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ポル
キーマスターモデルの違いではなく、ピストンとDIに限定したシステムの違いについての質問でしょうか?
ショートストロークピストンのAR15はサプレッサー使用時にボルトキャリアからガスが漏れないためDIより静音性が高く、サプレッサーとの相性が良いです。
また、DIは水没によってガスチューブ内が水で満たされるとオーバープレッシャーになり破損やジャムのリスクがありますが、ショートストロークピストンは比較的安全です。
関連トピック:
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キーマスター効果が無くなることはありませんが、ご指摘の通り、弾頭を押し出す平均ガス圧が低下すればガスポートから噴出されるガス圧も低くなり、その分マズルジャンプを軽減する効果は小さくなります。
同様に高圧な弾薬を使用する方がポーテッドバレルの効果は高くなります。ですが弾速への影響については銃身長の長さ、装薬の燃焼速度の違い、ライフリングの抵抗の違いなどによっても異なります。
撃発直後に腔圧は急上昇し、弾頭が銃口を離れるまでの間徐々に腔圧が低下するといったプレッシャーカーブを描きますが、この腔圧のピークがどこに位置するかで弾速への影響が異なります。
つまり、速燃性の装薬により短時間で急激に弾頭を加速させた場合、弾頭が銃口に近づく頃には加速度が落ち着いて銃口付近のガス圧流出による弾速への影響は小さくなる場合があります。また、以前に別のトピックで触れたことがありますが、バレル交換によって弾速が変化することがあります。
銃身長が長ければ弾速が比例して速くなるとは限らず、ライフリングの抵抗などの影響によって同一の銃身長でも弾速が異なるといったことがあります。
例えば通常のバレルから加工済みのポーテッドバレルに交換した場合、同じ銃身長であっても誤差が生じることがあります。
これは私が愛用していたポーテッドバレルですが、このタイプは基本的に弾速は低下しません。
なぜならオリジナルのバレルより長いからです。(むしろ弾速が上昇します)
発射ガスを顔に感じるのが不快だったり、クリーニングが面倒ということですぐに使用しなくなりましたが、マズルジャンプ軽減効果は十分でした。関連トピック:
Jフレームの初速
ポーテッドバレルで弾速は影響する?しない?ポル
キーマスター>銃の開発・生産に関して、そのレベルは非常に低いのではないかと思います。
どの点についてレベルが低いと感じられたのか、それによって回答が異なると思います。
もし業界全体が盛り上がらない理由について質問されているのでしたら、それは市場規模が小さく成長産業ではないためです。
銃を製造している豊和工業、ミネベアミツミ、住友重機械工業は銃が主力製品ではありませんし、顧客は自衛隊や警察に固定されておりライバル企業は実質的に存在しません。
また、民間人を顧客とするミロク製作所は輸出で成り立っている企業です。アメリカの銃業界を例にすると、ガンスミスがカスタムメーカーを小さく始めて次第に大きくすることが可能で、それによって優秀な人材や資金が集まり、ライバルとの競争で新しい技術が開発されるといった良い循環が構築されますが、日本では起業以前に法律や資本金の面で参入障壁が大きく、そのような良い循環を構築することが困難です。
また、アメリカでは大学や専門学校でガンスミスを教える学科がありますが、日本ではそのような環境も無く専門知識を持つ人材が殆どいません。中国や韓国も国内の市場規模が大きいとはいえませんが、日本とは異なり市場規模が大きな軍事に投資し、アフリカ、中東、東南アジアといった需要のある地域で資金を得て技術開発が行われています。
ビジネスとしては需要の高い紛争当事国に銃を売るのは効率が良く利益も大きいのですが、日本は武器輸出三原則(防衛装備移転三原則)等の縛りがあるため中国や韓国のような真似ができません。ポル
キーマスター弾速が低下すれば射程距離やストッピングパワーも低下します。
もし500メートルの有効射程距離を必要とされるにも関わらず400メートルが限界となれば問題ですが、400メートルを合格ラインとするなら問題ないと言えます。
64式を同世代の他国のバトルライフルと比較すると、400~600メートルの有効射程距離が多いなか、64式の400メートルという射程はやや短いですが、運用上支障があるかと言えばそうでもないように思えます。
交戦距離は環境によって異なり、市街地や森林地帯では近距離、砂漠では遠距離になる傾向がありますが、日本の環境では遠距離で交戦する状況は少ないと想定され、400メートルの有効射程距離が確保できれば殆どの状況で対応可能だと思われます。
ポル
キーマスター実銃の場合、ベレッタ92FSのリコイルスプリングはファクトリースタンダードで13ポンド、ワルサーP38は6.5ポンドが2本なので、スライドを引く重さは殆ど同等です。
トイガンはトリガーメカや装填排莢の動作を学ぶには良いのですが、閉鎖方式の構造については残念ながら参考にし辛いですね。
ポル
キーマスター>これはベレッタの次の型なんですか?
