「40S&W」の検索結果

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  • ポルポル
    キーマスター

    >横からですが380ACPも45ACPもテーパーケースでは?

    厳密にはテーパーがありますが、僅かなテーパーなので、.380ACP、.40S&W、.45ACPなどはストレートケース(ストレート・ウォールド・カートリッジ / SWC)として扱われています。
    (9mmルガーはテーパードケースです)

    リローディングの工程でもストレートケースとして作業されますし、アメリカでは州によってハンティングに使用できるカートリッジがシーズン別に制限されることがありますが、.45ACPはストレートケースとして分類されています。

    銃の画像

    ポルポル
    キーマスター

    ネックダウンされた拳銃弾について教えて下さい。

    357sig,400corbon,440corbonと、いずれも基になった弾薬より良好な数値を出しているにも関わらず何故主流にならないのでしょうか?
    拳銃弾もライフルみたいにボトルネック形状のカートリッジの方が高性能みたいですが。

    特に熊等が対象で、パワー命のマグナムオートは尚更不思議に感じます。

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    それぞれに様々な問題がありますが、突き詰めると9mm、.40S&W、.45ACPなどが主流の市場でボトルネックケースの弾薬にそれらを超えるだけのアピールポイントが無いとも言えます。

    .357SIGは高速弾でありハイウェイパトロールやシークレットサービスなど法執行機関でも採用されていますが、.357SIGを採用するガンメーカーが少ないため、それに伴ってサードパーティーの関連パーツやアクセサリーが少ないという理由もあり、その結果弾薬の価格が若干高めな傾向があります。

    また、マズルブラストやマズルフラッシュが大きい、銃声が大きい、リコイルが強い、ネックが短いので弾頭によっては沈み込みやすい、ストレートウォールのケースよりリローディングに一手間掛かる、貫通力が高すぎるため二次被害のリスクがある、相対的に入手しにくい・・・等々の問題もあります。

    特にボトルネックカートリッジはコストが高いという問題が大きいですが、これは流通量が増えれば価格も下がると期待されるものの、9mm~.45ACPに勝るだけの人気が無いというのが現状です。

    .400Corbonも同様に、弾が入手しにくく高価、対応する銃も少ない、売れないのでメーカーも作りたがらない、ユーザー数が伸びない、ユーザー数が少ないので弾の価格が下がらない・・・という悪循環があります。

    #61533

    返信が含まれるトピック: 最適なホーム・ディフェンス装備とは?

    ポルポル
    キーマスター

    最適なホームディフェンスウェポンの話題はアメリカでも意見が分かれています。

    私がカリフォルニア州に住んでいた際は、JHP(ハイドラショック)を装填したベレッタ92FS、FMJを装填したキンバー1911、ダブルオーバックを装填したレミントンM870(フォールディングストック)をホームディフェンス用としていました。また近所の知人は、.357マグナムリボルバーを用意していました。

    しかし、ライフル、ショットガン、マグナムリボルバーは、室内で発砲すると銃声が大きすぎて聴力を奪われやすくなり、これは結果的に集中力の妨げになるため良い選択ではないと思われます。集中力低下は命中率低下を招きます。

    また、裁判になったときにカスタムされた銃はブラッドサースティーな人物という印象を与えかねず不利になる可能性もありますから、できればノーマルに近い状態の銃が良いかもしれません。

    住宅街で発砲する条件を考えると、二次被害を防ぐために壁を貫通し難い低貫通力のホローポイントを選択したいところですが、JHPでは石膏ボード等に命中すると穴が塞がることで貫通力が高くなるため、EFMJの方がお勧めです。

    私の個人的意見になりますが、総合的に考えるとEFMJの.38SPL、9mm、.40S&W、.45ACPなどを使用するピストルやリボルバー(或いは拳銃弾を使用するライフル)がバックアップを含めて2丁用意されていれば理想的だと思います。

    操作ミスや誤射は殆どの場合トレーニング不足が原因ですから、日頃から撃ち慣れておくことが重要と考えます。

    #60851

    返信が含まれるトピック: 40S&W弾は廃れていくのか?

    ポルポル
    キーマスター

    私が回答したシェアの内容は「民間市場」での状況についてで、法執行機関での状況は分かりません。
    言葉足らずの回答になってしまい申し訳ありません。

    正確なことは分かりませんが、法執行機関に限れば.40S&Wは9mmに次いで利用されていますから、民間よりもっと高いシェアを持っていると思われます。

    仰る通り、.40S&Wがメインストリームになることは無いでしょうね。
    ただ私は民間市場での人気はある程度維持されると考えています。

    #60849

    返信が含まれるトピック: 40S&W弾は廃れていくのか?

