを前に動かす機構が付いていますが、どういう仕組みになっているのですか?

ナガンM1895の構造について解説します。

ナガンM1895リボルバーの構造

画像出典:forums.gunboards.com
画像出典:forums.gunboards.com

ナガンM1895はシリンダーの後方に位置するハンマーブロック(上図23番)リコイルプレート(上図34番)がシリンダー(回転弾倉)を前方へ押す構造です。

銃の画像

トリガーを引いていない状態ではリコイルプレートとシリンダーは後退しています。

銃の画像

トリガーを引くとハンマーが起き、ハンマーブロックが上昇します。

上昇したハンマーブロックはリコイルプレートを前方へ押し、リコイルプレートはシリンダーを押します。

銃の画像

トリガーを最後まで引き切るとハンマーが解放され、ハンマーに備わったファイアリングピン(撃針)が弾薬のプライマー(雷管)を叩き撃発します。

シリンダーが前進し薬莢の先端(ケースマウス)が銃身と密着しているため発射ガスがシリンダーギャップから外部へ漏れず、弾速向上効果があります。

銃の画像
7.62x38mmR 画像出典:Wikipedia

一般的な弾薬は薬莢前部に弾頭が挿入されていますが、ナガンM1895で使用される7.62x38mmRは弾頭の先端まで薬莢内に挿入されているため、シリンダー前進時に弾頭と銃身が接触しない構造です。

発射時には薬莢が圧力によって膨張し、銃身と密着することでガス漏れを防ぎます。

銃の画像
ナガンリボルバー 画像出典:imgur.com

また、ナガンM1895の発射ガスが漏れない構造を利用し、リボルバーとしては珍しいサプレッサーが装着されることもありました。

リボルバーとサプレッサーについては記事「リボルバーにサイレンサーを装着して消音効果はありますか?(サプレッサー付きリボルバーとは?)」もご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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