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【銃の歴史年表】火薬と銃の発明から最新小火器までの発展の歴史

マズルローダーの画像

銃の歴史をご紹介します。

新たに発明された弾薬や日本で起きた出来事も含まれます。

銃の歴史の概要

火薬は7世紀頃、中国で錬丹術(不老不死の薬の開発)の過程で偶然発明されたとされています。

当初は硝石、硫黄、木炭を混合した黒色火薬が開発され、これを利用して投擲兵器や火箭などの兵器が生み出されました。

11世紀には、中国で「突火銃」と呼ばれる新しい武器が発明。

これは竹筒に火薬と弾丸を詰めた筒状の武器でした。

その後、13~14世紀頃にはヨーロッパで火縄を使用して着火する「火縄銃(マッチロック式銃)」が開発されました。

時代とともに銃の技術は進化し、フリントロック式(燧石式)銃、パーカッション式銃など、着火方式が改良されていきました。

19世紀に入ると、技術の発展により銃の大量生産が可能になり、ボルトアクション式、セミオートマチック式、フルオートマチック式など、様々な形式の銃が登場します。

1884年には無煙火薬が完成し、これにより銃の威力と射程距離が大幅に向上。また、弾薬の小型化が実現し、より実用的でコンパクトな銃の開発が進みました。

現代では銃は、軍用だけでなく、狩猟やスポーツ、護身用など幅広い用途で使用されています。

戦争や犯罪に使用される負の側面がある一方で、人々の生活に役立つ道具としても発展してきました。

銃は、人類の文明史において重要な役割を果たしてきたと言えるでしょう。

紀元前

紀元前20世紀

縄文時代 前14000年頃 – 前10世紀頃

西暦出来事
紀元前2000年頃古代中国で硫黄の使用が始まる
錬金術師たちが硫黄の特性を研究し、医薬品や防腐剤として利用

紀元前8世紀

弥生時代 前10世紀頃 – 後3世紀中頃

西暦出来事
紀元前800年頃インドの古代文献『アタルヴァ・ヴェーダ』に硝石(硝酸カリウム)の記述が登場
肥料や冷却剤として硝石が使用されていた可能性

紀元前3世紀

弥生時代 前10世紀頃 – 後3世紀中頃

西暦出来事
紀元前315~300年頃ギリシャの哲学者テオフラストスが著書『石について』で、硫黄と硝石の混合物について記述
この混合物が燃えやすい性質を持つことを観察

紀元前2世紀

弥生時代 前10世紀頃 – 後3世紀中頃

西暦出来事
紀元前200年頃中国の『黄帝内経』に、硝石を含む薬の処方が記載される
硝石が医薬品として広く認識

紀元前2~1世紀

弥生時代 前10世紀 – 後3世紀中頃

西暦出来事
紀元前141年~87年武帝が不老不死の薬の発見を命じ、火薬の発明に繋がる錬丹術が発展

1世紀から7世紀まで

1世紀

弥生時代 前10世紀 – 後3世紀中頃

西暦出来事
1~100中国の後漢時代、硝石(硝酸カリウム)の利用が本格化
錬金術や医薬品製造に広く使用される

2世紀

弥生時代 前10世紀 – 後3世紀中頃

西暦出来事
125~144年頃硝石の燃焼によって家が火事になったことが「太平広記」に記述される
※「太平広記」は宋の太宗(976-997年)の時代に、李昉(りぼう)を中心とする編纂チームによって編纂
142中国の「周易参同契」に火薬らしき記述が記録される

3世紀

弥生時代 前10世紀 – 後3世紀中頃

古墳時代(大和時代) 3世紀中頃 – 7世紀頃

西暦出来事
220~240年頃ローマ帝国の学者ユリウス・アフリカヌスが、ナフサや石油を用いた燃焼性武器について記述

5世紀

古墳時代(大和時代) 3世紀中頃 – 7世紀頃

西暦出来事
492中国の陶弘景が硝石の燃焼について記述

7世紀

古墳時代(大和時代) 3世紀中頃 – 7世紀頃

西暦出来事
600~700年頃インドで「インドの火」(Indian fire)と呼ばれる燃焼性物質が開発
ビザンツ帝国で「ギリシャの火」(Greek fire)と呼ばれる燃焼性物質が開発
石油やナフサといった可燃性の液体を主成分とし、火をつけると水上でも燃え続ける特性があった
678コンスタンティノープルの包囲戦で「ギリシャの火」がアラブ艦隊に対して初めて使用
不明張鷟(658~730年)による「遊仙窟」という中国の文学作品に、爆発性のある「火薬丸」(娯楽用の爆竹や花火)の記述が登場

9世紀(火薬の発明)