    ポルポル
    キーマスター

    明けましておめでとうございます。
    こちらこそよろしくお願いいたします。

    .45口径信奉と呼ばれるのは、アメリカはヨーロッパなどの他国と比べて.45口径の人気が高いという理由がありますが、それでもアメリカでの.45ACPのシェアは(毎年変動しますが)概ね10%前後です。

    9mmが20%前後、.40S&Wが6~7%程度なので、シェアを見れば9mmの方が人気ですし、.40S&W信奉者が際立って多いとは言えないと思います。

    .40S&Wは数多くの弾薬のうち、上位10位以内に入るシェアを持つので、短期的に廃れることは無いと考えられますが、過去数十年の間に9mmの性能が向上したことによって.40S&Wの価値が薄れてきたのは事実です。

    アメリカの銃器雑誌でも「.40S&Wはオワコンか?」的な記事が時々見られますが、性能やコストを考えると.40S&Wより9mmの方がお得感が強いものの、廃れないまでもそれなりのシェアを維持し続けるのではないでしょうか。

    .40S&Wの弾道データは9mmよりも.45ACP寄りなので、リコイルを楽しめる弾薬だと思います。

    #59910

    返信が含まれるトピック: グロック22のチャンバーが緩い理由

    ポルポル
    キーマスター

    チャンバーが緩いのはグロックに限ったことではなく、コルト、S&W、スプリングフィールドアーモリーなど他のメーカー(主に.380ACP、.40S&W、.45ACPなど)でもあります。
    これはメーカーのミスではなく、ジャムのリスクを減らすために意図的に緩く設計されています。
    ホローポイント弾には様々な種類があり、弾頭形状によってはタイトなチャンバーで使用すると装填不良(FTF)が起こりやすくなるため、どのメーカーのホローポイント弾でも確実に作動するように考えられた結果です。

    ライフルの場合はチャンバーが緩いと命中精度に悪影響がありますが、ピストルでは有効射程距離が短いため、あまり大きな影響は受けません。ただ、近い距離でも精度を求める場合は、タイトなチャンバーの方が有利ですし、FMJを使用する場合はチャンバーの緩さにメリットは殆どありません。
    安全性については、チャンバーのサイズが規定内であれば緩くても問題ありません。
    発射時にはケースが膨張するため、ガスは漏れずに膨張したケースで閉鎖されます。

    また動画内ではフィードランプ付近でケースがチャンバーに覆われていない問題が指摘されていますが、このようなチャンバーは「アンサポーテッド・チャンバー」と呼ばれており、逆にケース後部の全周がチャンバー内に収まっているものは「サポーテッド・チャンバー」と呼ばれています。
    アンサポーテッド・チャンバーは、リロード弾(特にホットロード)で問題が起こりやすいため、メーカー製のファクトリーロードの使用が推奨されています。
    新品のケースをアンサポーテッド・チャンバーで使用した場合でも、圧力次第でケースの底が膨らみやすくなります。
    このケースを再利用するとき、ケースを規定のサイズに再成形しますが、再成型しても薄くなったケースウォール(ケースの側面)の厚みは元に戻らないため、このままアンサポーテッド・チャンバーで使用するとケースウォールに穴が空いて事故に繋がるリスクがあります。
    これはリロードを行う人には常識であるはずですが、知らない人も多いので同様の事故は多々起きています。(当然、この場合はメーカーの保証対象外となります)

    >また他の口径のグロックも同じような状態なのでしょうか?

    同一モデルでも製造時期によっては.380ACP、.40S&W、.45ACPで緩いチャンバーがあります。

    #59487
    ポルポル
    キーマスター

    以下のサイトの表が参考になると思います。

    縦が銃身長別の弾速、横が弾薬の種類別です。

    9mmルガー
    http://www.ballisticsbytheinch.com/9luger.html

    .40S&W
    http://www.ballisticsbytheinch.com/40sw.html

    .45ACP
    http://www.ballisticsbytheinch.com/45auto2.html

    同一の銃身長と弾薬を使用したとき、銃のモデルが異なっていても弾速は殆ど同じです。
    ですが例外的にポリゴナル・ライフリングを使用する銃では僅かに弾速が速くなります。

    以下はポリゴナル・ライフリングと従来型の一般的なライフリング(エンフィールド型)を比較した弾速です。
    「L&G」が一般的なライフリング、「polyg’l」がポリゴナル・ライフリングの銃身です。
    http://www.ballisticsbytheinch.com/rifling.html

    #59482

    返信が含まれるトピック: FBIの.40S&Wから9mmルガーへの変更について

    ポルポル
    キーマスター

    >ちなみにバリスティックデータとは一体なんのことでしょうか?

