FBIのピストル射撃テスト

法執行機関でのコンバットシューティングの技量として、実体験や検定基準などから「大体この程度の射撃はできるようにしておくべき」という、目安と言われているような条件(スピードや精度のような)はあるのでしょうか?

特にホルスターからの抜き撃ちについては、早撃ち特化の競技とは違うデューティキャリーのホルスターとDAピストルで、通常の警察官や連邦捜査官がどのくらいのタイムを基準として求められるものなのか気になります。

 

アメリカでは各法執行機関によって基準が異なるため、警察署によってもピストルトレーニングや資格試験の内容が異なります。

そこで今回は一例として、FBIで行われているピストルコースの基準をご紹介します。

内容は、スタンディングにて3~25ヤードの距離で片手撃ちと両手撃ちを分け、制限時間内に指定された弾数を発射するというもので、FBI捜査官はこのテストに合格することが必須とされています。

 

 

FBIピストルコース

グリップの条件距離
(ヤード)
制限時間
(秒/1セット)
合計弾数
1利き手(2セット)333+3
2右手と左手(※銃を持ち替える)383+3
3両手(4セット)533+3+3+3
4両手(2セット)744+4
5両手(※リロード1回)788
6両手(2セット)1563+3
7両手1584
8両手(※)25152+3+2+3

※2番目は右手で3発撃ち、左手に銃を持ち替えて3発撃ちます。(制限時間8秒)

※5番目は両手で4発撃ち、リロードしてまた両手で4発撃ちます。(制限時間8秒)

※8番目は両手による射撃で、カバー(遮蔽物)まで走って隠れ、スタンディングで2発、ニーリングで3発撃つ動作を15秒以内で行います。これを2回繰り返し、計10発発射します。

1ヤードは91.44cmです。

制限時間は1セットあたりの秒数です。

わかりにくいかもしれませんが、「3+3+3+3」とは1回3発ずつ撃って合計12発消費するという意味です。

 

Photo via targets.net

 

使用するターゲットは、ボトル形をしたFBI規格のFBI-Qターゲットを使用し、ボトルの枠線の内側に命中したものがカウントされます。

計60発中、48発命中で合格です。