サービューファイアーアームズ社が50口径(.50BMG)のブレイクアクション(中折れ式)シングルショットライフル「RN50」を試作しました。
バレルシュラウドに包まれた.50口径バレルに削り出しレシーバーを備え、AR15のストックやロアレシーバーを利用しています。
通常、中折れ式ではブリーチ(銃身後端)をブリーチブロックやレシーバーで覆い隠して閉鎖しますが、この銃はブリーチに開閉式キャップを追加し閉鎖しています。
操作手順
操作手順はこのようになります。
- トリガーガード前方のレバーを操作しバレルのロックを解除。
- 銃を折ってブリーチのキャップを開ける。
- 薬室に弾を装填する。
- キャップを閉じてバレルを戻しロックする。
- ハンマーを起こす。
- トリガーを引いて発射。
キャップを閉鎖するところは野砲の装填を彷彿とさせます。
どうやらキャップの中にファイアリングピンやファイアリンピン・スプリングが収まっているようです。
スコープはどうやって載せるのか気になるところですが、まだ未完成とのことなので、完成を楽しみに待ちたいと思います。
追記
2021年現在、RN50は完成し、すでに約1400丁が製造されました。
複数の銃身長バリエーションが存在します。
事故について
2021年4月9日にRN50が破裂する事故があり話題となりましたが、詳しい原因は不明です。
考えられる原因としては、古い弾薬を使用したため装薬が瞬時に燃焼し爆轟状態になった可能性があります。
または、マズルブレーキが備わっている銃でサボ(SLAP弾)を使用したことでサボがマズルブレーキ内に残っている状態のまま次弾を発射したため、異常腔圧となった可能性もあります。
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