ベレッタ92をベースに作られた警察特殊部隊向けのモデルです。
関連記事:マシンピストル(ベレッタ93R)の構造
>手でスライドを引いた時(バレルの後退は最後)と、発砲した時(バレルの後退が最初)では、一部逆のシーケンスなんですね?
いえ、逆ではありません。手動操作時と撃発時はどちらの場合でも同じです。
モデルガンではバレルが後退しなくても薬室を開放できますが、実銃ではバレルが後退しなければ薬室は開放されません。
ポル
キーマスター使用される銃身の口径/山径(ボアダイアメーター/ランドダイアメーター)が7.62mmです。
7.62mmNATOの弾頭直径は7.83mm、谷径は7.82mmです。
ポル
キーマスターM9ではありませんが、こちらの動画はいかがでしょうか。
ロッキングブロックの動作はM9と同じです。ポル
キーマスターストライカー方式に似た構造でリニアハンマーを利用したガス作動ライフルでは、日本の64式、中国の95式、チェコのVz58などがあります。
ボルトアクションライフルなど、ストライカー方式はトリガーを引いてから撃発されるまでの時間(ロックタイム)が短い傾向がありますが、必ずしも「ストライカー方式=ロックタイムが短い」ではありません。
ストライカー方式のボルトアクションライフルのなかでもロックタイムが2ミリ秒以下もあれば、9ミリ秒になるモデルも存在し、ピストルのハンマー方式の方がライフルのストライカー方式よりロックタイムが短い場合もあります。
ちなみにAR15では約10ミリ秒ほどになります。ロックタイムの差はシアーの数や構造、ストライカーの質量、スプリングの強さ、ストロークの長さ・・・等々、様々な要因によって異なるため、ストライカー方式を採用することによって命中精度に良い影響があるとは一概に言えません。
ポル
キーマスター防弾鋼板は耐弾性能を持つ鋼板です。
含まれる成分が異なるもの、浸炭処理によって表面硬化されたもの、浸炭処理されていないもの・・・等々、防弾鋼板の種類によって内容が異なります。均質圧延鋼装甲(RHA)は熱間圧延で製造された全体が均質の圧延鋼板で、浸炭処理されていない装甲です。
第二次世界大戦後はセラミックやプラスチックを利用した高性能な複合装甲が主流となり第一線で利用されることはなくなりましたが、RHAは貫通力を表す指標として利用されています。ポル
キーマスター
ディスアッセンブリーラッチはロッキングブロックの前進を妨げています。
ラッチを回転させると軸の部分が平らになるためスライドを前方から引き抜くことが可能になります。スライドの操作音は後退したバレルがフレームに接触したり、下降したロッキングブロックがフレームに接触する音などです。
接触する部分は経年で摩耗するため目視確認が容易です。ポル
キーマスター>「シアー」とは何ですか?
シアー(Sear/逆鈎)は、ハンマーやボルトの前進(回転)を阻止するパーツです。
動画は1911ピストルの構造を表しています。
ハンマーはハンマースプリングによって回転する力が加わっていますが、シアー(動画内の赤いパーツ)がハンマーの溝(ノッチ)に落ちてハンマーの回転を阻止しています。トリガーを引くとトリガーに接続されたトリガーバーが後退し、トリガーバーはシアーを押してハンマーを解放します。
するとハンマーが回転してファイアリングピン(撃針)を叩き、ファイアリングピンが前進して弾薬のプライマー(雷管)を叩いて撃発します。発射後にスライドが後退するとスライド下部の凹凸に押されて上下に動くディスコネクターがシアーをリセットし、シアーが再びハンマーに接触してハンマーの回転を阻止します。
>ブリーチブロックの「部品の役割」
ブリーチ(Breech)とは、銃身(バレル)の後端です。ブリーチの反対側は銃口です。
薬室に弾薬を装填してそのまま撃発すると薬莢が後ろへ発射されてしまいます。
これを防ぐために銃身後端(ブリーチ)を塞いでブロックすることで弾が前方へ発射されます。この塞いでいる蓋となる部分がブリーチブロックです。
ピストルの場合はブリーチブロックとスライドが一体になっているものが多いです。>ロッキングブロックは、どのように作動するのですか?
