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ポルキーマスター
7年前というと、メールで質問を募集するのを止めてフォーラムを設置しようとしていた頃だと思います。
長い間ご覧いただきありがとうございます。マグナム弾が採用されない理由については、軍用としてはリボルバーは砂など異物に弱く作動の信頼性が担保できない他、装弾数も少ないため軍の要求を満たすことができません。
また法執行機関においては、貫通力が強すぎる弾薬は二次被害のリスクが高い、速射時の命中率が低い、装弾数が少ない、常時携帯するには重い、銃が高価、マグナム弾を扱うスキルの習得に時間とコストが掛かる・・・などの問題があるため現代では殆ど採用されません。
かつてアメリカの警官も.357マグナムリボルバーを携帯していた時代がありましたが、ハイキャパシティーピストルの登場により装弾数6発のリボルバーでは対処困難な時代となりました。
一方、9mmピストルは銃が軽量で携帯しやすい、装弾数が多い、速射性が高い、命中率が高い、リロードが容易、二次被害のリスクが低い、弾薬コストが安い、などの利点があります。
ポルキーマスター銃をホルスターに収納して携帯する場合には5発装填し、暴発防止のためハンマーを空の薬室の位置にレスト状態で置いていました。
パーカッションリボルバーでは6発装填しシリンダーのノッチにハンマーを置きますが、コルトSAAでは5発装填が一般的です。当時はカウボーイに限らず誰でもこの方法で携帯されており、ワイアットアープもインタビューにて安全のため5発のみ装填していると答えています。
銃を携帯しない場合は6発装填してそのまま射撃されますが、西部開拓時代は交戦時の再装填の概念が一般的ではなかったため、装弾数が必要な場合は銃を複数丁携帯されていました。
現在のシングルアクションリボルバーの多くは安全装置であるトランスファーバーが備わっているため、全弾6発装填しても安全上問題ありませんが、射撃競技のカウボーイアクションシューティングではトランスファーバーが備わっている銃であっても1発分の薬室を空にするルールで統一されています。
ポルキーマスター複数のターゲットに一発ずつ射撃すると良いのはサブマシンガンやライフルの射撃法です。
ライフルをフルオートで射撃すると命中困難なうえ、2~3秒で弾薬を消費しマガジン交換の時間が無防備になるため危険な状況に陥りやすくなります。
ライフルでフルオートが利用されるのは、敵の攻撃を火力で圧倒し停止させるための制圧射撃、至近距離での射撃、移動目標に対する射撃などの場合です。サブマシンガンは状況によってセミオート、バースト、フルオートが使い分けられます。
ストックと拳銃弾を使用するサブマシンガンは反動が小さくコントロールしやすいため、近距離においてフルオートでも必要な集弾率を得ることが可能ですが、精密射撃が必要な場合はセミオートで射撃されます。ライトマシンガン、汎用機関銃、重機関銃といったベルト給弾のマシンガンは指切りによるバースト射撃やフルオート射撃が行われます。
マシンガンはライフルとは役割が異なり、断続的に発射し続けることが可能なため、シャワーを浴びせるように敵のエリアに向かって制圧射撃が行われます。
イラク戦争では屋内戦闘において複数の敵に対してM249が使用された例がありますが、狭い屋内における近距離での戦闘ではフルオートのみでも命中させやすく有効です。視界の良い場所でなおかつ近距離の状況では、二脚のライトマシンガンで複数のターゲットを狙うのは取り回しの良いライフルと比較すると不利ですが、車両などでマウントに搭載されている場合は射撃が安定するため複数のターゲットに対してもフルオートで命中させやすくなります。
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ライトマシンガンとサブマシンガンの違いとは?GPMG?PDWとは?ポルキーマスターホルスターの相性は個人差があるため、体格や銃の大きさなどに合わせて快適に携帯可能な位置を探すしかありません。
3時で不快な状態であれば3:30~4時など、少しづつずらしながら快適な位置を探すのが良いと思いますが、どうしても3時が良いという場合は銃やホルスターの変更を検討するのも一つの方法です。
>銃を腰裏(4時)で携帯する際、かがんだり中腰になってもシルエットがプリントしない方法はありますでしょうか?