9世紀

平安時代 794年–1185年

西暦出来事
850中国の「真元妙道要路」に火薬の危険性について記述され、これが火薬の発明の根拠となった

紀元前から9世紀まで、この期間には今日のような「銃」は存在しませんでした。

しかし、火薬の発明により、その発展の基礎が築かれました。

火薬の最も初期の記述は8世紀の中国の文献に見られますが、確実な証拠としては、9世紀の「真元妙道要略」や「太平広記」などの文献に記述があるとされています。

しかし、火薬の発明は605~616年や960~976年という説もあり、起源は定かではありません。

錬丹術の過程で2~3世紀には火薬が存在していた可能性もあります。

また、火薬は中国で発明された説が有力ですが、他の地域で発明されたとする説も存在します。

欧州起源説

  • ベルトルト・シュワルツ(架空の人物の可能性あり)による発明説
  • 1326年の欧州での最初の確実な銃器の証拠が存在
  • ロジャー・ベーコンへの帰属説も存在

イスラム起源説

  • 1260年のマムルーク朝による手持ち大砲の使用説
  • イブン・ハルドゥーンの1274年の記述(解釈に議論あり)
  • 1365年以前のイスラム世界での金属砲身の大砲の存在は不確実

インド起源説

  • 古代インドの文献(スクラニーティ、ニティプラカシカ等)に火薬や火器の記述があるとする説
  • 考古学的証拠(寺院の彫刻)を根拠とする主張
  • アルタシャーストラの爆発性・可燃性粉末の記述

これらの説は決定的な証拠に欠けており、多くの学者は中国起源説を支持しています。

銃はどこで発明された?

銃の発明は中国で始まったとされる説が有力です。

しかし、中国から銃が伝播した説は、学者のなかでも肯定派と否定派があり、両者共に決定的な証拠がありません。

「火薬と銃が中国から欧州へ伝播した」と主張する学者の根拠

  • 中国での火薬兵器の記録が存在
  • 欧州での同様の開発記録が欠如
  • 1326年頃、欧州に完成形の銃が突然出現
  • 中国の火薬配合の多様性に対し、欧州は均一性がある
  • 欧州で即時的に軍事利用された

否定派の根拠

  • 中国の記録における具体的な火薬兵器使用が不明確
  • 欧州と中国間の銃の伝播ルートが不明確
  • 欧州で独自に銃が進化した可能性がある

モンゴルの関係性

  • モンゴルが火薬技術普及の触媒となった可能性がある
  • モンゴルによる火薬兵器の定期的使用の証拠が不足している

10世紀から12世紀まで

10世紀

平安時代 794年–1185年

銃の画像
火槍 画像出典:Wikipedia

9世紀後半から10世紀に、中国で最初の原始的な火器である火槍が登場。

火槍は竹や金属の筒に火薬と金属片を詰め、点火すると破片が飛び散る仕組みでした。

11世紀

平安時代 794年–1185年

11世紀は、主に10世紀に中国で生まれた初期の火器技術の継続的な発展の時期でした。

この時期の発展は、13世紀に出現する金属製の銃身を持つハンドキャノンの基盤を築きました。

西暦出来事
1002中国の皇帝に手砲が献上される(諸説あり)
1040中国の「武経総要」に火薬の製法が記述される
1067中国の皇帝が商人に対し火薬の売買を禁止する

12世紀

平安時代 794年–1185年

宋金戦争で10世紀に発明された火槍が効果的に使用されました。

宋金戦争は、中国の漢民族王朝である宋と、女真族の王朝である金との間で109年間に渡って行われた一連の戦争を指します。

中国の政治的・軍事的な勢力図を大きく変え、その後のモンゴル帝国の台頭にも影響を与えた重要な歴史的事象でした。

西暦出来事
1131中国で宋が金に対し火槍を使用した

13世紀

銃の画像
てつはう 画像出典:Wikipedia

鎌倉時代 1185年–1333年

13世紀になると、金属製の銃身を持つハンドキャノンが火槍に取って代わりました。

火薬の知識は中国からシルクロードを通じて中東に伝わったと考えられており、この時期にイスラム世界で火薬が認識され、軍事利用が開始されました。

13世紀後半には火薬の技術が中東からさらにヨーロッパに伝わっています。

イギリスの哲学者ロジャー・ベーコン(1219~1292年)によって書かれた文献には、次の一節があります。

これらの事例として、子供の玩具が多くの地域で作られているのを見ます。親指の大きさほどの装置です。その塩(硝酸カリウム)と硫黄と柳炭を混合した粉末の暴力によって、非常に小さなもの(小さな羊皮紙に包まれている)でも非常に恐ろしい音がし、強い雷鳴を超える音と、最も明るい稲妻よりも輝く閃光が発生します。

西暦出来事
1206チンギスハンがモンゴルを統一
1225マークス・グラエクス(Marcus Graecus)の”Liber Ignum”にて火薬の調合方法が紹介される
1232中国で飛火槍(紙筒に火薬を入れた火器)が発明される
1240中東地域で火薬の存在が知られる
1241蒙古軍のヨーロッパ遠征(ワールシュタットの戦い)で銃が使用された(諸説あり)
1242ロジャー・ベーコンが「De secretis operibus artis」に火薬の製法を記す
1250アルバータス・マグナスが「De mirabilis mundi ignium」に火薬の製法を記す
1258バグダードの戦い(モンゴル帝国のイスラム征服)で火薬が使用される
1259北アフリカのメリリャ(Melilla)で大砲を防衛で装備
1274文永の役 / 弘安の役(1275年) 投擲榴弾の鉄法(てつはう)が使用される
1280中国で銃身を持つハンドキャノン(手砲)が発明される
1300文書「シェムス・エディン・モハメネッド(M.S. Schems Eddin Mohamened)」に
マドファ/マドフォア(Madfa/Madfoa)と呼ばれる木筒の火器が描写される

