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ボアサイターは精確に照準調整できますか?

ご質問を頂きました。

ネットショップやカタログで数社のボアサイターを見ました。メーカーによって、銃口部にマグネットで付けるタイプや、アーバー(アーボア?)と言う部分を銃口に差し込むタイプがありましたが、それで本当に照準調整ができるのですか?

左右はともかく、上下はスコープの径やマウントによって高さが変わると思うのですが。 しかも、アーバーがあるタイプは、高さを十数ミリ単位で段階的に変えるようでしたし、その高さが足りない場合にはサイターとアーバーの間に別の部品を連結し高さを補うようでした。そうすると連結部が増えるので、これではもう上下も左右もまったく信用出来ないような気がします。これで本当にスコープの照準調整ができるのでしょうか?それとも、他にもっと重要な部品(装置)が必要なのでしょうか?

ボアサイターは正確にゼロインするための道具ではなく、一定の目安として使用されるものなので、精度はほとんど要求されません。

ボアサイターでゼロイン後は、実際に射撃して再度仕上げのゼロインが必須です。

使用方法は簡単です。スコープとほぼ同じ高さになるようにマズルにボアサイターを取り付け、ウィンデージ・ノブとエレベーション・ノブを調整しながら、レティクルがボアサイターの中心に重なるように合わせます。

このとき神経質に調整する必要はありません。少しのズレがあっても問題なくゼロインできます。

boresighter

私はブッシュネル製のマグネット式を利用していますが、経験上、100ヤードで大体約15cm以内のズレとなります。

(希にボアサイターを取り付けたまま射撃して破壊してしまう事故があるので注意が必要です)

ボアサイターはあると便利なアイテムですが、ゼロインに必須ではありません。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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