    弾道学上のデータのことです。
    弾速やエナジー、流体に対する弾丸の影響など、弾丸がどう作用したか表します。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%BE%E9%81%93%E5%AD%A6

    >数年前までFBIでは9mm、.40S&W、.45ACPの三種類の弾が混同されて支給されていましたが、その当時の状況についてポルさんはどう思われますか? (メリットやデメリットなど)

    法執行機関では現在でも日常的に行われていますし、使用弾薬は時代と共に変化してきた歴史があります。
    FBIも弾薬について詳細に調査するまでは他の警察やシェリフと同じ様に様々な思想が存在していましたが、複数の弾薬を採用するメリットやデメリットは、一概にどちらとも言えないと思います。

    >よく「ボディーアーマーを着用した相手に対しては、マンストッピングパワー重視の45ACPよりも高速な9mmの方が適している。」という話を聞くのですが本当でしょうか?

    現代では、どちらの弾薬もボディーアーマーに対して無力です。
    一般的なボディーアーマーはレベルII以上が使用されていますが、これは9mm、.40S&W、.45ACP、.357マグナムをストップ可能です。

    もし9mmのアーマーピアシング弾であれば、レベルIIIAでも貫通可能なので、これをストップするにはライフル弾対応型のレベルIII以上のハードアーマーが必要になります。

    関連記事:防弾プレートを撃ち続けるとどうなる?

    >高速でホローポイント弾といえど貫通して二次被害が出る危険性は9mmの場合高くならないのでしょうか?

    弾頭の設計や貫通する物によって異なります。
    通常は9mmの方が.45ACPより貫通力が高くなりますが、ホローポイント弾の場合は条件次第で変化することがあります。

    ガラスや壁に使用される石膏ボードなどに命中するとホローポイント弾の先端が埋まって弾頭が拡張し難くなるため、この場合は貫通力がFMJ並みに強くなることがあります。
    人体などの流体に命中した場合は拡張しやすく、貫通する可能性は低くなりますが、人体の場合はどこにどういった角度で命中するかによっても異なります。

    また、同じ9mmでも様々な種類があり、.45ACPより貫通力が低い物もあれば、逆に高い物もあります。
    もし比較する弾がどちらも同じFMJという条件であれば、9mmの方が.45ACPより貫通力が高くなります。

    >やはりそういう人達は連射する前提の9mmではなく一撃必殺の.45ACPを好み、なおかつ射撃が上手い人が多いのでしょうか?

    そうとは限らないと思いますが、そういう人もいるという話は耳にしたことがあります。
    退役軍人では出身部隊のカラーによって銃に対する思想的影響を受けている人もいるようです。

    >やはり射撃が上手い=独自の考えを持っている、みたいな人達は多いのでしょうか?

    一般論として、ある意味経験が判断基準となることはよくあることだと思います。
    ただ、射撃のスキルがあるからといって銃創学や弾道学の知識があるとは限りませんから、彼らが発信する情報が必ずしも正しいといえるかは別問題ではあります。

    #59476

    返信が含まれるトピック: FBIの.40S&Wから9mmルガーへの変更について

    ポルポル
    キーマスター

    >ずっと使い続けていて信頼をしている.40S&Wから9mmへ変更するなど、そう簡単にはして欲しくは無いはずです。

    そこまで愛着を持っている捜査官がどれだけいるかでしょうね。
    .40S&Wは現場の捜査官からの不満も多かったと言われていますし、9mmの技術的進化の影響で.40S&Wの存在感も登場当時と比べると、過去10~20年ぐらいの間にかなり存在感が薄くなってきたと感じます。
    9mmよりリコイルが強く、装弾数も少ない、それなのにバリスティックデータはそれほど差が無いとなれば、9mmの方が好まれるのも理解できます。

    >それに.40S&Wのパワーにも信頼を置いているならば、今更9mmを使いたくは無いはずです。

    FBIにおいては、銃創学的な検証結果では殆ど変わらないと判断されたので、もしあるとすればあとは個人の感情の問題だと思います。

    >「.40S&Wがうまく捌けない下手くそな捜査官に例外的に支給されていた。」

    これは違うと思います。
    全てが上手い下手の問題ではありませんし、下手を責めるというのであれば、それはトレーニングに時間や予算を投じない組織の責任であって、警官や捜査官の問題ではありません。
    また身長体重や手の大きさの影響でコントロールが不利な場合は、9mm以外に選択肢はありません。
    いくらストッピングパワーが強くても命中しなければストッピングパワーはゼロですから、速射時の命中率など、スコアの結果から極めて合理的な判断に基づいていると思われます。

    >9mm+Pや9mm+P+を.40S&Wに慣れている捜査官に支給するべきなのではないでしょうか?

