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ポル
キーマスター詳しく解説すると本が書けるほど長文になる話しですが、概要は以下のウィキペディアのページで分かると思います。
ポル
キーマスターアメリカの統計では立てこもり事件の殆どが住宅で発生しており、事件の半数以上が説得交渉で解決しています。
そして約20%のケースで警察が突入して解決していますが、死者が出るのは約1%です。(負傷者は約3%)
全体的に見れば交渉や投降で解決しているケースが殆どですが、レアなケースとして銃を使用した大量殺人事件やテロ事件では犯人側に要求が無い場合や、一か所に留まらず場所を移動しながら犯行を繰り返すことも多く、そういった場合は交渉の機会もなく武力で終わることが多いと言えます。
ポル
キーマスター歩行者の場合は生身よりは効果があると思いますが、防弾素材自体は交通事故で受ける様な衝撃を吸収する能力が低いので、この場合はバイク用のヘルメットやボディプロテクター等の方が快適で効果があると思われます。
運転者については、アメリカでは運転していた警官が事故を起こしたがボディーアーマーのおかげで助かったという事例が多数存在しますが、一方でアメリカの警官の多くがシートベルトを着用しないということもあり、一概にボディーアーマーを着ていたら安全とは言えません。
事故の際に飛んだ金属片などからは身を守れる可能性がありますが、ボディーアーマー着用で快適性を犠牲にしてどれほど効果が得られるのか疑問です。
またヘルメットについては、防弾用よりレース用(バイク用)の方が交通事故の衝撃に対して効果があります。
ポル
キーマスター発射速度が速ければ火力が増大し、近距離ににおいても有効です。
特に近距離の移動目標に対しては命中させやすくなります。
(その場合トリガーを引きっぱなしのフルオートではなく、短くトリガーを引くショートバーストに限られます)しかし発射速度が速い方が良いとはいえ、速くなればジャムやオーバーヒートといった弊害もあります。
ロシアではAO-64でAKをダブルバレル化し、後のAN-94ではボルトの移動距離を最小限に抑えて装填と排莢を同じタイミングで行う試みがありましたし、ドイツではH&K G11で薬室を回転式にすることで初弾からの発射速度を速めて火力を増大させようとしましたが、いずれも重量、コスト、信頼性、メンテナンス性など様々な問題から成功とは言えませんでした。
信頼性を維持したまま高い速射性を得るのは簡単ではありませんが、ミニガンの様な成功例もありますし、運用方法によっても違いがあります。
また細かいことですが、RPMは「発射弾数/毎分」を意味するので、連射速度(発射速度)を表す場合はROF(Rate of fire)の方が正確です。
ポル
キーマスター安全に使えますし、安全に使えません。
説明が難しいのですが、安全に使える理由は、現在のマズルローディングの銃は殆ど無煙火薬が使用されています。
硝石、硫黄、木炭を材料とする黒色火薬は発火しやすく、衝撃にも弱いため取り扱いが難しい特徴があり、アメリカでは爆薬に分類されています。しかし、かつて黒色火薬が使用された銃には現在では代替黒色火薬(Pyrodex)が広く利用されており、これは黒色火薬と同じ容量で同等の腔圧を生じる火薬でありながら、黒色火薬より燃焼速度が遅く発火しにくいという特徴があり、取り扱いやすく安全な装薬として利用されています。
そしてこの代替黒色火薬はアメリカでは無煙火薬に分類されているのですが、一般的には無煙火薬ではなく黒色火薬として認知されています。(代替黒色火薬には黒色火薬と同じ成分が含まれますが、それに加えてカリウム、過塩素酸塩、黒鉛などが含まれています)ご質問の趣旨は「現代の金属カートリッジで使用される無煙火薬を黒色火薬の銃で使用可能か」ということだと思いますが、現在では無煙火薬を使用するマズルローディング・ライフルが販売されており、そういった銃では使用可能です。
また、少量の無煙火薬で火縄銃のような黒色火薬のアンティーク銃で使用可能かという問題については、厳密には可能ですが、装薬量の調整などが難しく、おまけに弾速が出なかったり事故が起こりやすいため、避けた方が良いといえます。わざわざ危険を冒して無煙火薬を利用するメリットがありません。
問題となるのは銃が耐えられる圧力がどれぐらいかということになり、それぞれに限界値が存在し、黒色火薬で発生する圧力より下回れば安全と言えますが、その場合必要とされる弾速を出すことが難しくなります。
黒色火薬と無煙火薬をそれぞれ使用し同じ弾速を出す場合、無煙火薬の方が高圧になるため、安全に発射しようと大幅に減装すれば黒色火薬を使用した場合より弾速が低速で極端に性能を落とすことにもなります。
