ハンドガンの弾にライフル用のパウダーを入れて作るリローディングデータがあると聞いたことがあります。
例えば44マグナムや357マグナムですが他にもどんな口径がありますか?
市販はなくハンドロードのようです。
パウダー(装薬)の燃焼速度の違い
パウダーはそれぞれ燃焼速度が異なり、ハンドガンのパウダーに速燃性と遅燃性があれば、ライフルのパウダーにも速燃性と遅燃性があります。
ライフルはハンドガンより遅い燃焼速度のパウダーが使用されますが、その中でも燃焼速度の速いパウダーはハンドガンに使用することができます。
例えば、IMR4227や、2400というパウダーは、.38SP+P、.357マグナム、.44マグナム、.500S&W、.454カスールの他、.22ホーネット、.221ファイアーボール、M1カービンなどといったライフル弾に適しています。
「他にもどんな口径がありますか?」とのことですが、ライフル用パウダーなら何でもOKというわけではなく、速燃性のライフル用パウダーはハンドガンのマグナムカートリッジに使用可能です。
「IMR4227は.500S&Wマグナムで使用できますか?」というご質問であれば「はい」と回答できますが、パウダーの種類と使用弾薬の組み合わせは無数に存在するので、「ライフル用パウダーは~」と一括りにして回答することはできません。
本来の性能を引き出すには、メーカーが推奨するレシピに沿ったパウダーを使用するのが効率的で安全です。
参考までに、こちらのサイトではパウダーの種類や量の違いを表したデータを公開しています。
公開されているグラフの横軸がパウダーの量で、縦軸が弾速、グラフ内の数字やアルファベットはパウダーの名前です。
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