14世紀

銃の画像
ハンドキャノン 1271-1368 画像出典:Wikipedia

鎌倉時代 1185年–1333年

建武の新政 1333年–1336年

南北朝時代 1336年–1392年

室町時代 1336年–1573年

14世紀には最初の火器の使用が記録され、ハンドガンがヨーロッパ全土で知られるようになりました。

火薬の技術はユーラシア全域に広まりました。

日本への鉄砲伝来は16世紀の種子島銃だと認識されることが多いですが、それ以前の時代にも複数の文献で鉄砲に関する記述が存在し、日本人が鉄砲の存在を知った時期は14世紀後半の可能性があります。

西暦出来事
1308ジブラルタル包囲戦(レコンキスタ)でスペイン軍が銃を使用する
1325フィレンツェ共和国が砲の製造を命じる
13262月11日、イタリア・フィレンツェ議会が金属製弾丸と銅製の砲の製造を許可する
”De officiis regnum”に銃のイラストが初めて描写される
1337百年戦争 (1337年~1453年)
1338イギリスの船に砲が搭載される
ロンドン塔に火薬を貯蔵していたと記録される
13406月24日、「スロイスの海戦(Battle of sluys)」
海戦で大砲が実戦使用される
13468月26日、クレシーの戦い(Battle of Crecy)
陸上戦闘で大砲が使用された
1364ハンドキャノンがイタリアのペルージャで製造される
1368南蛮人が京都で足利義満に鉄砲を二丁献上した(伝承)(諸説あり)
1370応安三年に渡来したとされる鉄砲が尾道の旧家渋川家に存在
1373詩人ジョフリー・チョウサー(Geofrey Chaucer)が銃を描写
”Swift as a pillet out of a gonne when fire is in the pouder ronne”
1381ドイツのアウクスブルク市でシュヴァーベン軍の30人にハンドキャノンが支給される
1382ベルギー人がロスベックの戦争(Battle of Roosebeke)で銃を使用する
ベルギー・ヘント市民がブルージュ市を攻撃する際に砲を搭載した砲車を牽引した
1399タンネンベルグ城攻略
現存する最古の砲(タンネンベルグ・ガン)はここから発掘された

15世紀

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モンスメグ 画像出典:Wikipedia

室町時代 1336年–1573年

戦国時代 1467年(1493年)–1590年

15世紀になると火縄銃(マッチロック式ライフル)が登場し、大型の砲も製造されるようになりました。

西暦出来事
1410大航海時代、マッチロック(火縄銃)が発明される(ドイツの文献にイラストが描写された)
1413インドネシアのジャワ島でハンドキャノン(手砲)が使用される
1421グレネータ(Grenata/Grenade/手榴弾)が開発される(火薬を筒に入れた原始的構造)
1428ヘンリー四世の記録にハンドガンの支払い記録が存在
1429フランスで火薬の湿式処理法について触れられる
1431イタリアのロンバルディアの戦い(Siege of Lucca)の記録でハンドガンが多く描写される
1445観勝寺の僧行誉が記した「あい嚢鈔」に鉄砲について記述される
1449モンス・メグ(射石砲)がブルゴーニュ公国で製造される
1466琉球人が朝廷に品物を献上し、退出時に鉄砲を発射してみせ人々を驚かせた
1467応仁の乱(1467年~1477年)で東軍が鉄砲を使用(諸説あり)
応仁の乱で東軍が火槍を使用したことが「碧山日録」(1459~1468年)に記述される
1490ハンドキャノンがヨーロッパで軍用として流行する
1498南アメリカ大陸発見
15001500~1509年、レオナルド・ダ・ビンチがホイールロック式銃を発明(諸説あり)

16世紀

銃の画像
種子島火縄銃 画像出典:Wikipedia

室町時代 1336年–1573年

戦国時代 1467年(1493年)–1590年

安土桃山時代 1573年–1603年

16世紀にはホイールロック式銃が発明されました。

また、ライフリングが発明され、命中精度が向上しました。

日本にはポルトガル人によって種子島に鉄砲が伝来しましたが、当時のヨーロッパではストック(銃床)が利用されており、このとき伝来したストックの無い「種子島銃」は、東南アジアか中国で製造された可能性が高いと見られています。