    使用弾薬は検証されたうえで選定されているので、+Pの弾薬が必要と判断されれば支給はあり得ると思います。
    ただ、+Pにしたからといってバリスティックデータや銃創学上のパフォーマンスが向上するというわけではないので、それで良い結果となるかは弾頭の設計内容によります。

    #58723
    ポルポル
    キーマスター

    >「40S&W弾をうまく扱えない人が多いので9x19mm弾に変更する機関が多い」

    リコイルが大きいと命中率が低下するので、その結果9mmに変更する機関が多いですね。

    >さてアメリカはMHSなんてものを考えていますが本当に9x19mm弾以外の拳銃弾を使用するのでしょうか?

    MHSは9mmのSIG P320に決定しましたが、40S&Wバージョンが追加採用される可能性も無くはないですね。
    ただP320は暴発事故問題で炎上中なので、しばらく様子を見守りたいと思います。

    #58713
    ポルポル
    キーマスター

    仰る通りだと思いますし、私も同意見です。
    私の見解は過去ログをご覧いただければ同じだということがご理解いただけると思います。

    SWAT隊員にとって最適なハンドガンと弾薬とは?

    9x19mm弾と40S&W弾、どちらを選ぶべきか?

    9mm弾が人気の理由とは?

    FBIが.40S&Wより9mmを選択した理由とは?

    #58711
    ポルポル
    キーマスター

    >どうしてデューティーピストルにベレッタM92FSやグロック17を選ばれたんでしょうか?

    ジャムなどのトラブルが少ないのが選択した最大の理由です。
    マガジンの状態さえ注意していれば、弾種を変えても快調に回転してくれるほどの高い信頼性があります。

    また9mmで装弾数が多いというのも理由の一つですし、個人的な慣れもありますがグリップしやすいと感じます。
    もちろん他にも気になるピストルはありますが、問題点や苦手な点を考慮して消去法で選ぶと、最後に残るのがこの二つでした。

    >使用者の射撃技術や体力、職務経験(従軍経験なども含む)などによって、やはり考え方は大きく変化するものなんでしょうか?

    元軍人のインストラクターや法執行機関関連のインタビューや記事を見ていると、経験による影響は大きいと感じることがあります。
    特に軍や特殊部隊では部隊ごとに思想やテクニックが異なることがあるので、その意味で色は出やすいかもしれません。

    >そして40S&Wの使用者は、両方のいわば良いとこどりをしたい人が多いのでしょうか?

    理由は千差万別だと思いますが、そういった理由で選ぶ人は多いと思います。
    口径は9mmと.45ACPの中間的存在なものの、リコイルやマズルエナジーはどちらかといえば.45ACP寄りなので、.45ACPよりも多い装弾数が得られ、.45ACPに近いストッピングパワーが欲しいと考える人には好まれる弾薬です。

    #58114

    返信が含まれるトピック: P226とP227とP229の差異について

    ポルポル
    キーマスター

    P228はP229と同サイズで口径は9mmのみです。
    装弾数は13+1または15+1(M11A1)ですが、P226のマガジンが使用可能です。

    アメリカ市場でより広く販売するために.357SIGと.40S&Wの口径バリエーションを追加し、これらの弾薬に対応するためP228のスライドを強化したバージョンがP229です。

    P228のスライドはプレス加工、P229のスライドはCNCマシンによる削り出し加工です。
    P228はM11として米軍に採用されていますが、この民間モデルであるM11A1のスライドはステンレスの削り出しです。
    (軍用のM11も一時期スライド強化が検討されましたが、現役採用中に仕様を変更すると再テストなど手続きが膨大なため見送られた経緯があります)

