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- 2016年10月2日 11:00 PM#36842
ポル
キーマスター最近はオートピストルのスライドにミニドットサイトをマウントするのが流行っていると思います。
しかし、ガチャガチャと動くスライドにサイトを搭載するのは不合理だと私は考えていますので、
対案を考えてみました。
あくまで妄想ですが、私の考えが正しいかどうかポル様のご意見をいただければ嬉しいです。●ポイント
①ガチャガチャ動くスライドではなく、動きの少ないチャンバー(バレル)にドットサイトを搭載します。
②マウントはチャンバーに載せてかつ、通常分解できるように10mm幅のものを使います。
一応、古い規格ですが10mmダブテールレールってのがあるようですので、それの改良を想定しています。
③搭載するミニドットサイトのクランプはクイックリリース付きの物を想定しています。
通常分解の都合です●構成イメージ
http://i.imgur.com/bgWSfGr.jpg●想定メリット(スライド搭載に対するメリット)
①チャンバー搭載であるため、スライド搭載の場合と比較して、ドットサイトへの衝撃が少ない。
(ドットサイトが故障しづらいと思われる)
②これが個人的には一番のメリットだと思うのですが、
バレルとサイトの位置関係が一定であるため、命中精度の向上が期待できる。
スライドに搭載した場合、極端な話1発撃つ毎にサイトを付け外ししている様なものだと思うので、
それに比べると命中精度的に優位だと思われる。●想定デメリット
①チャンバーからの熱が、ドットサイトに悪影響を与える可能性がある。
マウントの素材に工夫が必要かもと考えています。
②ダットサイトを外さないと通常分解できない。
しかしフレームマウントタイプも同じようなものだと思っています。
③アイリリーフがやや長い。
フレームマウントタイプと同じくらいなので問題ないかもしれません
④10mmマウントレールは対応製品が極少ないと思われる。
また、衝撃に弱い等の理由で20mmレール規格ができたらしいので、不確定要素がある。
⑤クイックリリースクランプの為どうしてもマウント位置が高くなる。そのためバックアップサイトの設置が難しい。
一応、レールの間からフロントサイトが見えるようには考えてみましたが・・・
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――面白いアイディアだと思います。
想定するメリットとデメリットもご指摘の通りだと思います。私が気になるのは、「どのように搭載するか」という問題と、「ジャムのリスク」の問題の二点です。
ご指摘の通り熱の問題があり、ベースが薄ければマガジン2本分でダットサイトまで熱が伝わると思います。
また、ネジ止めするならタッピング用の穴が必要なので、ある程度の厚みが必要だと思います。
これらの問題を回避するために肉厚なベースにすると、今度は余計にジャムのリスクが高まるかもしれません。本来ショートリコイル方式のバレルに重量物を搭載すると、ロックが解放されずスライドが後退できない恐れがあります。
近代的なサプレッサーにはこれを防止するためのブースターが備わっていますが、ブースター無しのサプレッサーをポン付けした状態と同じく、後退時の抵抗が大きくなるとシングルショット化する問題が起こるかもしれません。
デザートイーグルのように非ショートリコイル方式であればバレルにサイトを載せるのは精度の面で理想的ですが、一般的なショートリコイル方式のピストルでは効率が悪く、作動の信頼性が低下するでしょう。
もし実際に試すのであれば、出来るだけ確実に後退させるために9mmよりももっと高圧の弾薬で試した方が良いと思います。また、この銃をどのような目的で使用するのかにも寄ると思います。
精度が要求されてシングルショットとして使用する場合や、一発ずつ慎重に中距離以上を狙う場合には有効だと思いますが、ラピッドファイアで近距離のターゲットに複数発を撃ち込む用途であれば、バレル上に搭載して精度を得るというメリットは無いかもしれません。既にスライド上にサイトを搭載した状態で20~30メートルの距離で良い結果が出ているので、ジャムのリスクを取ってまでバレルに搭載するメリットは無いのではないでしょうか。 - 投稿者投稿
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