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レンジで見たRugerMKⅡの精度と大口径リボルバー

shooting_102603RugerMKⅡを購入後、初めてのシューティングとなりました。ターゲット・モデルの実力はいかに!?と期待して臨んだシューティングでしたが、結果は期待以上のものでした。

今回射撃した距離はいつも通りの25ヤード。22LR弾は弾代が安いという事もあって気軽に撃て、トリガーも軽くガンガンと撃ち込んでいった。結果、この日一日で400発の22LR弾を消費しました。ブルズアイ・ターゲットをセットして、マガジンに10発の22LRを込め、銃にマガジンを挿入してボルトを引くことで初弾をチェンバーに装填。まず、1秒に1発のスピードで10発撃ってみた。すると、弾は中央に吸い込まれるようにして着弾し全弾命中。いつもの9mmRUGERではこうはいかない。この銃の性能に驚かされます。 比較的早い間隔で撃ってもこれだけ集弾するとは、さすがターゲット・モデルといったところです。

ブル・バレルがどれほど効果を持っているかは、比較対照がないため分かりませんが、狙ったところに当たる実力は中々のものです。標準装備のアジャスタブル・リアサイトもしっかりとした構造で、最初は少し着弾が上方だったので少しネジを締めて調整し、さらに快適な射撃が可能となりました。

今回、RugerMKⅡで消費した弾は全部で400発。そのうち2発が不発、3発ほどジャム(ストーブ・パイプ)がありました。不発弾はチェンバーに入れなおし、もう一度コックして再度激発させると発射されました。リムの場所によって不具合があったようです。

ジャムについては、射撃の後半に発生したので、火薬カスの汚れによるものが大きいと考えられます。それ以外に不具合も無く、非常に快適でした。ブルバレルは重量があるので跳ね上がりを抑え、マズル・ジャンプに関してはブローバック・エアガンの半分程度しか跳ね上がらない。ほんの軽くリコイルがある程度で容易に速射可能です。

この後、ベレッタ 92FSでも200発ほど撃ちましたが、RugerMKⅡの様にはいきませんでした。そもそも、ショート・リコイルの銃が完全固定バレルの銃に勝とうというのが間違いですが、それ以前にトリガー・フィーリングが全く違うので、特に92FSに関してはまだまだ慣れが必要の様です。

ところで、今回射撃場では初めて見かけた銃が二つほどありました。ひとつは、マズル・ローダー・ライフル。皆さんご存知の通り、いわゆるフリント・ロック式のライフルで、棒を使用して銃口から火薬と弾丸を装填し、火打石で発火させるという古式銃です。一発ごとの仕事量が多いうえ、命中精度も良くないこの銃はその作業が面倒。しかし、それでも楽しむとは好き者です。銃声も独特なもので、「ドポーン」といった感じです。また、排出されるスモークも多く、白い煙を辺りに撒き散らしていました。これでは、彼らのそばで一緒にシューティングはできません。

そして、もう1つの初めて見かけた銃は、話題の新型S&W M500。そう、あの世界最大最強リボルバーを撃っていたシューターがいたのです。しかも、私の右隣3メートル隣りで撃っていたので、その銃声と衝撃波は凄いものがありました。そのシューターは、少し白髪の体格の良いお爺さんといった感じでしたが、その歳で500S&W撃つの!?と驚きです。

しかし、ターゲットを見ると25ヤードで10cm程に集弾させていました。シューターの腕も良いのでしょうが、この銃、なかなか精度が良さそうです。マズルジャンプは想像より小さく、25~30度ぐらい跳ね上がっていました。シューターの腕が太いので、マズルブレーキの効果と併せてその結果だったのでしょう。

私の左隣でも、やはり大口径である454カスールを撃っていたシューターがいました。しかし、こちらのマズル・ジャンプは凄まじく、50度以上の角度で跳ね上がっていました。シューターの腕もあるでしょうが、マズルブレーキ効果恐るべし。

 

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