    >SIGのサイトには今はP228はありませんが…

    現在はM11A1(P228)がP229として販売されていますが、グリップはP228のままだったりします・・・。

    #58112

    返信が含まれるトピック: P226とP227とP229の差異について

    ポルポル
    キーマスター

    以下の差異があります。

    【P226】
    スタンダードフレームのフルサイズピストル
    銃身長:4.4インチ
    口径バリエーション:.22LR、9mm、.40S&W
    装弾数:10+1(.22LR)/10+1~15+1(9mm)/10+1~12+1(.40S&W)

    【P227】
    P226の.45ACPバージョン
    装弾数:8+1~10+1

    【P229】
    ショートスライドとショートフレームを組み合わせたコンシールドキャリー向きのコンパクトピストル。
    銃身長:3.9インチ
    口径バリエーション:9mm、.357SIG、.40S&W
    装弾数:10+1~15+1(9mm)/10+1~12+1(.357SIG)/10+1~12+1(.40S&W)

    #58066

    返信が含まれるトピック: 9x19mm弾と40S&W弾、どちらを選ぶべきか?

    ポルポル
    キーマスター

    「9mm VS .40S&W」の議論ではよく誤解されがちなのですが、FBIが出した結論は「FBIにとってどちらが適しているか」ということであって、どんな状況のどの分野でも9mmが優れると結論を出したのではありません。

    9mmが採用された経緯は理由も含めて「FBIが.40S&Wより9mmを選択した理由とは?」で触れましたが、リコイル、命中率、速射性、装弾数、コストなど、総合的に判断してFBI向きの9mm弾が採用されたということです。

    .40S&Wのピストルでラピッドファイアでも高い集弾率を出せる人なら.40S&Wを使用すれば良いですし、それで何の問題もありません。
    ですがFBIの場合は数万人(職員約3.5万人)近くが使用することになり、職員それぞれが異なる身長や体重で構成されています。
    手の大きさも様々で射撃のスキルもバラバラです。
    コストを度外視したとしても、そんな中で万人にとって使用しやすいのは、総合的に判断すればやはり9mmを選択することになるでしょうし、合理的な判断だと思います。

    >グロック17で17発、40S&W弾のグロック22で15発と2発の違いがあるだけです。

    無防備な時間となるマガジンチェンジは出来るだけ避けたいですし、2発の差は大きいと思います。

    >40S&W弾なら一発で済む状況が9x19mm弾だと二発かかるということはないでしょうか?

    命中すれば良いですが、速射時の命中率は9x19mmの方が優れる傾向があるので、まずは命中しやすい方が相手を無力化させるチャンスがあると思います。
    もし撃ち比べて同等のスコアを出せるなら.40S&Wでも問題ないでしょう。

    #43293
    ポルポル
    キーマスター

    なぜ9mm弾はこれほど人気があるのですか?
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    大きすぎず、小さすぎず、ちょうど良い大きさの対人用弾薬なので人気があります。

    1901年にドイツで誕生した9mmルガーは、ヨーロッパで軍用として広く流通し、コンパクトな設計で装弾数を稼げることからピストルのみならず、サブマシンガンでも重宝されました。しかし、当時のピストルの多くは現在のピストルほどの信頼性が得られず、1970年代頃までは警察でもリボルバーが多く採用されていた背景があります。そして1980年代に入ると信頼性の高いピストルが次々に登場し、次第に9mmルガーがポピュラーな存在となりました。

    9mmルガーは対人用として必要な弾速やエナジーを持ち、コンパクトな設計であるため.40S&Wや.45ACPと比べて反動が小さく、命中率が高い、ジャムが少ない、使用する銃の装弾数を増加できる・・・といった様々なメリットがあります。

    またこのような特徴を持つ9mmルガーは、軍や警察で採用されることが多く、大量の需要と供給というサイクルを生みました。9mmルガーを使用する銃や弾薬が大量に生産されると、一発当たりのコストが下がるため、低価格で入手しやすい弾薬となります。
    「高性能」「低価格」「入手が容易」という特徴は、9mmルガー人気の重要な要素といえるでしょう。

    関連記事:FBIが.40S&Wより9mmを選択した理由とは?