ホルスターの角度(キャント/cant)の調整やグリップの短い銃を使用すると良いですが、対応可能であればホルスタークロウ(Holster Claw)を利用する方法もあります。
ホルスタークロウはホルスター(AIWB/IWB)に装着するアタッチメントで、ベルトの圧力が加わることでグリップが身体に密着しプリントを防ぎます。
ポルキーマスター他の弾薬の人気が高いためシェアは小さいですが、現在も製造販売されています。
ポルキーマスター>.454 casull や.458 lott
どちらも設計から普及まで数十年の長い月日を費やしましたが、ルガーなど複数の大手メーカーが採用したことが普及に繋がりました。
.500ラインバウはマグナムリサーチ社のみの採用ですが、同様に複数のメーカーが採用すれば普及するかもしれませんね。
ポルキーマスター銃の業界ではカスタム弾は大規模に流通しないのが通常です。
開発をしたガンスミスが権利を独占しているため大手弾薬メーカーが製造することができず、流通しないカスタム弾は高コストで入手困難な状態が継続し、その結果ユーザーが増えずコストも下がらない悪循環の状態になります。
また、弾薬メーカーは有望なカスタム弾を見つけると権利を侵害しない範囲で新たな弾薬を自ら設計し販売するため、使用料を支払わなくても済みます。
ただこれはケースバイケースで、弾薬の内容によっては大手メーカーが注目し権利を買い取って大量生産されることもあります。ポルキーマスター8mm南部は.380ACPに近い弾薬です。
同等の弾速やマズルエナジーを持つ.380ACPは現在でも護身用やホームディフェンスに利用されており、対人用として効果があることは間違いありません。新拳銃とその弾薬の研究が始まった明治三十二年(1899年)当時、海外のピストルの購入を始め、明治三十五年(1902年)には当時最新であるベルグマンの他、ブローニングやボーチャードピストルを購入し参考としていますが、9mmパラベラム(1902年~)が開発される以前の時代では8mm南部弾の性能は軍用ピストルとして常識的な範囲内の威力を持つ弾薬として評価できます。
大正十一年(1922年)、新型拳銃(十四年式拳銃)に必要な条件として「威力は距離100メートルにおいて精確に命中し、人馬に対して殺傷力があること」という条件が定められましたが、8mm南部は試験の結果、条件を満たしていると判断されています。
現代の基準では軍用ピストルとして.380ACP並みの弾速やマズルエナジーは非力に感じられますが、当時は反動が軽く命中精度の高いピストルが求められており、8mm南部は当時の日本人にも扱いやすい弾薬でした。
ポルキーマスター質問の意図が違っていたら申し訳ありませんが、小銃がどの程度必要とされるかは作戦の状況や目的、内容などによって異なります。
例を挙げると街の制圧や奪還で二次被害を抑える必要があれば闇雲に爆撃するわけにはいかず、歩兵により一軒ずつチェックしながら制圧を完了する必用があり、これはイラクやウクライナの状況でも同様です。
しかし、敵の位置を把握し爆撃や砲撃が可能であれば、歩兵がわざわざ銃を持って戦いに向かう必要はありません。またスナイパーについてですが、スナイパーの運用方法は国や時代によって異なるものの、現代戦においてスナイパーの主な仕事は偵察です。
スナイパーは敵の戦力を削ぐため敵の司令官、パイロット、技術者、通信設備、軽車両、航空機などをターゲットにすることもあれば、砲撃や空爆の要請を行うこともあります。ポルキーマスター動画で時々マズルフラッシュが視認できない原因に装薬の問題がある可能性もありますが、多くはカメラ側に原因があります。
マズルフラッシュが発光している時間は0.5~7ミリ秒といった非常に短い時間のため、肉眼で視認できてもカメラには映らないということが多々あります。
そのため映画の撮影では遅燃性の装薬を使用したり銃とカメラをシンクロさせる機材なども利用されます。マズルフラッシュは高温高圧のガスが外気と混ざり発光し、また未燃焼の装薬が銃口の外で燃焼することで発生します。
装薬の燃焼速度に関わらず銃身長に対して装薬量が多い場合はマズルフラッシュが視認可能ですが、装薬量が少なければ銃身内で殆どの燃焼を終えてマズルフラッシュが視認できない状態にもなります。
(同じ装薬を使用し銃身長が異なる場合は銃身長が短い方がマズルフラッシュが視認しやすくなります)また速燃性のピストル弾を使用する銃身長の長いピストルカービンやサブマシンガンでは、特に日中は肉眼でもマズルフラッシュを視認できない傾向があります。
