ウィンチェスターレンジャーとはどんな弾ですか?

faq_qウィンチェスターレンジャーは名前だけ変更されたブラック・タロン弾なのでしょうか? それと、ハイドラショックのように、中心に棒があり広がるタイミングを遅らせるみたいなような工夫は何かされているんでしょうか?具体的にどういう弾なのでしょうか?

目次

ウィンチェスターレンジャーとは?

faq_aウィンチェスター・ブラックタロンが生産終了となった後、ウィンチェスター社が代わりに登場させたのがウィンチェスターレンジャーSXTでした。SXT(スプリーム・エクスパンション・テクノロジー)は、ブラックタロンとほとんど同じ性能を持つ弾薬ですが、穴の形状を若干変更し、弾頭のジャケットの厚みが先端で厚く、底に向かって薄くなっています。この形状は着弾時に弾頭がより大きく裂けて拡張させる効果があります。

2007年にはウィンチェスター社がウィンチェスターレンジャーTシリーズを登場させ、SXTのデザインを更新して穴の直径を広げ、ジャケットの肉厚が薄くなりました。この形状変さらにより着弾時の弾頭形状はより大きく丸みを帯びた形となっています。

この動画ではブラックタロンとTシリーズを比較しています。バリスティックゼラチンに射撃してテストし、結果ブラックタロンの方が高い貫通力を持つことがわかります。これはTシリーズの方が大きく裂けて拡張するため、抵抗が大きくなったことで貫通力が低くなった結果です。

着弾後の弾頭の直径はTシリーズの方が大きいため、より大きな永久空洞(着弾後に残る穴)を形成しました。また、ブラックタロンは着弾後に一部が千切れて破片を失ったことで重量が91.7%と減りましたが、Tシリーズは96.1%となり、Tシリーズの方がより弾頭重量を保持しています。

ホローポイント弾としての性能は、ブラックタロンより最新のTシリーズの方が良いといえます。

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この記事を書いた人

・1998年:実銃解説サイトを開設
・2001年~2007年:米国に居住し実弾射撃を学ぶ
・エアガンメーカー勤務経験や実銃経験を活かした情報を発信中

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