西暦出来事
1503スペインのチェリニョーラの戦い(Battle of Cerignola)で銃が重要な影響を与える
1510永正七年(1510年)に中国から堺へ鉄砲が渡来したと「北条五代記」に記される
1516ベレッタがイタリアのジルドーネでベネチア・ジェノバ共和国の総督のためバレルを製造する
1517オーストリア皇帝がホイールロック式銃を禁止する
1518神聖ローマ帝国でホイールロック式銃が禁止される
1521イタリア戦争 (1521年~1544年)
1525イングランドで初の大砲が製造される
1526甲州の武田家に鉄砲が伝来したと「甲陽軍鑑」に記される
イタリアにベレッタ(Beretta)社創設
1528享禄元年(1528年)に北条家へ鉄砲が伝来したと「北条五代記」に記される
1535ドイツにメルケル(Merkel)社創設
1537ブリーチローディング・ハンドガンがヘンリー八世のために製造される
1540スナップロックが発明される
1542ライフルの銃身にライフリング(ストレートライフリング)が発明される
1543ポルトガル人によって種子島へ火縄銃(マッチロック・ライフル)が伝来
島主種子島時堯が二千両で鉄砲二挺を購入
家臣篠川小四郎が火薬の製法を学び、八板金兵衛が鉄砲の製法を学んだ
15446月14日、北イタリアのプレッシア市会がイギリスのヘンリー八世に
銃を売るか否か可否を問い賛成7反対1で可決された
1545刀鍛冶の八板金兵衛(1502年~1570年10月7日)が日本初の鉄砲製造に成功
ヘンリー八世がロンドン塔で銃の製造を命じる
1550スナップハンス・ロックが発明される
1555足利義輝が南蛮人テイウシクチを近江国友に派遣させて鉄砲鋳造と射撃術を学ばせた
1565肥前福田(長崎県)で堺商人の船と平戸の交易船との間で銃撃
日本船からの発砲により砲手が殺害されたとルイス・フロイスが著書「日本史」に記す
(日本最古の銃撃戦の記録)
1575長篠の戦い 織田信長勢は火縄銃3,000丁(諸説あり)を装備
1578ルイス・フロイスが織田信長の七隻の軍船に搭載された大砲や銃に驚嘆
1584蒲生氏郷がローマに派遣し鉄砲30丁を購入させた(ヨーロッパから直接購入した初の事例)
1586ザクセン選帝侯領で弾頭と火薬を含むペーパーカートリッジ(紙製薬莢)が発明される
1588豊臣秀吉による刀狩令
1592文禄・慶長の役 朝鮮出兵(1592年~1598年)
秀吉勢は火縄銃は多いが砲が少なく、朝鮮軍は火縄銃は少ないが砲が多かったとされる
1597カポ・ビアンコが「ナポリ人兵士がペーパーカートリッジを使用していた」と記す
現存する最古のリボルバーが鍛冶職人(Hans Stopler)によってドイツで製造される
1600スペインでミケレット・ロック(Miquelet Lock)が発明される
関ヶ原の戦い

17世紀

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フリントロック式銃 画像出典:silverhawkauthor.com

安土桃山時代 1573年–1603年

江戸時代 1603年–1868年

17世紀になるとフリントロック機構が導入され、点火の信頼性がさらに向上しました。

西暦出来事
1603雷金(後のプライマー原料)が発見される
1606南浦文之(1555年~1620年10月25日)が鉄砲伝来の歴史書「鉄炮記」を編纂
1610フランスのマーリン・レ・ブールジョワがフリントロック式銃を発明
(1610~1615年頃)
1614大坂冬の陣 大坂夏の陣(1615年) 豊臣氏滅ぶ
1616イタリアのジュリアーノ・ボッシが実用的な上下二連銃を発明
欧船の来航を平戸・長崎に制限する
1618三十年戦争(1618年~1648年)
明清交替(1618年–1683年)
1633徳川義輝が火縄銃生産地に選んだ国友村の鍛冶職人が「国友鉄砲記」を記す
1637島原の乱
1650フリントロック(火打ち石式銃)がヨーロッパで普及
1664哲学者、ロバート・ボイル(Robert Boyle)が火薬の発明が戦争を変貌させたことに触れる
”The invention of gunpowder hath quite altered the condition
of Martial Affairs over the world, both by sea and by
land.”
1681デカン戦争(1681年~1707年)

18世紀

銃の画像
ブラウンベス 画像出典:Wikipedia

江戸時代 1603年–1868年

17世紀に発明されたフリントロック機構は、18世紀に標準的な点火システムとして確立。これにより、旧式の火縄銃やホイールロックシステムが置き換えられ、信頼性と発射速度が向上しました 。

この頃、銃剣が導入され、近接戦闘において銃を槍として使用することが可能となりました。

大砲の口径を標準化する動きもあり、使用されるサイズの種類が減少。これにより、兵站と弾薬供給が簡素化されました 。

一方、日本ではフリントロック機構は導入されず、金属カートリッジが導入されるまで火縄式が利用されました。

この理由は、「鎖国による影響」や「大規模戦闘減少による需要低下」などがありますが、最も大きな理由は参勤交代などに見られる「諸大名が力を持つことを恐れた幕府による規制」でした。

当時の幕府は「大きな橋を架ける」「菓子を工夫する」「乗り物に車輪を使用する」などといった新しい技術や思想を規制しており、国内の火縄銃にストック(銃床)が使用されなかったのも、規制が原因と考えられています。

