エアスペースは何のために存在する?

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  • #63389

    ポル
    キーマスター

    薬莢内のエアスペースは何のためにあるのでしょうか?お教えください。

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――

    非常に複雑なテーマですが、できるだけ端的に回答したいと思います。

    弾を発射するという単純な目的ではエアスペースは必要ありませんが、ケース(薬莢)の容量に余裕があることで、弾頭重量、装薬量、燃焼速度を変更することができます。

    +Pや+P+などではエアスペースの存在によって装薬量を増量することができますし、必要とする弾速を得るために弾頭重量や銃身長などのバランスを考慮しながら、より重い弾頭重量や、より遅燃性の装薬を使用することも可能になります。

    また、リボルバーの弾薬では黒色火薬を使用していた名残りから、少量でもパワーの強い無煙火薬を使用する現在では大きなエアスペースが生まれています。

    黒色火薬の場合、エアスペースが存在すると燃焼速度の変化が大きくなりやすく、高圧になることがあるため危険な状態になることがあります。

    そのため、黒色火薬や代替黒色火薬を使用する場合に装薬を減らすなどエアスペースが生まれる場合、綿(カポックやパフロンなど)をエアスペースに詰めて装薬がケース内を移動しないようケースの底の部分で装薬を固定する方法があります。

    ライフル弾では、拳銃弾と比べてエアスペースが少なく、殆どエアスペースが存在しない場合も多くあります。

    エアスペースが存在すると発生する圧力や燃焼速度に差が生じて弾速が変化しやすいため、結果として命中精度低下に繋がることから、できるだけ少ないエアスペースが必要とされます。

    しかし、弾薬によって弾頭重量が異なるため、その弾頭重量で必要な弾速と圧力を得るために燃焼速度や種類の異なる装薬を使用する必要があり、エアスペースに差が生じることがあります。

    もし目的に合わせて製造した弾薬でエアスペースが大きい場合では、先ほど述べたように専用の綿を詰めて装薬の位置をプライマー(雷管)側へ固定して使用されることがあります。

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