ポルキーマスターかつて英軍のSASはブリーチング時やガスマスク着用時に通常のストックの使用は不適当と判断し、スリングのテンションを利用することでストックの無いMP5を安定させる射撃法を採用していました。
通常、銃はストックを使用することで両手、肩、頬の4点で銃を固定し精密射撃が可能となりますが、SASの例のように近距離において必要な命中率を得られる場合は条件次第でストックを使用しない場合もあります。
狭い場所での取り回しを向上させる目的でストックを外す場合、銃を安定させるために銃身長を延長したり長いマズルデバイスを装着するのは本来の目的から外れることになり合理的でありません。
銃身長を延長するのであれば延長分の長さをショートストックでも良いのでストックに割り当てる方が大幅に銃を安定させることが可能です。ご指摘の通りフロントヘビーになるのはマズルジャンプ抑制に効果的ですが、ストックの無い銃にストックを装着する方がより大きな効果を得られます。
ポルキーマスターフォーリングブロックアクションは薬室閉鎖が強固という長所がある反面、シングルショットライフルで利用され装弾数が少ないことや速射性が低いという短所があります。
そのため19世紀に複数の弾薬を保持するマガジンと素早い装填排莢が可能なボルトアクションを利用するライフルが登場するとフォーリングブロックアクションは軍で使用されなくなりました。
現在ではスポーツ用としてフォーリングブロックアクションを利用するライフルが少数製造されています。
ポルキーマスターボルトアクションは軽量、作動の信頼性が高い、命中精度が高い、使用可能弾薬の選択肢が多いなどの狩猟における利点がありますが、近年では害獣駆除などにおいては複数のターゲットにも対応可能な利点からセミオートが利用されることも多くなりました。
銃は道具であるため対象となる獲物の種類や大きさ、想定される距離や環境などから最適な銃と弾薬が選択されますが、一般的な鹿以上の大きさの狩猟にはボルトアクションが選択されることが多い傾向があります。
AR15では.223や.308といった口径が利用されますが、対象までの距離が長くパワフルな弾薬が必要とされる場合は.240、.270、.300といった口径の弾薬の方が選択されやすい他、こうした状況で連続発射の必要性は低いことからもボルトアクションが選択されるのが一般的です。
しかし、どのような環境でどんな獲物を対象とするかによって選択肢が異なるため、一概にセミオートとボルトアクションのどちらが良いとは言えません。他には規制の影響や薬莢が回収しやすいなど様々な理由もありますが、やはり軽量、高い信頼性、高い命中精度、使用弾薬の選択肢の多さ、幅広い価格帯といった点はボルトアクションが人気の大きな理由だと思われます。
ポルキーマスターサバゲの経験が実弾射撃の役に立たないことがあるとしても、邪魔になることは無いと思います。
もしサバゲ経験者としてのプライドのようなものが邪魔をしたり指示通りに動けないとしたら、それはサバゲの経験に原因があるのではなく個人の能力の問題でしょう。
銃の反動を考慮しない射撃姿勢の癖がある場合でも、そういった問題はサバゲ経験の有無に関わらず指示通りに射撃を繰り返せば矯正されます。私の経験では初心者に射撃方法を教える際、エアガンの経験がある方が全くの初心者より上達が早い傾向があると感じられました。
実際、エアガンを実弾射撃の練習として使用するのは有効で、アメリカでもそういったシューターは少なくありません。ポルキーマスターレッド(鉛)の人気の理由の1つにコストの安さがあります。
しかし、安いからといって全ての銃にレッドブレットが適切であるわけではありません。
鉛の弾頭を高速な弾薬で使用すると融点が低い鉛は摩擦熱で溶け、ライフリングに固着する、いわゆる「レッディング」が起こります。
そのため弾速が速いパワフルな弾薬では鉛に銅合金などのジャケットを被せてレッディングを防ぎます。
黒色火薬を使用していた時代は弾速が遅いため弾頭にジャケットを必要としませんでしたが、無煙火薬の登場によりジャケットの必要性が高まりました。.38スペシャルや.44スペシャルはカウボーイアクションシューティングなどスポーツで利用されることも多いためレッドブレットの利用が多いですが、同時にセルフディフェンス向けのジャケッテッドホローポイント弾もポピュラーです。