西暦出来事
1720英軍がブラウンベス・マスケット銃を採用
1721徳川吉宗がオランダ人ヘンデレキレイキマンによるフリントロック式銃の射撃に立ち会う
1742英国のベンジャミン・ロビンスによりライフリングが発明される
1751ドイツにJ.P. Sauer & Son社創設
1774フランスで雷酸水銀が発見される
1775アメリカ独立戦争(1775年~1783年)でライフルが活躍
1776英軍がファガーソンライフルを採用
キングスマウンテンの戦いで使用され、初めて軍によりブリーチローダーのライフルが使用された
1777スプリングフィールド工廠創設
1784英陸軍のヘンリーシャープネル中尉によって榴散弾が発明される
17928月にイギリスのバクトングリーンで射撃競技が開催される
弓とブラウンベス銃で距離100ヤードを20発射撃し、命中したのは弓が16射、銃が12発
1793オーストリア軍がエアライフル(Girandoni Air Rifle)を採用
1794米国のイーライ・ホイットニー(Eli Whitney)が綿繰り機を発明し特許を取得
1795スプリングフィールド造兵廠創設
米軍がモデル1795マスケット銃を採用

19世紀

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ウィンチェスター1873 画像出典:guns.fandom.com

江戸時代 1603年–1868年

幕末 1853年–1868年

明治時代 1868年–1912年

19世紀は、産業革命により、銃の製造に大きな変革がもたらされました。

後装式(ブリーチローディング)の発明、リムファイアカートリッジの発明、リピーティングライフルの発明、ガトリングガンの発明、センターファイアカートリッジの発明・・・等々、革新的な技術が多く誕生し、銃の進化が飛躍した時代です。