また無煙火薬は重さを測って調整しますが、黒色火薬では容量を測って調整するため、誤って両方とも容量で測ってしまうとオーバーロードとなって事故にも繋がりますし、無煙火薬は黒色火薬よりも発火しにくいため不発の確率も高くなり、無煙火薬の使用は事故のリスクや問題が多々あります。
ポル
キーマスターこちらの動画が分かりやすいかもしれません。
オーストラリア軍のF88やF90に備わっているトリガーロックピンですが、トリガーの下からピンを引き出すとトリガーのストッパーとなってセミオートオンリーになり、ピンを押し込むとセミ・フルのツーステージ・トリガーになります。
ポル
キーマスター>M45にはAFPBはあるのでしょうか。
M45A1にはあります。
コルトではシリーズ80以降に装備されるようになりましたが、現在では軽量なチタン合金のファイアリングピンを使用するなどして銃を落下させてもファイアリングピンの自重による撃発を防ぐ方法を利用するメーカーが多く、ナイトホーク、ウィルソンコンバット、ダンウェッソン、レスベア、ルガーなどはファイアリングピン・ブロック・セイフティを利用していません。
トリガープルを気にするユーザーには嫌われる内蔵型セイフティですが、軍ではトリガープルのスムーズさよりも安全性を重視しているようです。
>3ホールトリガーの長所と短所はなんでしょうか。
軽量化によるトリガーを引く速度の向上と、スライド閉鎖時の衝撃で慣性によりトリガーが引かれて起こる撃発(フルオート化)を防ぐ安全性向上という長所があります。
単純にトリガーの重量が重ければフルオート化するわけではありませんが、軽いトリガープルとの組み合わせによって事故が起こるリスクがあります。
短所は穴を開けるコストですが、プラスチック製トリガーも存在するため機能的な短所は特にありません。
(ユーザーの好みの違いもあると思われますが)>信頼性の点ではホール無しのものに軍配があがるのでしょうか。
一概にどちらとも言えませんが、軽量な方が良いです。
>軍や警察、自己防衛などの実戦的な使用での安全性や信頼性、精度などを考えると現代の拳銃には敵わないのでしょうか。
1911が選択されにくい理由は装弾数、反動の強さ、弾薬コスト、速射時の命中精度などに起因するものであって、安全性、信頼性、命中精度などは他の.45ACPピストルと比較しても遜色ないレベルと言って良いと思われます。
ただ1911は日頃から射撃トレーニングを行っているユーザーには良い銃ですが、射撃経験が殆どない一般警官などのユーザーには向いていないかもしれません。
.45ACPの反動やシングルアクション・トリガーによるコックアンドロックなどの対応にはある程度経験が必要とされます。ポル
キーマスター>ポルさんが「この人の動画は参考になる」「この人の動画は面白い」という人はいますか?
入門者の方や英語が苦手な方にとっては参考にならないかもしれませんが、以下が私が登録しているチャンネルです。
特にC&Rsenal、Forgotten Weapons、Paul Harrellの3つがお気に入りです。ポル
キーマスター動画のMP40はGSG(ジャーマン・スポーツ・ガン社)製クローズド・ボルト・セミオートマチックMP40です。
アメリカでは2015年のショットショーでお披露目されました。アメリカでは法律上オープン・ボルト・ガンの新規製造や輸入が規制されており、こうした国々をターゲットとした製品です。
またドイツではセミオートでオープン・ボルトのBD-38(MP38)も製造されています。
>ご存じかもしれませんが、この動画はPolenar Tacticalというスロヴェニアのシューティンググループです。
以前から度々拝見しています。アメリカでも有名ですね。
記事「スライドを握って二発目を阻止できるか?」でも参考にさせていただきました。ポル
キーマスター>AK-12のセーフティが従来通りの仕様になったのは何故?
カラシニコフ・コンサーンが公式に理由を述べたことがあるのか分かりませんが、一説には「セイフティ(セレクター)が凍結した場合、長いレバーの方が作動させやすいため」と言われています。
>完成型でプロトタイプから他に変わった仕様はなんでしょうか?
ストック(チークピース廃止)、ダストカバー、マズルブレーキ、グリップの形状変更、フロントサイトポストとガスブロックの一体化、3点バーストから2点バーストへ変更、フルオート時発射速度の高速化・・・等々、あらゆる点が異なりますが、プロトタイプは複数種存在するため、プロトタイプのモデルによってはプロダクション・モデルと同じ仕様もあれば異なる仕様(マガジンリリースの設計変更など)もあります。
ポル
キーマスター>リコイルで銃が指がトリガーを引こうとしてしまう方向に移動するから、結果的にリセットされたトリガーを引いた事と同じになると言う事でしょうか?