また、コレクターなどライフリングの摩耗に気を遣うユーザーは鉛の弾頭を使用することで銃身の消耗を軽減します。
ハードキャストについてはレッドブレットより貫通力が高いため狩猟用や対人用として利用されることが多い弾頭です。
低速な弾薬でホローポイント弾頭を使用しても対象によっては十分な貫通力が得られないため、対象次第では高い効果を得るために貫通力を重視し着弾時の変形が少ないハードキャストが利用されます。ポルキーマスター人気の理由は様々ですが、例を挙げると、他の.30口径ライフル弾と比較して反動が軽いため撃ちやすい、レバーアクションライフルに多いため当時のままの弾薬を使用したいユーザーが多い、カウボーイアクションシューティングやメタリックシルエットシューティングなどのスポーツで利用されることが多い、歴史的経緯からハンターに人気が高い・・・等々の理由があります。
ポルキーマスターフレシェット弾は金属製の複数の矢(ダーツ)を発射する弾薬です。
砲弾ではある程度の効果が得られますが、小火器用弾薬としては効果が低いため普及しませんでした。過去にはベトナム戦争時のSEALS、SPIW計画、CAWS計画、ACR計画などで利用や開発が行われていました。
フレシェットは飛翔中に安定するため安定した状態になるまである程度の時間(距離)が必要になり、近距離では横倒し(タンブリング)の状態で着弾しやすく、本来近距離で使用されるはずのショットガンで近距離での効果が低いという本末転倒な結果になりやすい問題があります。また、サボを利用するフレシェット弾では高速のサボが逸れて味方に命中したり跳弾の危険があり、軍での使用は不適当と判断されています。
ポルキーマスター>AR-15が本邦に採用されない理由について「DI方式銃は気温40度の亜熱帯とマイナス37度の凍土で問題なく作動せしめると確証がない」
因みにAR15(M4)が採用されているアメリカではデスバレーで気温57度、アラスカで気温マイナス62度という記録があります。
それはさておき、米軍は寒帯地域から熱帯地域まであらゆる地域へ展開する能力を維持することが基本となっており、当然ながら米軍に採用される銃は対候性テストが行われ、これをクリアしなければ採用されません。
ベトナム戦争時代にはM16A1のレシーバーに湿度による対候性の問題がありましたが、それは当時素材を変更することで解決されています。
現代では気温が45度になるイラクでM4が作動していることからも、自衛隊(特殊作戦群を除く)で採用されない理由に気候は無関係と言えます。>自衛隊でガスピストン式小銃が採用され続ける理由に信頼性やその他どういった理由が考えられるでしょうか?
開発の参考にした銃の作動方式がピストン方式だったことが理由だと思われます。
64式小銃はM1カービン、M1ガーランド、SKSなどを参考にし、89式小銃はAR18を参考にしていますが、これらはピストン方式でした。ポルキーマスター繰り返しになりますが、記事を書いたライターが何を根拠に評価しているのか不明なため回答不能ということです。
(私は当該書籍を読んだことがありません)作動率や耐久性と銃身の長さに相関関係はありません。
ポルキーマスター>M16とM4を比較
M16A1、M16A2、M4、M4A1等、どのモデルを比較するかにも寄りますが、いずれにしても何を基準に記事を書いているのか不明なため何とも言えません。
>命中精度は銃身長とはあまり関係ない
近距離におけるハンドガンに関しては仰る通りです。
レストマシンにハンドガンを固定し射撃した際、銃身長が異なっても命中精度は変わりません。
(厳密には体感できませんが理論上は銃身が短い方が強固なため精度が高いと言えます)ですが人間が手にして射撃した場合は、銃身長が長い方が重量が重いことと腔圧が低くなるため反動が軽減され、サイトレイディアス(フロントサイトからリアサイトまでの距離)が長いことにより精密な射撃が可能になります。
(これは射手の経験やスキルの差によっても個人差があります)また、ハンドガンで長距離を狙う場合は銃身長の違いによる弾速の差が弾道に影響し命中率の差として現れます。
>これはオートでも同じことがいえるのでしょうか?
オートピストルでも同じです。
ライフルの場合は弾速に違いによって弾道や銃身の振動問題等が異なるため銃身長の違いが命中精度に影響します。
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