西暦出来事
1803ナポレオン戦争(1803年~1815年)
1808フランスのジャン・サミュエル・ポーリーが世界初の弾と装薬を一体化させたカートリッジを発明
英軍が仏軍に対して榴散弾を使用
1812米英戦争
スイスでジャン・サミュエル・ポーリーがセンターファイアのプライマーを発明
1814米国コネチカット州ハートフォードでサミュエル・コルト(1814年~1862年)が生まれる
1816ニューヨークにレミントン社(E. Remington and Sons)創設
1817米軍がブリーチローディング・ライフル(Hall Rifle)を採用
1825異国船打ち払い令 江戸幕府は外国船を砲撃し入国を禁止した
1829プロシア(現在のドイツ)のジョアン・ボン・ドライゼがニードルファイアライフルを開発
1832オランダ砲兵大尉カルテンが「海上砲術の教育手引」を記す
(1843年に「海上砲術全書」で日本語訳された)
1833ヘンリー・デリンジャーによりデリンジャー・ピストルが開発される
1835サミュエル・コルトがシリンダーが回転しハンマーをコックできるリボルバーの特許を取得
フランスでピンファイア・カートリッジが発明され特許を取得
1838英軍がパーカッション式を採用し、ヨーロッパ諸国も後に続く
村田経芳(1838年7月30日~1921年2月9日)が薩摩国(鹿児島県鹿児島市)に生まれる
1840アヘン戦争 (1840年~1842年)
18415月9日、江戸幕府が武州豊島郡徳丸原(現在の東京都板橋区高島平)で新式鉄砲の演習
(初めて馬上拳銃射撃が行われた)
1845エドワード・メイナードがテープ・プライマーの特許を取得
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1846ドイツ化学者クリスチアン・シェーンバインがニトロセルロースを発明。
1847コルト社(Colt’s Manufacturing Co.)創設
イタリア化学者アスカニオ・ソブレロがニトログリセリンを合成。
1848クリスチャン・シャープスがドロッピングアクションの特許を取得
1849フランスのクロード・エティエンヌ・ミニエー大尉がミニエーライフルを開発
アメリカのルイス・ジェニングスがトグルロッキングシステムのライフルの特許を取得
1851シャープス・ライフル社創設
英軍がミニエー弾を採用
太平天国の乱
1852スミス&ウェッソン (Smith & Wesson)社創設
有坂成章(1852年4月5日~1915年1月12日)が周防国(山口県岩国市)に生まれる
1853イギリスのジョセフ・ホイットワースがポリゴナルライフリングを発明
ペリーが浦賀に来航
1854クリミア戦争 (1854年~1856年)
ボルカニック・カートリッジが開発される
(世界初の火薬と弾頭が1つの弾薬に収められたカートリッジ)
1855ローライン・ホワイトがボアスルー・シリンダーの特許を取得
ジョン・M・ブローニング(1855年~1926年)が米国ユタ州に生まれる
1857S&W社がリボルバーのモデル No.1を開発し、1860年に特許取得
リムファイア・カートリッジが発明される
インド大反乱(1857年~1858年)
S&W .22short リムファイアー・カートリッジ
1858現在のセンターファイア・カートリッジに使用するプライマーが開発される
(1856年から1858年にかけて開発されたシリーズの特許が取得された)
1859インサイド・ピンファイア・カートリッジが開発される
ビリー・ザ・キッド(1859年~1881年)がニューヨークに生まれる
1860アニー・オークレイ(1860年8月13日~1926年11月3日)がオハイオ州に生まれる
スイスにSIG社創設
スペンサー・リピーティング・ライフル社(1860年~1868年)創設
フランスでセンターファイアー・カートリッジが発明される
桜田門外の変 暗殺にリボルバーを使用
S&W .32short リムファイアー・カートリッジ
.44 Henry Flat リムファイアー・カートリッジ
.56-56 スペンサー リムファイアー・カートリッジ
1861アメリカ南北戦争 (1861年~1865年)
1862アルフレッド・ノーベルが「ダイナマイト」を開発
ヘンリー・ピーボディがフォーリングブロック・ロッキングシステムの特許を取得
ウィリアムズ・マシンガンが初めてセブンパインズの戦い(南北戦争)で使用される
1863薩英戦争
下関戦争(1863年~1864年)
スイスにヘンメリ社創設
米大統領エイブラハム・リンカーンがスペンサーライフルを試射
プロイセン砲兵大尉ヨハン・シュルツェが硝化木材と硝酸塩を混合した火薬の特許取得
1864ティートファイア・カートリッジが発明される
南北戦争でホイットワースライフルを使用し1000ヤードの距離で北軍将軍を射殺
1865ウィンチェスター(Winchester)社創設
ダイナマイト・ノーベル(Dynamit Nobel)社創設
フランキ(Luigi Franchi)社創設
.38short リムファイアー・カートリッジ
.38Long リムファイアー・カートリッジ
1866長州追討の役でミニエー銃が使用された
1867英軍がブリーチローディングのスナイダー・エンフィールド・ライフルを採用
大政奉還
近江屋事件
1868明治維新(1868年)
戊辰戦争(1868年~1869年)主にミニエー銃が使用され、ガトリング砲も使用された
1869マウザーが金属カートリッジを使用するボルトアクション・ライフルの特許を取得
南部麒次郎(1869年~1949年)が現在の佐賀県に生まれる
1870マーリン(Marlin Firearms Co.)社創設
リチャード・ジョーダン・ガトリングがコルト社と契約
.320 ウェブリー
.380 ウェブリー
.44 long
1871全米ライフル協会(NRA)創設
H&R(Harrington & Richardson Co.)社創設
廃藩置県 翌1872年から諸藩が明治政府に兵器還納開始
.44 Colt
.50 Remington
1873コルト社がシングルアクション・リボルバーの「ピースメーカー」を発表
レミントン(Remington)社が同社初のショットガン(M1873)を発表
Colt .44 (リボルバー)
1877西南戦争 西郷隆盛を中心とした士族反乱が起こる
.38S&W
.41Long Colt
1878日野熊蔵(1878年6月9日~1946年1月15日)が熊本県(人吉市)に生まれる
.32S&W
1879ジェームス・パリス・リーがボルトアクションライフルのボックスマガジンの特許を取得
英軍がガトリングガンを実戦(ズールー戦争)で使用
1880日本軍初の国産小銃(十三年式村田銃)が開発される
1881米国アリゾナ州トゥームストーンにて「OK牧場の決闘」が起こる
1883アイバー・ジョンソン(Iver Johnson Co.)社創設
イサカ・ガン(Ithaca Gun Co.)社創設
1884ハイラム・マキシム(Hiram Maxim)が、オートマチック・マシンガンを発明
フランスのポール・ヴィエーユが無煙火薬(Poudre B)を発明
清仏戦争 ベトナムがフランスの植民地へ
1886ワルサー社(Carl Walther GmbH Sportwaffen)創設
8x50mmR French (8mm Lebel) 世界初のスモークレス・パウダーを使用した弾薬
1887アルフレッド・ノーベルがダブルベース無煙火薬「バリスタイト」の特許を取得
.22LR
1889FN(Fabrique Nationale)社創設
イギリスでコルダイト(無煙火薬)が開発される
1891ロシア軍が7.62x53Rmmを採用
1893陸軍が二十六年式拳銃を採用
ウィンチェスター社がエクスプローシブズ社製の無煙火薬を用いたスポーツ用弾薬の製造を開始
1894ボーチャード・セルフローディング・ピストルが発明される
日清戦争 (1894年~1895年)
1895.30-30WIN
1896ドイツ軍がマウザーC96を採用
7.63x25mmマウザー
1897三十年式歩兵銃が開発される
アメリカ海軍ジョン・バーナドー中尉が無煙火薬の特許取得
1898米西戦争
ドイツでライフルドスラグが開発される
ドイツでWPC/98無煙火薬が採用される
18997.65mm/.32ACP
1900コルト社がセミオートピストルの生産を開始
H&H .500/.450ニトロエクスプレス
アメリカ海軍インディアンヘッド造船所に海軍火薬工場が設立