そうです。
もしリボルバーのエアガン等をお持ちでしたら試していただきたいのですが、右手で力を入れずに軽くグリップして左手でバレルを持ち上げ、親指の付け根を軸にして回転するように銃を動かすとトリガーに圧力が加わるのが分かると思います。
このとき手首を軸にして回転して銃の動きに手が付いていけばトリガーは引かれませんが、グリップが不十分で銃だけが回転してしまうとこの様な状態になりやすくなります。
ポル
キーマスター>要するに一瞬の内にリボルバーが反動で前後し、ダブアクションしてるって事ですか?
この動画を見るとイメージしやすいかもしれません。
手の中で銃が後退し、その後跳ね上がる際にトリガーを引いてしまうことで起きます。
ポル
キーマスターこれは無意識にトリガーを2回引いてしまうことで2発発射される現象です。
発射時に強烈な反動によって銃が後退し、この時トリガーを引いている指は銃と共に後退しないため、相対的にトリガーが前進した状態になることでトリガーがリセットされます。
そしてトリガーに指が掛かった状態のまま銃が回転する様に跳ね上がることで、リセットされたトリガーが再度引かれて次弾が発射されます。
セミオートライフルで指を動かさずに反動を利用して疑似的にフルオート射撃する「バンプファイア」というテクニックが存在しますが、これはリボルバー版バンプファイアといえる状態です。
非常に危険なので、これを防止するためにも甘いグリップは避け、両手で強く握って反動に備える必要があります。
ポル
キーマスター実際に拝見しないと何とも言えませんが、ネジの溝に汚れが溜まったりチョークチューブの変形が原因だと問題なので、銃砲店やガンスミスに持ち込んでプロに判断してもらった方が良いと思います。
>銃身寿命が尽きたと考えてよろしいでしょうか?
そうでは無いとは言えませんが、一般的にスムースボアのショットガンでは正常に使用すれば数万~数十万発以上持つので、銃身命数の限界を経験する人はあまり多くありません。
>この状態でスラッグ 等を撃った場合、銃身破裂の危険は高いでしょうか?
鉛のスラグであれば問題無いと思いますが、弾速が高速な弾薬やスチールショットは避けた方が良いかもしれません。
(これも実際に拝見しないと判断できませんが)ポル
キーマスター命中精度が異なる理由はモデルによって様々で、比較対象によっては必ずしもボルトアクションが優れるとは限りませんが、傾向として共通する点では以下の理由があります。
【フリーフロート・バレル】
弾が銃身を通過する際、銃身は細かく振動します。振動により銃口の位置が発射ごとに異なり、極端に表現すると銃身が上へしなった瞬間に銃口から弾が離れると上へ飛び、下へしなった瞬間では下へ飛ぶといった様に、振動によって弾の飛ぶ方向が変化し命中精度に影響します。振動を抑制する方法には、弾薬を調整する、銃身長を変更する、肉厚のある太いバレル(ブルバレル)を使用する、銃身の途中に重り(バレルチューナー)を搭載するなどがありますが、基本的には発射の際に銃身に対して外部の力が加わらない状態にすることで銃身全体を振動させて振幅を最低限にする必要があります。これを実現するためにボルトアクション・ライフルではフリーフロート・バレルが多く利用され、高い命中精度を維持しています。
一方、オートマチック・ライフルでは作動方式にガス圧を利用するものが多く、この場合銃身の途中にガスポートを開け、そこからガスルートを通じてガス圧でレシーバー内のボルトを後退させることで装填と排莢を行っています。オートマチック・ライフルでも銃身が振動し、銃身にガスルートが接続されていると、銃身は銃口に向かって振幅が大きくなり、命中精度に悪影響を与えます。
また、長い銃身や肉厚の薄い銃身ほど振動が大きくなる傾向があり、軽量に設計されたアサルトライフルなどでは更に振動が大きくなりますが、肉厚な銃身を利用することである程度命中精度を向上させることが可能です。
【銃身基部の剛性】
ボルトアクション・ライフルの命中精度が優れる理由に、アクション(機関部)の剛性の強さがあります。銃身基部の固定部分が強固であるほど高い命中精度を維持することが可能で、この点で構造的にボルトアクション・ライフルはオートマチック・ライフルより有利な傾向があります。スコープでターゲットを捉えていても、発射時に銃身とスコープの間にあるパーツに歪みやしなりが発生するような状態では、弾道に一貫性がありません。
また、オートマチックライフルはガス圧でスムーズな装填と排莢を行う必要があるため、ボルトアクション・ライフルほどタイトに設計できない場合もあり、こうした構造的な違いが命中精度に影響しています。
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