「戦争でも何でも50口径は対人使用禁止」 とかどっかで聞きました。 はたして本当なのですか?
よく耳にする話ではありますが、ハーグ陸戦協定やジュネーブ軍縮会議(CD)の内容から禁止と解釈されています。ここで明確に”.50口径を禁止”と明記されているわけではなく、必要以上の苦痛を与える武器の使用を禁止する内容であり、ここから多大な苦痛を与えるとされるホローポイント弾や大口径弾の使用を禁止する解釈がされています。
ハーグ陸戦協定 第2項 交戦 1章 23条
In addition to the prohibitions provided by special Conventions, it is especially forbidden –
To employ arms, projectiles, or material calculated to cause unnecessary suffering;
この条約は加盟国同士や国家間での条約のため、地域紛争や対テロにおいては条約に当てはまらず、また拡大解釈も可能であり、.50口径のような大口径火器が対人用として使用されているのが現状です。昨今のアフガニスタンやイラクでの戦争でも、.50口径ライフルやヘヴィー・マシンガン、30mmチェーン・ガンが対人用として使用されているのは有名です。
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