    #38586
    ポルポル
    キーマスター

    いわゆるM1911系の銃は.45ACPではなく9mmパラや.40S&Wなど他の口径に変更して製造すると作動不良が発生しやすくなるのは本当でしょうか?
    月刊GUN professional誌にて投稿されている記事の中でいわゆる射撃競技に参加されているライターの方がそうした作動不良を起こす事態に陥ったことを投稿されていました。

    また、かつての白人至上主義アパルトヘイト政権下の旧ローデシア(現ジンバブエ)の陸軍空挺部隊では、貧弱な重工業生産が内戦と隣国との戦争による需要に追いつかない為輸入した、スペイン製のデッドコピーモデルであるスターシリーズの拳銃支給されていたそうです。しかし、支給された兵員からかなり不評だったそうでそのことを思い出しました。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    当該記事を拝見していないので文脈が分からないのですが、1911にそのような傾向があるという話は個人的に耳にしたことがありません。
    「1911は.45ACPを使用することを前提として設計されたため」という意味だと思いますが、そういった不具合の傾向を証明する証拠や統計は存在しないと思います。
    しかし、そう主張される方がいても、私はそれを否定するつもりはありませんし、考え方は様々だと思います。

    ジャムの原因は必ずしも一つとは限りません。当FAQコーナーではこれまでに何度もジャムの原因について説明しているので、詳細は過去の記事を参照していただきたいと思いますが、本来、弾薬と銃が設計通りであればジャムは起こりにくいものです。ジャムが起こるということは何らかの原因があり、それは「口径が異なるから」ではなく、フィードランプとマガジンの位置関係や状態、エキストラクターの状態、使用弾薬の状態など、そこには必ず具体的な原因があります。

    実際、市場には何の問題もなく快調作動する9mm/.40S&Wの1911が溢れており、設計やセッティングが正しければ口径が異なっていても正常に作動するのが通常です。

    #35417
    ポルポル
    キーマスター

    このサイズは.40S&Wで2発増えます。グロック22では15+2=計17発です。
    エクステンションではなく、マガジンバンパーやただのグリップエクステンダーなら0発の場合もありますが。

    #33746

    返信が含まれるトピック: グロックGen4とGen3の違いについて

    ポルポル
    キーマスター

    撃ち味が大きく変わったかと言えるか分かりませんが、マズルジャンプが軽減され速射時の命中率向上に貢献しています。
    それでもGen3のトリガープルの方が良いという人もいて、Gen3も継続販売されることから、まだまだGen3は人気があるようです。
    しかし、グロックシリーズは大きさや口径のバリエーションが豊富で、個々のモデルに独特のクセがあるので、単純にGen3 VS Gen4の構図で比較するのは論点がズレる恐れがあると思います。

    Gen4の変更点は以下の通りです。

    【モジュラーバックストラップ】
    ご指摘の通り、手の大きさに合わせてバックストラップを交換可能です。

    【グリップ】
    フィンガーチャンネルの追加やグリップのチェッカリングが変更され、長時間の射撃でも手に負担の掛かりにくいデザインに変更されています。

    【リコイルスプリング】
    スプリングが二重になったことでマズルジャンプが軽減され、速射時の命中率向上しました。9mmでは効果が薄いのですが、.40S&W以上ではスライドの後退スピードが速いため、スライドが後退しきった際の衝撃緩和に効果があります。

    【フレーム】
    リコイルスプリングが大型化したことでダストカバー内部が広がっています。

    【コネクター】
    コネクターの配置が微妙に異なっています。グロックはコネクターの角度を変えることでトリガープルの重さを変えられますが、Gen4では配置変更によりコネクター角も変更されました。この変更はトリガープルの重さを維持するためのもので、Gen3と同じトリガープルに調整されています。Gen3とGen4のトリガーフィーリングが異なるのは、これが原因のようです。

    【エジェクター】
    エジェクターの先端が湾曲し、ケースの内側に当たるよう調整されています。
    これまでのエジェクターでも十分機能しますが、排莢がより確実になりました。

    【エジェクションポート】
    スライド上面とチャンバー上面が同じ高さになり、面一になりました。

    【トリガーバー】
    トリガーバーのストライカーブロック接触部に若干の形状変更がありますが、機能や互換性は維持されています。

    【フィニッシュ】
    スライドの表面処理が変更されました。
    表面処理加工時間が短縮されましたが、機能的な意味はありません。

    【スライド】
    ブリーチブロックフェイスとスライドレールの間の形状が変更され、負荷に強くスライドが強化されました。
    また、リコイルスプリングガイドが大型化されたことに伴い、マズルリングが大口径になりました。

    【マガジンキャッチ】
    アンビで大型化されました。

    【マガジン】
    マガジンキャッチ用リセスが左右に設けられ、アンビ対応マガジンになりました。

    【マガジン位置】
    マガジンリップに支えられた初弾の位置が高くなり、チャンバーに装填される際の角度が浅くなりました。

    以上です。

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