>これは引き金が引かれた状態でしか撃発しない安全構造を再現したということなのでしょうか?
エアガンの場合は意図的な設計の場合とそうでない場合があるため実銃を再現したと言えるのか分かりませんが、モデルガンで実銃のパーツを模している場合は実銃通りに再現していると思われます。
(古い製品ではモデルガンメーカー独自の機構が採用されることもあります)
>P226の安全機構は主にファイアリングピン・ブロックとDAのトリガーメカのみだと思っていたのですが、撃鉄に作用する安全機構もあるのでしょうか?
P226にはセイフティレバーが内蔵されており、トリガーを引くとセイフティレバーがシアーを動かしてハンマーを解放し、同時にファイアリングピンブロックを押し上げてロックを解除する動作をします。
トリガーを引いていない状態ではシアーがハンマーの動きをストップさせるためハンマーが前進しない構造になっていますが、トリガーを引けばハンマーが前進可能となり、ファイアリングピンを叩ける状態になります。
>撃発位置まで容易にハンマーが動いてしまっている為と推測したのですが…実銃ではそういったことは無いのですよね?
実銃の場合はファイアリングピンは打撃による慣性で撃発するため、ハンマーを押してファイアリングピンが前進しても弾薬のプライマーまで到達しないため撃発しません。
デコックした場合もシアーによってハンマーの前進が妨げられますし、ファイアリングピンブロックが解除されないため撃発しません。
ただ、ホールドオープン状態からスライドストップを下げてスライドが前進した際に撃発する事故は起こり得ます。
これを「スラムファイア」と呼びますが、カーボンの汚れの蓄積などによってファイアリングピンが前進した状態で固定されたとき、スライドが前進し薬室を閉鎖すると同時に撃発し、トリガーから指を離してもフルオートで全弾発射してしまいます。
私が知る限りP226のスライムファイアの実例は聞いたことがありませんが、あり得ないとは言えません。