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AKライフルを静音化する意外な方法

AKライフルは構造上サプレッサーを使用しても減音が難しいとされています。

その理由とは、

其の一、ガスチューブのガスポートからガスが漏れる。

其の二、バレルやマズルのスレッドの精度が悪く、サプレッサーと同軸上に合わせにくい。

其の三、エジェクションポートが大きいためガスが漏れやすい。

・・・などといったことから、AKライフルとサプレッサーの相性は悪いといえます。

 

しかし、そこを何とか工夫して減音させようと、素人からサプレッサーメーカーまで多くのユーザーが挑戦しています。

YoutubeチャンネルのMilitary Arms Channelもそのうちの一人で、今回ルーマニアのPSLライフルにちょっと意外な方法を用いて減音と作動の確実性を向上させました。

 

 

なんと、ガスポートの穴をドリルで広げ、タッピングしてイモネジを埋め込みました。

チャレンジャーだなぁ~。

 

Image courtesy of Military Arms Channel

Image courtesy of Military Arms Channel

イモネジの中央には小さな穴が開いているため、ガスの通り道は残っています。穴の大きさはオリジナルより小さくなり、ガスピストンやボルトキャリアは後退しますが、ガスチューブ内のガス圧低下でガス漏れも減少し、減音を助けているようです。

また、サプレッサーを使用するとバレル内が高圧状態を通常より長く維持するため、ガスポートの穴を狭めてガスの流量を抑えることでボルト解放のタイミングを遅らせ、ベストな状態にすることができます。

しかし、動画の【09:27】ではジャムが発生し、弾がマガジンからチャンバーへ送られませんでした。ボルトの後退量が足らなかったようですが、おおむね作動しているため成功といえるでしょうか。

 

動画のコメント欄では「ガスポートにガスレギュレーターを付けたら良いじゃない」とツッコミがありますが、「そうすると見た目が悪くなるから」と返答がありました。

AKの外見を壊さずにガスの流量を減らす方法として、これもひとつの手かもしれません。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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