20世紀

銃の画像
画像出典:modernfirearms.net

明治時代 1868年–1912年

大正時代 1912年–1926年

昭和時代 1926年–1989年

連合国軍占領下 1945年–1952年

平成時代 1989年–2019年

20世紀にはセミオートマチックおよびフルオートマチック火器が導入されました。

第一次世界大戦および第二次世界大戦では機関銃、サブマシンガン、自動小銃が広く普及。

材料、設計、技術の進歩により、より安全で信頼性が高く精度の高い火器が開発されました。

西暦出来事
1902日本軍初の自動拳銃(南部式自動拳銃 南部式大型/南部式小型)が開発される
9x19mm Luger/Parabellum
.38 SPL
19036.35mm / .25ACP
デュポン社、エクスプローシブズ社との契約を延長し、無煙火薬に関する主要な特許を独占
1904日露戦争(1904年~1905年)でマシンガンが活躍
日野式自動拳銃が開発される
米陸軍がビッカースマシンガンを採用
1905日本軍が三八式歩兵銃を採用
.45ACP
1906.32 WIN
1907大日本帝国陸軍が三八式機関銃を採用
.44 SPL
1908.35Rem
1909伊藤博文暗殺 ブローニングM1900が使用された
1910ライト兄弟発明の飛行機「ライト・フライヤー」から初めてライフルを射撃
1911米軍がコルトM1911を採用
大日本帝国陸軍が四四式騎銃を採用
1912米国にて航空機上でルイス・マシンガンの発射テストが行われる
9x17mm / .380ACP
1913イギリス、フランス、ベルギー、イタリア、ロシア、日本がルイス・マシンガンを採用
1914サラエボ事件 FNブローニングM1910が使用された
第一次世界大戦 (1914年~1918年)
大日本帝国陸軍が三年式機関銃を採用
英軍が航空機にルイス・マシンガンを搭載
1915世界初のサブマシンガン「ヴィラ・ペロサM1915」が航空機搭載用としてイタリア軍に採用される
1917フランスでレールガンの概念が発明される
ロシア内戦(1917年~1922年)
1918世界初の実用的なサブマシンガン「ベルグマンMP18」がドイツ軍に採用される
ゾブロヨフカ・ブルーノ(Zbrojovka Brno)創設
ストーガー(A.F.Stoeger)社創設
シベリア出兵(1918年–1922年)
1919ミハイル・カラシニコフがロシア共和国のアルタイ地方で生まれる
1920米国シカゴのギャングが初めてトンプソンSMGを抗争で使用
1921ブローニングM2ヘビーマシンガン製造開始
1922大日本帝国陸軍が日本軍初の軽機関銃(十一年式軽機関銃)を採用
1923CZ(Ceska Zbrojovka)創設
米軍が.50BMG採用
1925杉浦式自動拳銃が開発される
バルメ(Valmet)創設
1927第一次国共内戦(1927年~1937年)
1929実用的なダブルアクション・ピストル(ワルサーPP)が開発される
1930ソ連軍が7.62x25mm Tokarevを採用
1932五・一五事件 海軍将校が犬養毅内閣総理大臣を射殺
1933大日本帝国陸軍が九二式重機関銃を採用
1934九四式自動拳銃が開発される
5月23日 ボニーとクライドがルイジアナ州で射殺される
.357 Magnum (リボルバー)
1936米軍がM1ガーランドを採用
二・二六事件(2月26日~2月29日)
1937盧溝橋事件
日中戦争(1937年~1945年)
1938大日本帝国陸軍が九六式軽機関銃を採用
九七式自動砲が開発される
1939一〇〇式機関短銃が開発される
九九式軽機関銃が開発される
大日本帝国陸軍が九七式狙撃銃を採用
第二次世界大戦 (1939年~1945年)
1940稲垣式自動拳銃が開発される
1941米軍がM1カービンを採用
英軍がステンMk Iを採用
英陸軍特殊部隊SAS創設
トーラス(Taurus)社創設
一式拳銃(浜田式自動拳銃)が開発される
.30カービン
1942二式拳銃(浜田式自動拳銃)が開発される
1943ソ連軍が7.62x39mm (M43) を採用
1944ドイツ軍がアサルトライフル(Stg44)を採用
四式自動小銃が開発される
1946ジェネラル・エレクトリック(General Electric)社がバルカン砲の製造を開始
第二次国共内戦(1946年~1955年/1979年)
1949スターム・ルガー(Sturm, Ruger & Co.)社創設
ソ連軍がAK-47アサルトライフルを採用
第一次中東戦争
1950朝鮮戦争 (1950年~1953年)
レミントン(Remington)社がM870ショットガンを発表
警察予備隊(1950年~1952年)創設
1951サンフランシスコ講和条約
ソ連軍が9x18mm Makarovを採用
1952保安隊(1952年~1954年)創設
第一大邦丸事件
1954自衛隊創設
1955.44 Magnum (リボルバー)
1956第二次中東戦争
1957米軍がM14ライフルを採用
米軍が7.62x51mm NATOを採用
1958米軍がM60 GPMGを採用
4月1日 銃刀法施行 (銃砲刀剣類等所持取締法)
1960GE社がXM134ミニガンを発表
1961米空軍がバルカン砲(M61)を採用
1962米海軍特殊部隊ネイビーシールズ(Navy SEALs)創設
1963ベトナム戦争 (1963年~1975年)
グロック(Glock GmbH)社創設
米国テキサス州ダラスでケネディー大統領暗殺 カルカノM91/38カービンが使用された
.221 Remington Fireball
1964東京オリンピック開催
自衛隊が64式7.62mm小銃を採用
米空軍がM16A1アサルトライフルを採用(1967年米陸軍採用)
米国ペンシルバニア州のフィラデルフィア警察にSWAT創設
米軍が5.56x45mm (M193) を採用
19657月15日 銃刀法改正 (銃砲刀剣類所持等取締法)
熱可塑性のアクリル・ポリ塩化ビニル樹脂「Kydex」が発明される
1966H&K社がMP5サブマシンガンを発表
1967第三次中東戦争
1970H&K社がポリマーフレームを採用したオート・ピストル(VP70)を発表
1972ミュンヘンオリンピック事件
シカゴのFBI捜査官ビル・ロジャースが初めてカイデックスホルスターを使用した
1973第四次中東戦争
ドイツ連邦警察特殊部隊GSG-9創設
1975ベレッタ社がベレッタ 92ピストルを発表
1977オーストリア軍がステアーAUG (Steyr AUG) (Stg77)ブルパップライフルを採用
米陸軍特殊部隊デルタフォース(第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊)創設
特殊急襲部隊SAT創設
1978フランス軍がFA-MAS F1ブルパップライフルを採用
NATO諸国が5.56x45mm (SS109/M855)を採用
1979ソ連軍のアフガニスタン侵攻 (ソ連アフガン戦争) (1979年~1989年)
米国セントルイスで第一回 SHOT SHOW 開催
1980グロック社がGlock 17ピストルを発表
イラン・イラク戦争 (1980年~1988年)
1982米軍がFN ミニミ (M249) ライトマシンガンを採用
1983グレナダ侵攻
198410mm AUTO
1985米軍がコルトM1911A1に代わりベレッタ M9 (92FS)を採用
1987IMI .41AE
1988米軍がM24ボルトアクションライフルを採用
1989自衛隊が89式5.56mm小銃を採用
六四天安門事件
.40 S&W
1990FN 5.7x28mm (SS190)
1991湾岸戦争
.50AE
.357SIG
1992ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争 (1992年~1995年)
1995ドイツ軍がH&K G36アサルトライフルを採用
1996第一次コンゴ戦争(1996年~1997年)
1997.454カスール
1998第二次コンゴ戦争(1998年~2003年)
1999S&W社がチタンフレームのエアライト・シリーズを発表
3月23日 能登半島沖不審船事件 海上自衛隊に初の海上警備行動発令
2000ベレッタ(Beretta)社がSAKO, Stoeger, Tikkaを買収

