Cz-P07 DutyやP-09で採用されているというオメガトリガーシステムとは、どういった特徴があるのでしょうか?
オメガトリガーシステム
Cz75で採用されている従来のトリガーシステムは、トリガーバーがマガジンを包み込むようなリング状になっており、ファイアリングピンブロックを押し上げるバーがハンマーの右側に配置され、ハンマーの左側でトリガーバーがシアーを押してハンマーを解放します。
一方オメガトリガーシステムでは、従来のシステムを簡略化した設計で、使用するパーツの総重量が軽減されています。
上の画像はオメガトリガーシステムを採用するCz P07ですが、トリガーを引くとトリガーバー(9番)が後退し、ファイアリングピン・ブロックレバー(13番)がトリガーバーに押されて回転します。
そしてファイアリングピン・ブロックレバーがファイアリングピン・ブロックストップ(18番)を押し上げ、そのままトリガーを引き続けると続いてシアー(10番)も押し上げてハンマーを解放し撃発します。(シングルアクション時)
オメガトリガーシステムによってトリガーフィーリングが劇的に向上するものではありませんが、簡略化によって信頼性向上や軽量化の利点があります。
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