>バレルの後端に付いているロッキングブロックプランジャーは、何をやる部品なのですか?ベレッタM9を例にした場合、発射直後にスライドが後退すると銃身後部から高圧ガスが噴出されるため、銃身内の圧力が低下するまで銃身とスライドを固定する必要があります。
そこで発射直後はスライドと銃身を同時に後退させて圧力が低下するまでの時間を稼いでいます。上の図ではロッキングブロックが上昇しており、スライドと銃身が固定されて薬室が閉鎖されている状態です。
この位置にロッキングブロックがあるとロッキングブロックの左右の突起が障害となってスライドが後退することができません。発射後、反動によってスライドと銃身が同時に後退すると、ロッキングブロックプランジャーがフレームに衝突します。
するとロッキングブロックプランジャーがロッキングブロックの傾斜部を押してロッキングブロックが下降します。
ロッキングブロックが下降するとスライドが後退可能になり、そのまま慣性によってスライドが後退し、薬室が開放されて薬莢が排莢されます。※このロッキング機構を発火モデルガンで再現すると、反動が生じないモデルガンではスライドが後退できないため、実銃通りに再現されていません。
関連記事:
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キーマスターPDP(パフォーマンス・デューティー・ピストル)とPPQの細かい差異を上げると色々ありますが、主にスライド、フレーム、トリガーに違いがあり、PDPはドットサイト搭載を前提に最適化された設計になっています。
PPQのスライドは上に向かって細くなっている形状なのに対し、PDPでは上部も太くドットサイトのスペースを確保しています。
また同時にワイドセレーションによってグリップ力を高め、スライドを引きやすくなっています。
PDPの方が外見が太く大きな印象がありますが、重量はPPQより若干軽量化されています。フレームはグリップした際にドットサイト使用時に自然な形で銃口がターゲットを向くような角度で設計されています。
グリップのフロントストラップ下部が前方に突き出し、小指を逃がし難くすることで銃をしっかり保持可能です。またグリップテクスチャーの摩擦力が向上している他、スライドとフレームはPPQと互換性があるためPDPのフレームにPPQのスライドを組み込むことも可能です。
トリガーを比較するとPPQはわずかに粘りのあるトリガープルなのに対し、PDPはトリガーを引いた際にバチっと落ちるような切れの良いトリガープルになっています。
(PDPのトリガーの方が若干トリガーの遊びが短くなっています)ポル
キーマスターピストルキャリバーカービン(PCC)は拳銃弾を使用するストック付きの銃ですので、定義上ストック付きサブマシンガンもPCCです。
ですが一般的には拳銃弾を使用するストック付きのセミオート・ロングガンがPCCと呼ばれています。
アメリカの法律(連邦法)においては、PCCは構成次第でライフル、ショートバレルライフル(SBR)、マシンガンのいずれかに該当します。
ポル
キーマスターアクション(機関部)の長さが短いものをショートアクション、長いものをロングアクションと呼びます。
.243ウィンチェスター、.260レミントン、6.5mmクリードモア、.308ウィンチェスターといった全長の短い弾薬はショートアクションで使用されます。
一方、.270ウィンチェスター、7mmレミントンマグナム、.30-06スプリングフィールド、.338ウィンチェスターマグナムといった全長の長い弾薬はロングアクションで使用されます。ショートアクションは軽量かつボルトの往復距離が短いため素早い装填排莢が可能で、射撃姿勢を問わない軽快さに優れます。
ロングアクションはショートアクションより重く、一般的に射程距離が長い傾向があるため長距離射撃に適しています。理論上ショートアクションの方が強度が高く装薬の燃焼効率が良いためロングアクションより命中精度が高いと言われることがありますが、実際にはアクションの長さ以外の要素が命中精度に与える影響が大きいため、これには議論の余地があります。
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