21世紀

銃の画像
画像出典:H&K

平成時代 1989年–2019年

令和 2019年–現在

21世紀は、3Dプリント技術、スマートガン技術、モジュール化、射撃補助システム、エネルギー兵器、ネットワーク化された戦場システムなどの研究が進み、より人間が扱いやすい高精度な銃へと進化しています。

西暦出来事
200112月22日 九州南西海域工作船事件 海上保安庁と北朝鮮の工作船が交戦
H&K 4.6x30mm
.458 SOCOM
.50 Beowulf
アフガニスタン紛争
2002.17 Hornady Mag
2003イラク戦争 (2003年~2011年)
2003.500 S&W
20046.8mm SPC
2005.45 Glock
.460 S&W
.500JRH
2006ウィンチェスターモデル全製品の製造が終了
2007防衛庁が防衛省へ昇格
愛知長久手町立てこもり発砲事件 SAT初の殉職者
2008.30 Remington AR
.338 Marlin Express
6.8x45mm Kramer UCC
5.56x21mm
2009224-32FA
2010PDX1
2011アーセナルファイアーアームズ社がダブルバレルピストルAF2011を発表
M-22LF WIN
.300 AAC Blackout 7.62x35mm
6.5mm Grendel
Palm38 Tri-Plex
.270SCH
7x46mm UIAC
7.62x40mm WT
201214.9mm SOP
2013世界初の3Dプリンターによる金属製ピストル(SC1911DMLS)を発表
.17WSM
RAS-12
.26 Nosler
.30 ARX
 2014DARPA(アメリカ国防高等研究計画局)が.50BMGの誘導弾実験に成功
ロシア軍がAK-12 / A-545 アサルトライフルを採用
クリミア危機
ISIL(イラクとレバントのイスラム国)が独立を宣言
.458 dropbear
.416 Hushpuppy
20154月1日 銃刀法改正 競技用空気銃を扱える年齢の下限を14歳から10歳に引き下げ
ロシアのカラシニコフ社が米国に工場を建設
6月14日 コルト社が裁判所に連邦破産法の適用を申請し経営破綻
.366 TKM
2020自衛隊が20式小銃とSFP9拳銃を採用
レミントン社が倒産しラウンドヒルグループやヴィスタアウトドアらが買収
2021CZ社がコルト社を買収
20222月24日 ロシアがウクライナに侵攻

最後までお読みいただきありがとうございます。

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